福岡県田川市で「無染土い草」の畳表を使用した畳を販売する「佐野畳屋」は、日本文化である「畳」、そして貴重な「無染土い草」の香りや手触りなどの魅力を作って楽しみながら体験できる『無染土い草のミニ畳制作キット』を2024年7月20日(土)に発売いたしました。
・作っている様子や、作り方の詳しい手順は下記動画から
・オンラインショップはこちら
https://www.yokamon.jp/ichiba/c200756/140
福岡県田川市に工房を構える「佐野畳屋」は、福岡県内で栽培農家が2軒のみとなっている「無染土い草」の畳表を使用した畳を販売しています。
■「無染土い草のミニ畳制作キット」楽しみ方
・手を動かす楽しさ
作り方の動画を見ながら、手を動かして「ミニ畳」を作ってみよう。
ミニチュアサイズですが、実際の畳と同じ比率となっているため、職人が行っている畳作りを疑似体験できます。
・い草の香りや手触りを楽しむ
畳を作りながら、貴重な「無染土い草」の香りや手触りを楽しむことができます。
いくつも作って、本物の畳のように敷くことも可能です◎
・作っている様子や、作り方の詳しい手順は下記動画から
■実用性・使用方法
リビングのインテリアとして一輪挿しやお気に入りの雑貨・フィギュア置きとして、また、玄関先でお家の鍵や小物を置くことも可能です。
インテリア以外にも、お茶やお菓子を出すときのお盆代わりとしてお客様をおもてなしする際も使用いただけます。
■ギフトにおすすめ
日本人なら「ほっ」とする気持ちを抱く畳。
ミニチュアながら、香りや手触りなど、畳の良さはそのまま。そして、“自分で作る楽しさ”がさらにプラス。
贈り物にピッタリの「無染土い草のミニ畳制作キット」です。
また、日本が大好きな外国の方へのギフトにもおすすめです。
■無染土い草とは
畳の原材料である「い草」。
通常原材料の「い草」は、多くの畳を作る工程で、糸を染めるように、土を使用した“泥染め”という加工が施されます。
“泥染め”は、い草の乾燥促進・乾燥度の均一化や、畳の色落ちを防止する役割を果たしています。
一般的に「畳の香り」と言われているのは、じつはこの泥と、い草自体の混ざった香りです。
「無染土い草」とは、“泥染め”をせずに、乾燥した「い草」です。
現代では、乾燥器の技術発達などにより、泥染めを行わなくても良いようになりました。
しかしながら、泥染めするよりもコストと手間がかかるため、国内で2か所しか生産していない貴重なものです。
■「無染土い草」だからこそ感じられる良さ
なぜ、コストも手間もかかる無染土にこだわるのか?それは魅力があるからです。
【1】草の香り!
何よりの魅力は、泥染めを施していない“自然な「い草」の良い香り”を楽しめること。
あえて例えるなら、草原に寝っ転がって胸いっぱいに空気を吸ったときのよさ。濃厚な抹茶のようないい香りです。
【2】丈夫で長持ち
草が太くて強い品種だから、丈夫で長持ちしやすい畳に。
【3】アレルギー・アトピーへの不安軽減
泥の粒子によるアトピーやアレルギーへの心配がグッと減らせます。
【4】ツルツル感
草の油を足の裏や指先で感じることができ、ツルツル感が気持ちいい。
■商品開発への想い
一大産地・熊本兼八代市の「い草」農家は、約40年前に6,000軒ありましたが、今では330軒ほどに。
収穫まで1年6ヶ月ほどかかる「い草」の栽培への労力、安価な中国産の流入などが主な原因です。
また、独特の魅力を持つ「無染土い草」農家はわずかに2軒のみ。
独特の魅力がありますが、通常の「い草」栽培よりコストと手間がかかるため、生産者が少ないのです。
日本文化である畳、そしてその中でも貴重な「無染土い草」の魅力を知って欲しい。
そんな気持ちで「無染土い草のミニ畳制作キット」の開発を行いました。
お子さんとも一緒に楽しめるキットで、手を動かしながら「無染土い草の畳」の魅力に身近に触れていただきたく思います。
そして、将来みなさんが自宅や実家の畳を作るとき、「無染土い草の畳」が選択肢のひとつになるキッカケとなればと思っています。
■ワークショップも開催予定
本キットを使った親子向けワークショップを福岡市内で開催予定。
【「無染土い草のミニ畳制作キット」商品詳細】
■無染土表のミニ畳
・色(畳縁): ピンク・濃紺どちらか
・サイズ : 約幅24×奥行12.5×高さ2.5cm(完成品)
・重さ : 約200g(完成品)
・価格 : 3,300円(税込)
【セット内容】
・無染土い草の畳表 ×1枚
・畳床 ×1枚
・畳縁(ヘリ) ×2枚
・縁下紙 ×2枚
・釘 ×必要数
・ピン(ロング) ×必要個数
・ピン(ショート) ×必要個数
☆ものさしをご準備ください。
■オンラインショップはこちら
https://www.yokamon.jp/ichiba/c200756/140
■佐野畳屋について
現店主の佐野典久で三代目となる、地元に根付いた畳屋。昭和24年に現店主の祖父が開業。
現在国内での「い草」シェアは中国産が80%、国産は20%だが、「佐野畳屋」では国産品のみを取り扱う。
国内で生産者が2軒しかいない「無染土い草」に力を入れて活動を行っている。