また、2025年の開催に向けて2024年7月から、シンポジウムなどの取り組みを始めます。
■開催の背景
大阪・中之島は、世界的な人気観光エリアであるキタやミナミと異なる都市機能を担う重要拠点であり、東西約3㎞の都心の島には、我が国最高峰の美術館や科学館、図書館、国際会議場、コンサートホール等、多様な文化施設が集積しています。
さらに歴史建造物や企業の高層ビル、島の周囲を流れる豊かな水辺の空間や公園等、美しい都市空間を有し、それはフランス・パリのシテ島やドイツ・ベルリンのムゼウムスインゼルなどに匹敵するポテンシャルであり、日本が世界に誇るエリアです。
しかしながら、中之島を目的として訪問する人や、大阪と聞いて中之島を思い浮かべる人は多くありません。
また、恵まれた文化芸術資源やそれらにゆったりと浸れる落ち着いた景観・空間を持ちながら、欧米諸国のように文化芸術を目的としたツーリズムが確立されているとは言えないのが現状です。
「中之島パビリオンフェスティバル2025」は、中之島が持つポテンシャルを世界的なブランドとして確立するため、 世界水準の文化施設をパビリオンに見立て、公園水辺、公開空地と一体的に会場を形成し、文化芸術度の高いコンテンツをそこへ集中させ、中之島の魅力を一度に体験できる機会を創出、発信する事業です。
オール中之島で取り組む本事業は、学術芸術と企業活動との融合により新たな未来社会づくりに貢献します。
さらに世界中の人々が中之島の文化芸術溢れる環境に共感し訪れ集うようになることで、文化組織や企業、行政と観光客や住民との間で交流を拡大するため、2031年なにわ筋線開通を見据えたまちづくりに寄与し、新たなライフスタイルの創造、ツーリズムの発展にも繋げます。
中之島を「水都大阪のシンボルアイランド」としてブランディングし、“世界中の人々が訪れ集うクリエイティブなまち中之島”の実現を目指します。
実施概要は以下の通りです。詳細は今後検討し、別途発表いたします。
<~訪れ集い、滞在や回遊を楽しむ価値~ 溢れる中之島が誇る文化施設群>
1.実施概要
(1)開催期間
【春フェスティバル】 202 5年4月中旬~ 5月末 コア期間 :5月10日(土) ~ 25日(日)
【秋フェスティバル】 202 5年8月25日~10月末 コア期間 :9月19日(金) ~ 28日(日)
(2)開催場所 : 中之島 及び 周辺エリア
(3)プログラム企画の方向性・企画案
■文化施設(パビリオン)が連携
ナイトミュージアム、各館特別企画、ロビーパフォーマンス、館長トークや学芸員による解説、ホールのバックヤードツアー等、期間中、文化芸術をテーマとした様々な特別体験を一斉に行います。
■パビリオンを繋ぐ空間(公共公開空地)は、芸術と賑わいを創出
中之島を囲む河川には「水上テラス」、歴史建造物の橋梁には「ブリッジテラス」を設置し、ライブパフォーマンスや、アーティスティックな家具を用いた野外ディナー、都会のオアシスで過ごすキャンピング等を展開、水辺の遊歩道や公園にはマーケットやバー等が街に賑わいを創ります。
■MICEで訪れるビジターも参加
国際会議等で来訪されているお客様には、上記企画をエクスカーションとして発信し参加を促進します。
また、MICE主催者にはアフターコンベンション、交流会として、様々な空間を活用したユニークベニューを積極的に提案、誘致します。
■島全体を回遊して楽しむツールやアクティビティ
作家が創作した中之島の物語を各章等に分けて島の各所に点在し、物語を読み繋ぎながら回遊するデジタルゲームや、まちの歴史や文化を探求するスタディツアー、自然と景観の魅力を五感で楽しむクルーズツアー等を実施します。
■学術・芸術・経済が融合する中之島の未来を考えるシンポジウムと中之島宣言
2024年からシンポジウムを重ね、学術・芸術・経済の融合がもたらす中之島のビジョン(中之島宣言)を発信します。
第1回 2024年7月30日(火) 18:00~20:00 、 会場 : 大阪国際会議場 12階 特別会議場
『学術芸術が溢れるまちの未来像』 パネルディスカッション
第2回 2024年11月24日(日) ≪予定・時間未定≫ 、 会場 : 大阪中之島美術館≪予定≫
『創造的実験島を体感するワークショップ(予定)』
第3回 2025年8月≪予定≫
『未来へのアクション開始』 パネルディスカッション(予定) & 『中之島宣言 2025』
※プログラムコンテンツは、現在、企画制作中であり、記載内容に変更が生じる場合があります。
2.目標 来場者数 : 16万人
<~訪れ集い、滞在や回遊を楽しむ価値~ 溢れる中之島が誇る文化施設群>
2024年11月頃まで:「中之島パビリオンフェスティバル2025」の取組にご賛同頂ける協賛企業様を募集
各プログラムの制作、広報物の準備
2024年12月頃 :開催プログラムの発表、広報展開
2025年 2月頃 :プログラム(有料催事)チケット等の販売
以 上