時代を超えて愛され続けている北欧生まれの物語「ムーミン」と、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念とするファッションブランドのマザーハウスがコラボレーション。作者トーベ・ヤンソンが描いたムーミンの世界を、象嵌と呼ばれる伝統技法と、自然の風景をイメージしたグラデーションレザーで表現した長財布およびカードケースの2アイテムが登場。全国のマザーハウス店舗、ムーミンショップで販売開始します。
ムーミン作品が大切に描いてきた「情景」をプロダクトに再現
『ムーミン』という作品の最大の魅力は、なんといってもムーミン谷の仲間たちがくり広げる、ささやかだけど愉快な“毎日”にあります。とはいえ、遠く離れた世界の“毎日”ですから、本来なら私たちはその様子を見聞きすることはできません。でも、物語に触れることで、私たちは空想のうちに彼らの住む場所へと「旅」することができます。この「旅人の目線」こそが、実は作者であるトーベ・ヤンソンの最高の贈り物なのではないかと考え、今回のコラボレーションでは、旅人としてムーミン谷をのぞき見たときに出くわすであろう、彼らの飾らない日々の情景を、プロダクトに写し取ることに挑戦しました。
リトルミイ、スナフキン、ムーミンママ──バッグに財布をしまうとき、ポケットからカードケースを取り出すとき、何気なく目に入る彼らの姿・たたずまいは、まだ自分の知らない世界がどこかに存在していることを思い出させてくれるはずです。かたわらにいつも小さな物語を感じつつ、日々のふとした瞬間に、みなさまが「空想の旅路」を楽しんでくださることを願っています。
伝統技術の象嵌(ぞうがん)でキャラクターを立体的に表現
風景に見立てたグラデーションレザーの上に、今にも動き出しそうなキャラクターを、レザーパーツを組み合わせる象嵌という技法で表現しました。細かなパーツはひとつひとつ、職人の手仕事によって丁寧に組み上げられています。さらにスナフキンの絵柄は象嵌に加え、波紋を表現するエンボス、釣竿を表現する糸の縫いを組み合わせて立体感を演出しました。
コラボレーションロゴとキャラクターのセリフを刻印
商品にはコラボレーションの証しとなるロゴが刻印されています。また、長財布の内側には、ムーミンの小説で語られているキャラクターたちの言葉から、とくに印象的なものをチョイスして刻印しました。
刻印されている言葉 ※長財布に刻印しているのは英語部分のみです。
「Everything‘s fantastic – more or less.」──リトルミイ
(なんだっておもしろいのよ──多かれ少なかれ)
『ムーミンパパ海へいく』ムーミン全集[新版](講談社) より
「You must always take risks when experimenting.」──スナフキン
(なにかためしてみようってときには、どうしたって危険がともなうんだ)
『たのしいムーミン一家』ムーミン全集[新版](講談社)より
「The only thing to do is to start life afresh.」──ムーミンママ
(かんじんなことはただ一つ、視点を変えてやり直すことね)
『ムーミンパパ海へいく』ムーミン全集[新版] (講談社)より
【商品情報】
長財布 全3種
Snufkin L Style Long Wallet(左)
Moomin Mama L Style Long Wallet(中央)
Little My L Style Long Wallet(右)
価格:各28,600円(税込)
サイズ:高さ 9.5cm×幅 19.5cm×マチ 1.5cm
カードケース(名刺入れ) 全3種
Snufkin Card Case(左)
Moomin Mama Card Case(中央)
Little My Card Case(右)
価格:各12,100円(税込)
サイズ:高さ 7.5cm×幅 11cm×マチ 1cm
発売日:2024年11月8日
展開場所:
ムーミンショップ ギンザ、ヨコハマ、ナゴヤ、オオサカ
MOOMIN SHOP ONLINE(https://shop.moomin.co.jp/)
マザーハウス直営店(一部専門店をのぞく)
オンラインストア(https://www.motherhouse.co.jp/)
【ムーミンについて】
「ムーミン」は、作家であり、画家、芸術家であるトーベ・ヤンソンによって生みだされました。ムーミントロールやその仲間たちが繰り広げる物語は、1945年に出版された小説『小さなトロールと大きな洪水』から始まり、50か国以上の国々で翻訳出版されています。原作である小説、コミックス、絵本をもとにしたグッズやスポット、アニメーションなどは、本国フィンランドだけではなく、日本をはじめとする多くの国の人々に愛されています。
【マザーハウスについて】
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念を掲げ、途上国の可能性をバッグ、ジュエリー、アパレルなどのモノづくりを通じて、世界中のお客様にお届けしています。2006年の設立以来、バングラデシュをはじめ、ネパール、インドネシア、スリランカ、インド、ミャンマーの計6か国で、各国の素材と技術を活かしたモノづくりを続けています。販売拠点として、国内46店舗、台湾4店舗、シンガポール2店舗の直営店を展開しています。
【会社概要】
会社名 株式会社マザーハウス
所在地 東京都台東区台東2-27-3 NSKビル2F
設立 2006年3月9日
資本金 27,950,000円
事業内容 発展途上国におけるアパレル製品及び雑貨の企画・生産・品質指導、同商品の先進国における販売
代表 山口絵理子