磐栄ホールディングス株式会社(所在地:福島県いわき市、代表取締役:村田裕之)は、子会社である磐栄運送株式会社が運営する長野県下諏訪の日本酒蔵「諏訪御湖鶴酒造場」の「御湖鶴 純米大吟醸」が、「第95回関東信越国税局酒類鑑評会 純米吟醸酒の部」にて『最優秀賞』を受賞いたしましたことをお知らせいたします。
受賞内容
■第95回関東信越国税局酒類鑑評会
■純米吟醸酒の部
■最優秀賞:御湖鶴 純米大吟醸 山田錦 火入れ
2024年11月14日にさいたま新都心合同庁舎にて表彰式が行われ、受賞カップと表彰状を授与されました。
受賞酒は長野県安曇野市の契約農家で栽培された『山田錦』を精米歩合35%で使用、時間とコストのかかる方法での火入れなど、一切の手間を惜しまずに造り上げた一本です。
鑑評会のテイスティングノートでは「リンゴ、メロン、バナナの香り。丸みを帯びたシルキーなテクスチャーを有する。マンゴーやパイナップルのトロピカルな要素が口中に広がる。豊かな甘味とほどよい苦味のバランス。」と評価されました。
諏訪御湖鶴酒造場
杜氏 竹内重彦
かつて経営難で事業停止に陥ったところから、地元の下諏訪をはじめ、多くの方に応援いただきながら再建に努めてきた結果が実を結びました。
今回の酒造りに使用している米は長野県産の山田錦です。地元の農家の方が非常に苦労しながら作ったお米を使って、このような名誉ある賞をいただけたことは大変喜ばしく、光栄に思っております。
「御湖鶴 純米大吟醸」は、フルーティーでエレガントな風味を持ちながら、口当たりは軽やかですので、さまざまな料理と一緒に味わっていただきたいお酒です。お猪口はもちろん、ワイングラスでも楽しんでいただけると思います。
今後、ユネスコの無形文化遺産に日本の「伝統的酒造り」が登録される見通しですので、日本酒の魅力を世界中に伝えるための活動にも力を入れていきたいと考えております。
皆様、これからもご愛顧の程、どうぞ宜しくお願いいたします。
受賞商品
御湖鶴 純米大吟醸 山田錦 火入れ
北アルプスの湧水が流れる安曇野市の契約農家で栽培された、酒米の王様『山田錦』の中心部わずか35%のみを原料として使用しました。
当蔵では、生原酒を瓶詰め後、湯煎による加熱殺菌(火入れ)を行い、その後急速冷却するという手間と時間、コストのかかる方法を採用しています。
この工程により、火入れをしているにもかかわらず、ガス感を感じるフレッシュでフルーティーに仕上がっています。
透明感があり、シルクのように滑らかな舌触りが特徴のお酒です。ぜひワイングラスでお楽しみください。
アルコール度数:16度
原料米:安曇野市産山田錦
精米歩合:35%
内容量:720mL
関東信越国税局 酒類鑑評会について
関東信越国税局 酒類鑑評会について
長野、新潟、埼玉、群馬、栃木、茨城の6県を管轄とする、関東信越国税局(さいたま市)が主催し、酒類の品質評価を通じて酒造技術の進歩・発展を促し、局管内で製造される酒類の品質向上を図り、酒類業の健全な発展に資することを目的とした鑑評会。
関東信越国税局の管内には約330の酒蔵があり、純米吟醸酒部門では例年約200品が出品されます。吟醸酒の部、純米吟醸の部、純米酒の部の3部門からなり、それぞれの部門において品質が優れているものに優秀賞、各部門で最も優れているものに最優秀賞が授与されます。
【第95回関東信越国税局酒類鑑評会】
・出品点数:174製造場から純米吟醸酒の部に147点の出品
・審査結果:純米吟醸酒の部において、最優秀賞1場、特別賞2場、優秀賞46場
御湖鶴について
御湖鶴は大正元年(1912年)に創業し、風光明媚な諏訪湖畔に佇む下諏訪町唯一の酒蔵です。
全国に広がる諏訪神社の総本山である諏訪大社に奉納され、伝統行事「御柱祭」でも振る舞われる由緒ある地酒ですが、2017年に一度その灯が消えてしまいました。
しかし、下諏訪町唯一の酒蔵の灯を消してはならないという想いから事業承継を行い、2018年に新生御湖鶴として再出発を果たしました。
その後、わずか3年で世界最大級のワイン品評会「IWC(International Wine Challenge)」の日本酒部門において「御湖鶴 純米吟醸 山恵錦」が世界一を受賞。
地元である諏訪の方々を中心に多くのご支援をいただき、今日まで数々の栄誉ある賞を受賞しております。
これからも皆様方に喜んでいただける「心ときめく諏訪のお酒」を作るべく、これからも精進して参ります。
酒づくりのこだわり
・生産者とタッグを組んで個性を生み出す
御湖鶴では高品質で安定した品質の酒造りのために、地元長野県内を中心に高品質の酒米を栽培している農家さんと契約し、6種類の酒米を使って純米吟醸を作っています。
・何度でも理想の味わいを再現する
最高の仕上がりを偶然にしないために、伝統的な職人技をリスペクトしながらも、発酵データや温度情報を共有・分析するICT技術を取り入れることで、杜氏の「経験」や「勘」を超える、再現性の高い酒づくりにこだわり取り組んでいます。
・すべてのプロセスを研ぎ澄ます
理想のお酒のために、御湖鶴独自の酒づくりプロセスを構築。精米~蒸米、製麹、発酵、火入れ、瓶詰め・貯蔵・熟成まで、ICT技術による精度の向上だけでなく、膨大な手間と時間を要する方法での火入れなど、すべてのプロセスに最大限のこだわりを持っています。
御湖鶴 受賞歴
2024年11月 |
全国燗酒コンテスト2024 |
《金賞》御湖鶴 純米辛口 |
2023年11月 |
関東信越国税局酒類鑑評会 |
《優秀賞》御湖鶴 純米大吟醸 |
2023年9月 |
第70回長野県清酒品評会県 |
《知事賞》御湖鶴 純米大吟醸 |
2023年5月 |
国税庁主催全国新酒鑑評会 |
《金賞》御湖鶴 純米大吟醸 |
2023年3月 |
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2023 |
《最高金賞》御湖鶴 純米吟醸 ひとごこち無濾過生原酒 |
2023年3月 |
長野県新酒鑑評会 |
《第1位》御湖鶴 純米大吟醸 |
2022年12月 |
長野県甘酒鑑評会 |
《知事賞》御湖鶴 プレミアム甘酒 |
2022年3月 |
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2022 |
《最高金賞》御湖鶴 純米吟醸 山田錦 無濾過生原酒 |
2021年6月 |
インターナショナルワインチャレンジ |
《SAKE純米吟醸部門 ゴールドメダル》《チャンピオン・サケ》御湖鶴 純米吟醸 山恵錦 |