アドベンチャーワールドは、将来の繁殖を目指して長野市茶臼山動物園(長野県長野市)より1頭のシロオリックスを迎え入れます。シロオリックスは野生では絶滅したとされ、保護区や動物園でしか見ることができない動物です。パークではメス5頭を飼育しており、この度、オスのシロオリックスを迎え入れることとなりました。今後は、アドベンチャーワールドに暮らすメスのシロオリックスと顔合わせを行い、繁殖を目指してまいります。遺伝的多様性を保ち、動物のSmile(=しあわせ)を追求して、持続可能な飼育・繁殖による生物多様性の保全に貢献いたします。
【今回仲間入りするシロオリックス1頭について】
・搬入日:2024年10月9日(水)
・搬入元:長野市茶臼山動物園
・搬入頭数:1頭
・性別:オス
・出生日:2023年7月8日生まれ(1歳)
※公開日は未定です。
【アドベンチャーワールドで暮らすシロオリックスについて】
5頭(メス5頭 ※今回仲間入りした個体を含まず)を飼育しています。
【アドベンチャーワールドでのシロオリックス飼育・繁殖について】
1980年10⽉ 飼育開始
1982年 2月 繁殖に初めて成功
以降、37回の出産で計36頭の⾚ちゃんが育成
2010年9月6日の赤ちゃん誕生を最後に繁殖なし
【シロオリックスについて】
分類:偶蹄目ウシ科
学名:Oryx dammah
英名:Scimitar-horned Oryx
生息地:野生下絶滅。チャド・チュニジア・モロッコでは、 飼育下個体の野生下への再導入が行われている。
食性:アドベンチャーワールドでは乾草を与えています。
繁殖:2〜3歳で性成熟を迎えます。約240から260日の妊娠期間の後、1度の出産で1頭の子を出産します。生まれたてのシロオリックスは体重約6〜7kgで、母親の保護の下で成長します。
寿命:飼育下での寿命は20年です。
特徴:体長は約1.5メートルで、長い湾曲した角が特徴的です。オリックスの仲間では唯一、角が後ろに向けてカーブを描いていて、長さは1.2mにもなります。体は完全に白色ではなく、首や脇腹、後肢などが赤茶色になっています。食べ物からの水分だけで、水を飲まずに長時間過ごすことができます。
【アドベンチャーワールド「SDGs宣言・パークポリシー」】https://www.aws-s.com/parktheme-sdgs/
アドベンチャーワールドは、「こころにスマイル 未来創造パーク」として、すべての生命にSmile(しあわせ)が溢れる豊かな未来の地球の姿をパークで体現します。パークという”小さな地球”を通して、関わるすべての人の人生が豊かになるように、動物たちの生命がずっとつながっていくように、自然や資源が循環し再生するように、未来のSmileを創り続けていきます。
【SDGsについて】
SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことです。社会が抱える問題を解決し、世界全体で2030年をめざして明るい未来を作るための17のゴールと169のターゲットで構成されています。2015年9月、ニューヨーク国連本部において193の加盟国の全会一致で採択された国際目標です。