部屋全体を見渡せる大型スクリーンで、離れていてもそこにいるかのような空間共有を実現する tonari 株式会社は、接続先を変えられる新機能「ロケーション ホッピング」の提供を開始しました。ダイヤルを回すだけで瞬間移動するように接続先を切り替えられることで、より多くの人と簡単に会うことができます。また設置場所の自由度をぐっと高めるオプション「mono」パネルの提供も開始。mono があれば、電源とインターネット回線さえあればどこにでも tonari が設置でき、導入後の移動も可能です。
もっと導入しやすく、つながりやすく。離れていても共に過ごせる tonari が進化
tonari は、高解像度の映像で複数拠点をつなぐ空間共有型のコミュニケーションツールです。床から天井までを映す大型スクリーンが表情、仕草までを細やかに伝え、タイムラグを感じない超低遅延でまるで同じ空間にいるかのようなやりとりが実現。企業、大学、コワーキングスペース、研究機関をはじめさまざまな拠点で導入されています。
オプションのパネル「mono」について
壁に固定する必要がある従来の tonari に比べ、新しい自立型パネル mono は壁がなくても、電源とインターネット回線、そして3m×3mのスペースさえあれば、tonari を部屋のどこにでも簡単に設置することができます。tonariを支えるパネルのみのオプション、mono を使えば tonari をオープンスペースに設置することができ、背面パネルを追加した mono pod であれば、ブースのようなセミプライベート空間を作ることができます。これにより tonari は、展示会やイベントでの一時的な使用や、低コストでの試験的な使用など、より多様なスペースや用途に対応できるようになります。
新機能「ロケーション ホッピング」について
従来の tonari は1台につき1拠点のみの接続でしたが、新機能、ロケーション ホッピングでは1台で複数拠点との接続が可能になります。ダイヤルを回すだけで瞬間移動するようにつながる拠点を切り替えられるこの新機能は、組織内でのコミュニケーション改善や、組織間の連携、また距離を超えた新たなネットワーク作りを後押しする革新的な手段です。ロケーション ホッピングは tonari があればすぐに導入可能。これまで別々に tonari を使っていた既存ユーザー同士でネットワークを構築することもできます。
深刻化する日本の人手不足の解消にも有効な tonari
場所にとらわれないスキルや情報の交換ができるだけでなく、人と人とのつながりを生む tonari は、日本全体が直面する人手不足を解消するための画期的な手段でもあります。
人口減少に伴う国内での人手不足を受けて、多くの企業が打開策を探しています。考えられる対策は様々で、勤務地や勤務時間における柔軟な働き方の促進することで働きやすさを訴求することや、ノンコア業務の外注化、人員確保を目的として海外進出を検討する企業も多く存在します。
人手不足解消のために重要なのは、まず今いる従業員の力を最大限発揮できる環境を整えることです。人手が足りないと思っても、実は業務プロセスの見直しや人材配置の見直しによる効率化でカバーできる業務もあるかもしれませんし、新たな採用に踏み切る前に不足しているスキルを見極める必要もあるでしょう。次に重要な点は、採用や外部の力を求める場合には人物やスキルを重視し、条件は柔軟に考えることです。勤務場所、勤務時間や雇用形態にこだわらないなど、前提条件をゆるめるだけで人手を補う選択肢の数は格段に増えます。このような人材不足の解消法を具体的に進めるうえで、tonari は無理なく、すぐに取り入れられる手段です。
1. 組織内のスキル共有・コミュニケーション促進
まず tonari は、組織内のリソースやスキルを会社全体でしっかり共有するために役立ちます。複数拠点で展開する企業なら、拠点ごとに tonari を設置することで本社に集中する従業員の能力を他拠点と共有することができます。tonari なら、離れていても、いつでも同じ空間で過ごすことが可能なため、個人のスキルを日常的に会社全体で共有できる環境が整います。出張の必要もありません。すでにあるリソース活用で必要な仕事は捗り、さらに新規採用のコスト削減にもつながります。ビデオ通話では実現できない、tonari だからできる組織内のコミュニケーション促進法です。
2. 組織間でのコラボレーション促進
tonari があれば、他の組織とスキルや知識を共有し、日常的に助け合うことも現実的な選択肢になります。たとえば社内にはない専門家の力が必要な場合、新たに採用しようと思っても、そもそもの人手不足に加え、どのような基準で採用を進めるかのノウハウも不足しているため、企業にとって採用はさらに大きな課題になります。しかし、その分野の企業や研究機関と連携することができれば、困難な採用に取り組むことなく、求めるスキルや知識を得ることができます。高度なセキュリティで組織間のネットワークにも対応する tonari は、外部との連携する強力な基盤になります。tonari を通じた自然で温かみのあるやりとりだからこそ、新しい技術開発や新事業など、新たな機会創出にもつながります。
3. 物理的な距離を超えた柔軟な採用
次に、これからの採用を考えるうえで欠かせない、働く場所や時間の柔軟性を実現するためにも tonari は大きな価値を発揮します。これまでは企業の拠点まで通えないという理由で、優秀な人員を諦めた企業や、仕事への応募を諦めた人もいるでしょう。変化が必要だとわかっていながらも、ビデオ通話やチャットのみを通じた従来型のリモートワークに不安がある企業なら、tonari がその不安を解消します。たとえば、tonari を有するコワーキングスペースや自治体と連携すれば、その tonari がある拠点を職場としてリモート採用が可能に。まるで同じ部屋にいるようにともに時間を過ごすことができるため、遠隔マネジメントにつきもののコミュニケーション不足に悩む必要もありません。
さらに、採用拡大のため海外進出を選ぶ場合には、コミュニケーションはさらに大きな課題になります。tonari による自然でスムーズなやりとりは、距離だけでなく文化や言語の違いをこえた相互理解やあたたかいつながりの醸成を後押しします。
また、企業や組織だけでなく、tonari は過疎化が進む地域の人手不足にも役立ちます。たとえば、人口が少ない地方の自治体でも tonari を設置したスペースを作ることで、物理的な距離にとらわれないネットワーク構築が可能に。tonari を通じて、学校の授業や地域のワークショップに専門家を招く、遠方の優秀な人員を採用するなど、多方面で人手不足を解消するための手段となります。
ロケーション ホッピングと mono の登場により、こうした組織内外やコミュニティでのつながりもより身近になり、ネットワークの可能性もさらに広がっていきます。
tonari 株式会社の共同創業者兼CEO、Taj Campbellは「私たちの技術を導入すれば、距離を超えて人間味のあるコミュニケーションができ、共によろこびを持って働きながら力を発揮できます。国内外問わず必要なスキルを手にし、優秀な人材を採用するためにも日本企業は、よりクリエイティブな手段をとるべきです」とコメントしています。
ロケーション ホッピングで実現する「仲間とのエキサイティングな協業の場」
実際に導入した企業からは、海外拠点とのコミュニケーション課題の解決に tonari が大きく役立っているとのポジティブなフィードバックが届いています。加えて、新機能、ロケーション ホッピングの複数拠点切り替え機能により tonari 活用の可能性はさらに広がります。
シンガポール、マレーシア、日本など6か国に拠点を擁する株式会社リバネスは、新機能、ロケーション ホッピング ベータ版を導入。同機能を使いシンガポール、マレーシア、日本にある拠点で空間を共有し、随時切り替えながら、日本の町工場や海外のスタートアップ、大学の研究者や技術者と企業の協業を進めています。
リバネスの丸幸弘代表取締役グループ CEOは「従来のビデオ会議では伝わらない、熱量や勢いのあるコミュニケーションが tonari では当たり前にできる。またロケーション ホッピングで多拠点間でのやりとりが格段にスムーズになった。新たな可能性をもたらす、仲間とのエキサイティングな協業の場になっている」と話しています。
【tonari株式会社】
等身大のスクリーンを介して2つの空間をつなぐコミュニケーションツール tonari を開発する2018年創業のスタートアップ企業。2020年から法人向けに販売を開始し、JR東日本やfreee、欧米や東南アジアなど国内外に導入。tonariは他拠点間のシームレスなコミュニケーションを可能にし、物理的な距離による境界のない世界を目指し、新しい働き方による事業創出に貢献します。
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