東京都渋谷区のDICT CUBE TOKYOを本拠地とする、Web 3.0/ DAOによる共創イノベーションのための社会実験コミュニティであるDICT(運営会社:株式会社Link & Innovation)が、研究および音楽制作領域をサポートする、OECD日本共同研究にも採択された国際共創教育プログラム「プロジェクト詩音」のクラウドファンディングが開始されました。
■「日本の子どもたちが国際共創へチャレンジし、プロフェッショナルの技や心構えに触れ、ワクワクしながら成長できる機会を」
通信制高校教諭でTeam DICTメンバーでもある教育家の宮坂修平(みやさかしゅうへい)氏を発起人としてスタートした本プロジェクトは、宮坂氏の教育現場での実体験や、公開されている中高生を対象とした意識調査結果などから、「社会から分断され、孤独を感じ、自信を持てずにいる子どもたちが日本に沢山いるのではないか」という問題意識を起点としています。子どもたちがワクワクしながら未来を描き、10年先へ向かう自信を得られるような機会を創出するため、本プロジェクトでは、日本、フランス、アメリカの3ヵ国の学生が主体となって一つの音楽を共創し、これを世界に向けて配信リリース致します。
■テーマは「2030年の自分に宛てた手紙」
3ヵ国の学生が参加する本プロジェクトの指針となる楽曲のテーマを「2030年の自分に宛てた手紙」としており、この制作を通して子ども一人ひとりが、友人、家族、進路、社会など、セカイとどのように関わっていきたいか、どのように関わるべきかを真剣に考え、向き合い、これを歌詞や音楽に反映させます。
■第一線で活躍するプロフェッショナルとも共創
本プロジェクトの楽曲は【作詞→作曲→録音】の流れで制作され、その後世界に向けて配信されますが、各工程において各分野のプロフェッショナルを起用し、この共創プログラムに参加していただきます。作詞工程においては、子どもたちが作成した歌詞を、多くのファンを持つ作詞家/シンガーソングライターが補作し、作曲工程においては、子どもたちが歌詞に込めた想いを、多数のアニメ音楽を手掛ける作曲家が作曲〜音源制作を行います。また、録音工程においては人気声優がメインボーカルを務め、その作品のクオリティを高めます。子どもたちがプロの技術を肌で感じる機会が度々訪れる、世界に類を見ない国際共創教育プロジェクトと言えるでしょう。
※現時点で各参加アーティスト名は非公表とさせていただいております。
■OECD(経済協力開発機構)日本共同研究にも採択
本プロジェクトは「OECD(経済協力開発機構)日本共同研究」に選ばれ、東京学芸大学などを事務局とした「壁のないあそび場 – 座 -」に参画しています。子どもたちがプロの技術に触れながら共創するため、効率的に「高い教育効果」を得られ、既存の学校カリキュラムに無理なく融合させられる教育プロジェクトとして研究が進められています。このプロジェクトの完了後、取り組み内容は発起人でプロジェクトオーナーの宮坂氏によって英語論文として執筆され、世界中の教育現場で再現ができる形を取ることが想定されています。
■研究および音楽制作等の領域でDICTが本プロジェクトをサポート
社会起業家でイノベーション・マネジメントの研究者でもあるDICT創設者・代表の山本晋也(やまもとしんや)が、本プロジェクトの研究領域、論文執筆等をサポートしており、音楽制作においてはTeam DICTメンバーで、これまでに多数のCD等音楽作品のほか、環境省「気候変動適応国際協力プロモーションビデオ」及びその楽曲において、共創型の作品制作をプロデュースした実績を持つ音楽プロデューサーの三留丈樹(みとめたけき)が監修として参加致します。また、DICTから誕生した小中学生による企画・立案・運営の自律型カフェ・プロジェクト「Café de DICT」(カフェ・ド・ディクト)のメンバーも歌詞等の制作に参加しています。
■「プロジェクト詩音」を「盆踊りの櫓(やぐら)」のような存在に
本プロジェクトのクラウドファンディング実施に際し、宮坂氏は以下のように想いを綴っています。
「楽しく成長したい!」と切望する子どもたち、「楽しく子どもの成長を支えたい!」と意気込む大人たちが共に集まって踊るための仕組みや仕掛け(「櫓」)をつくっていきます。いずれ人が人を呼び、気づくと大きなうねりとなっているはずです。
「子どもたちが力を合わせて何かを共につくった経験」、それこそが「人づくりであり、国づくり」の礎だと考えています。どうか皆さんお一人ひとりのお力をお貸しください。心より、どうか、どうかよろしくお願いいたします。
クラウドファンディングは下記URLにて実施しております。素晴らしい教育機会の創出のためにお力添えをいただけますと幸いです。
[プロジェクト詩音 クラウドファンディングページ → https://for-good.net/project/1001146 ]
DICT(Design, Innovation, Co-Creation, Technology)とは
DICT(ディクト)は2022年3月、社会起業家の山本晋也によって設立された、web3/DAOによる共創イノベーションのための社会実験コミュニティで、その名称はDesign, Innovation, Co-Creation, Technologyの頭文字によって構成されています。東京都渋谷区代々木のDICT CUBE TOKYOを中心に、DICT Base Miura(神奈川県三浦市)、DICT Base Miyako(沖縄県宮古島市)、DICT BASE FUJI(山梨県富士吉田市)、DICT Base Toyooka(兵庫県豊岡市)、等各地に拠点を有しています。株式会社ByGaudiや株式会社Virgoをはじめ、これまでに10以上の法人が、DICTから誕生しています。
創設者・代表:山本 晋也
本拠地:東京都渋谷区代々木1-44-4 DICT CUBE TOKYO
※本プレスリリースに関する一般の方からのお問い合わせは、下記リンクの株式会社Virgoお問い合わせフォームよりお願い致します。株式会社VirgoはDICTから派生、誕生した企業で、DICTのコンテンツ制作等、運営の一部を担っております。