「Rakuten Fashion Week TOKYO 2025 S/S」シーズン参加ブランド一覧
Rakuten Fashion Week TOKYO(以下 Rakuten FWT)2025 S/S (主催:一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構 以下JFWO)は、主会場の渋谷ヒカリエを中心に9月2日(月)〜9月7日(土)に開催。期間中にフィジカル発表26ブランド、デジタル発表7ブランド、(うち初参加6ブランド、海外からの参加7ブランド)の33ブランドによるショーやインスタレーションが実施されました。
フィジカル発表26ブランド(発表順)●初参加ブランド
1, TELMA/テルマ (●)
2, HOUSE of MUAMUA/ハウス オブ ムア ムア (●) ※ITA
3, HIDESIGN/ハイドサイン
4, PH MODE x TYO by MFF (Manila Fashion Festival)/ピーエッチ モード トーキョー バイ エムエフエフ ※PHL
5, MITSURU OKAZAKI/ミツル オカザキ
6, SHINYAKOZUKA/シンヤコヅカ
7, Global Fashion Collective/グローバル ファッション コレクティブ ※CAN
8, 52tenbo+/コニテンプラ (●)
9, KAMIYA/カミヤ
10, WILDFRÄULEIN/ヴィルドホワイレン
11, FETICO/フェティコ
12, Seivson/セイヴソン ※TWN
13, MARCUS COVINGTON/マーカス コビントン (●)
14, BALMUNG/バルムング
15, yoshiokubo/ヨシオクボ
16, O0u/オー・ゼロ・ユー (●)
17, pillings/ピリングス
18, WISHARAWISH/ウィシャラウィッシュ ※THA
19, YUEQI QI/ユェチ・チ ※CHN
20, HEōS/へオース
21, VIVIANO/ヴィヴィアーノ
22, support surface/サポートサーフェス
23, Chika Kisada/チカ キサダ
24, sulvam(byR)/サルバム
25, MURRAL/ミューラル
26, anrealage homme/アンリアレイジ オム
デジタル発表7ブランド(発表順) ●初参加ブランド
1, Wilsonkaki/ウィルソンカキ ※HKG
2, meagratia/メアグラーティア
3, mintdesigns/ミントデザインズ
4, Keiko Nishiyama/ケイコ ニシヤマ (●)
5, HYKE/ハイク
6, WIZZARD/ ウィザード
7, 六舞宴|ROKUBUEN/ロクブエン
「by R(バイアール)」
sulvam(サルバム)がブランド10周年を記念し文化服装学院でランウェイショーを開催
今シーズンも、冠スポンサーである楽天グループ株式会社(以下「楽天」)が、日本のファッションシーンをエンパワーメントするプロジェクト「by R(バイアール)」を実施。ブランド10周年を迎えたsulvamが、Rakuten FWTで3年ぶりとなるランウェイを開催しました。会場に選んだのは、デザイナー藤田哲平の母校である文化服装学院。今回は6名の学生が3体のショーピースの制作に参加しました。
業界関係者向けに行われたランウェイの前には、文化服装学院の生徒を招いたエクスクルーシブなランウェイを開催。自身の原点である場所で「未来へのバトン」を渡すその姿は、業界関係者、そして未来のファッション業界を担うだろう学生たちの心を動かしたはずです。今季は昨年本格始動したウィメンズも発表。また、現在楽天のファッション通販サイト「Rakuten Fashion」にて、「by R」限定商品を販売しています。
https://brandavenue.rakuten.co.jp/contents/fashionweek/trend/2025ss002/?scid=we_ich_byr25ss_0903_jfw
今季は先シーズンに引き続き、一般参加可能なコンテンツを実施。10周年を迎えたTOKYO FASHION AWARDのアニバーサリーイベントや、JFW NEXT BRAND AWARD 2025 グランプリ受賞ブランドによる展示などを行いました。また、SNSなどを通して一般の方にファッション・ウィークの楽しさを伝える取り組みもパワーアップ。多くの人を巻き込みながら盛り上げたシーズンとなりました。
一般の方も入場可能なアニバーサリーイベント「10 years of TOKYO FASHION AWARD」を会期中に開催。前日には内覧会およびRakuten FWT2025 S/Sオープニングパーティーも
東京を拠点とするファッションブランドが、世界をフィールドに飛躍・ビジネス拡大をするためのサポートを目的とした、東京都ならびにJFWO主催のファッションアワード「TOKYO FASHION AWARD」が、10周年を記念した「10 years of TOKYO FASHION AWARD(以下 TFA)」を9/2~9/7に開催。また会期前夜には内覧会およびRakuten FWT 2025 S/Sオープニングパーティーを、表参道ヒルズ スペース オーにて行いました。
一般を含む約500名が来場し、TFAの10周年とファッション・ウィークの開幕を祝福しました。来場者および会期中にお越しいただいた方々に、先着順で約200ページに及ぶ記念冊子が配布されました。
また、同イベントにて、スペシャルゲストを招いたトークイベントが会期中に2回開催されました。ソッツァーニ・ファウンデーション クリエイティブディレクターのサラ・ソッツァーニ・マイノと、coconogacco主宰の山縣良和氏による対談、そしてファッション・ジャーナリストの向千鶴氏とTAAKKデザイナーの森川拓野氏によるクロージングトークイベントです。どちらも一般の方にご覧いただけるよう、観覧の公募を行いました。
JFW NEXT BRAND AWARD 2025
2023 S/Sシーズンより発足したJFWOによるブランド支援プログラム「JFW NEXT BRAND AWARD」の2025年度受賞者にTELMAが選出され、初となるランウェイを開催しました。高い技術力を持つ日本の産地で作るオリジナル生地にこだわり、独自のプリントで存在感を示しているブランドです。ランウェイ終了後には授賞式を開催。審査員の一部が駆けつけ、JFWO理事長の下地毅がTELMAデザイナーの中島輝道氏に記念クリスタルを贈呈しました。
ファッションの楽しさを再発見した2025 S/Sシーズン
フィジカル発表ブランド
最新であり最高峰のクリエーションを発信するファッションの祭典として、「FASHION FANFARE(ファッション ファンファーレ)」をコンセプトに掲げた今季。ファッションの“楽しさ”や“素晴らしさ”を発見できるファッション・ウィークとして、多くのブランドがそれぞれの魅力を込めたコレクション発表を行いました。公式会場である渋谷ヒカリエおよび、様々な会場でフィジカルでの発表を実施しました。
海外からの参加ブランド
海外からは、初参加1ブランドを含む7ブランドが発表を行いました。イタリア、フィリピン、カナダ、香港、台湾、タイ、中国の7つの地域のブランドが、ランウェイや映像作品でそれぞれのカルチャーが反映されたファッションを表現しました。
デジタル発表ブランド
初参加1ブランドを含む7ブランドが、デジタルならではの方法で、独自のコレクション発表を行いました。
初参加ブランド
海外からの1ブランドを含む6ブランドがRakuten FWTに初参加。ランウェイや映像などで発表を行いました。
「TOKYO FASHION AWARD 2025」受賞ブランド発表
会期前日には公式会場の表参道ヒルズ スペース オーにて 「TOKYO FASHION AWARD 2025」第10回受賞デザイナーの記者発表を開催。2025年度は、KANEMASA PHIL.、Tamme、tokio、HATRA、RIV NOBUHIKO、SATORU SASAKI、TANの合計8ブランドが選出されました。
これらのブランドは、来年度開催される本事業単独のパリでのショールーム「showroom.tokyo」でのビジネスマッチングや、2025年3月のRakuten FWT 2025 A/W公式会場での凱旋イベントの実施を予定しています。
左から HATRA(長見佳祐)、KANEMASA PHIL.(クリエイティブ・ディレクター 馬場賢吾)、RIV NOBUHIKO(リバー・ガラム・ジャン)、paratrait(坂井俊太)、RIV NOBUHIKO(小浜 伸彦)、Tamme(玉田達也)、SATORU SASAKI(佐々木悟)、tokio(木村登喜夫)、TAN(村上亜樹)
「FASHION PRIZE OF TOKYO 2025」受賞ブランド発表
会期最終日となる9月7日には、公式会場の渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホールBにて「FASHION PRIZE OF TOKYO 2025」受賞デザイナー発表会を開催。今年度は浅川喜一朗氏が手がける「ssstein(シュタイン)」が受賞。今後の支援として、国際的知名度向上のため、 2025年1月と6月にパリ・ファッション・ウィークにてショーイベントを開催します。また、3月のRakuten FWTでも凱旋イベントの実施を予定しています。
ファッションの楽しさを多くの人に広げるコンテンツを開催
ファッション・ウィーク開催にあたり、一般の方や来場者も参加可能な様々なコンテンツを展開しました。
coconogacco class in Hikarie
「coconogacco」が渋谷ヒカリエ8階 8/COURTにて、現在在籍中の生徒たちが手がけた作品を展示しました。さらに展示に加え、普段と同じように講師と生徒が対面で個別指導をする授業を実施。生徒たちがさまざまなマテリアルを用いてその場で作品を作り上げるなど、日頃の様子を垣間見ることができる展示となりました。
ストリートファッションのフリマ 《あんとき》マーケット
90年代〜2000年代初頭のストリートブランド全盛期を《あんとき》のストリートと定義し、当時を振り返るウェブメディア「ミミック」が仕掛けるフリーマーケットが渋谷ヒカリエ 8/COURTにて開催されました。俳優の窪塚洋介がプロデューサーを務めるゴルフウェアブランド「8G SHOOT」や、神田神保町の古書店「magnif」も出店し、多くの人が会場に訪れました。
オフィシャルメディア「FASHIONSNAP」による来場者SNAP企画
9月1日(日)の「10 years of TOKYO FASHION AWARD」内覧会およびRakuten FWT 25 S/Sのオープニングイベントから、9月7日(土)までの開催期間中、オフィシャルメディアのFASHIONSNAPによる、来場者おしゃれスナップを実施しました。スナップはFASHIONSNAP公式インスタグラムやストリートスタイル FASHIONSNAPにて公開されています。
オフィシャルメディアWWDJAPAN特別企画「Rakuten Fashion Week TOKYOへご招待」
今シーズンも、Rakuten FWTオフィシャルメディアである「WWDJAPAN」との連携により、「ファッションショーを実際に観てみたい」という思いを持った方々を、抽選によりご招待しました。本企画へご協力いただいたブランドにより660名を募集し、ファッションの“楽しさ”や“素晴らしさ”を、会場で体験していただきました。
「MY RUNWAY」
ショーや会場の空気感、そして来場者を撮影し、ファッション・ウィークの魅力を伝える企画「MY RUNWAY」。今シーズンは、mitograph、Momo Angela、Shogo Morishitaの3人の気鋭フォトグラファーが独自の視点でファッション・ウィークの魅力を切り撮ります。Rakuten FWTの公式インスタグラムにて公開しています。
TOKYO AI Fashion Week
先シーズン、Rakuten FWTの関連イベントとして初開催した TOKYO AI Fashion Week が今季も引き続き、コンテスト、エキシビジョン、そしてセミナーと3つのコンテンツを開催。会期前には、AIを活用したファッションデザインコンテスト のエントリーを募集しました。また、9月20日(金)から、ワールド北青山ビル1階にて応募作品の中から約20点を展示し、初日20日にはセミナー <ジェネレーティブAIとファッションの未来 #4> も開催予定です。
< TOKYO AI Fashion Week – 2025 SS Exhibition >
日時:2024年9月20日(金)14:00~20:00 / 21日(土) 11:00~20:00 / 22日(日)11:00-18:00
※一部変更の可能性があります
会場:ワールド北青山ビル1階 (事前予約不要・入場無料)
< ジェネレーティブAIとファッションの未来 #4 >セミナー
日時:9月20日(金)14:00 開場 14:30開演 17:30終了予定(3部構成)
会場:ワールド北青山ビル1階(事前予約制・参加無料)https://jp.open-fashion.com/blogs/news/generative-ai-and-future-of-fashion-4
2025 S/Sシーズンは、ひとつひとつのブランドの個性が際立ち、「FASHION FANFARE(ファッション ファンファーレ)」というコンセプトの下、ファッションの祭典としての“楽しさ”や、“高揚感”を感じられるファッション・ウィークとなりました。また、先シーズンに続き一般の方も参加できる施策を行い、“ファッションの楽しさ”を広く伝えることができました。
次回、「Rakuten Fashion Week TOKYO 2025 A/W」の開催は2025年3月17日(月)から3月22日(土)となります。引き続き、Rakuten Fashion Week TOKYO にご注目ください。
※一部を除き写真は©JFWOになります。