11月は国際的な映画祭が開催され、映画への関心が高まる時期でもあります。現在では映画を視聴できる様々なプラットフォームがあるため、映画鑑賞がより身近になり、楽しむ人が増えています。海外の映画やドラマも手軽に視聴できるようになった今、日本人はどのように海外作品を楽しんでいるのでしょうか。
世界中のオンライン英会話講師と生徒をつなぐ、オンライン語学学習プラットフォーム Preply(プレプリー)は、現在の日本人の映画鑑賞に関する実態を知るために、20歳〜69歳の男女600名に調査を行いました。
海外映画を楽しむ時、字幕派と吹き替え派はどちらが多いのか、またそれを選ぶ理由は何なのか等が明らかになりました。
調査結果の概要
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海外作品を視聴する際、字幕派が43.0%で、吹き替え派の36.7%よりも多いと言う結果に。
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字幕を選ぶ理由の第1位は「元々の言語のニュアンスを楽しみたい(67.4%)」で、「俳優の声を聞きたい(57.0%)」が第2位。
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対して吹き替え派の理由は「文字を追うのが疲れる(50.9%)」が第1位で、第2位が「映像に集中したい(45.5%)」。
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好きな国の映画ランキングでは1位が「邦画(79.2%)」で圧倒的に多く、第2位が「アメリカ(ハリウッド)57.0%」、3位が「韓国(17.3%)」となった。
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20代では語学学習目的で海外作品を視聴する人も多かった。
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スマホなどをいじらずに、映画を丸々一本観ることは簡単か?という質問に対しては、「簡単・非常に簡単」と答えた人が46.1%で、「難しい・不可能」と答えた18.0 %よりも大きく上回った。
字幕派が43.0%で、吹き替え派の36.7%よりも多い結果に
海外作品を視聴する際、「字幕と吹き替えどちらで観ることが多いか」という質問をしたところ、字幕派が多いことが分かりました。また、「海外の映画やドラマは観ない」と回答した人も約2割を占める結果となりました。
世代別では、「観ない」と回答した人がどの世代も20%代である中、60代では7.5%と少なく、60代は海外映画やドラマを視聴する人が多い傾向にあることが分かりました。
全体的には字幕派が多いという結果でした。それでは、彼らはなぜ字幕を好むのでしょうか。理由を見ていきましょう。
字幕を選ぶ理由の第1位は「元々の言語のニュアンスを楽しみたいから」
字幕派の意見で最も多かったのは、「元々の言語のニュアンスを楽しみたい(67.4%)」でした。映画のセリフや表現には、その言語特有の文化や感情が込められている場合が多いため、字幕で観ることでそのニュアンスをより深く理解し、作品の本質を感じることができるのかもしれません。
また、第2位は「俳優の声を聞きたい(57.0%)」でした。原語での演技をそのまま観ることで、俳優の声や発音、抑揚が直接伝わり、よりオリジナルの演技に没頭できるのかもしれません。
字幕派の意見としては、オリジナル版そのままを楽しみたいという気持ちが強いようです。一方で、吹き替え派の意見はどうでしょうか。
吹き替えを選ぶ理由の第1位は「文字を追うのが疲れるから」
吹き替え派の意見で最も多かったのは「文字を追うのは疲れる(50.9%)」でした。原語のニュアンスを楽しめる字幕は、一方で疲れるという意見もあるようです。
続いて「映像に集中したい(45.5%)」が第2位の理由となり、字幕の文字を追う必要がない分、より映像に集中できるから吹き替えを好むという意見も多いようです。
僅差で第3位となったのが「音声が日本語の方が内容を理解しやすい(43.2%)」という意見で、テキストよりも音声で理解するのが得意な人は、日本語で聴いた方がストーリーが頭に入りやすいのかもしれません。
好きな国の映画ランキング1位は「邦画」、第2位が「アメリカ(ハリウッド)」
好きな国の映画ランキングでは、1位が「邦画(79.2%)」で約8割が好んでおり、第2位が「アメリカ(ハリウッド)57.0%」、第3位が「韓国(17.3%)」でした。
スケールの大きいハリウッド作品も人気ですが、邦画作品を好む人の割合が本調査では圧倒的に多いことが判明しました。先の質問で「海外作品は観ない」と回答した人が約2割いたこともあり、邦画のみを好んで観る人もいるようです。
20代は語学学習目的で海外作品を視聴する人も目立つ
語学を学びたい人にとって、その国の映画・ドラマを活用することは、学習方法の一つとして知られていますが、本調査では「語学学習を目的に映画を観ることはない」と回答した人が全体で約半数でした。
世代別にみると、20代は「観る・たまに観る」と回答した人が30%以上いました。若い世代は、語学学習により熱心である可能性が高く、映像作品が比較的活用されていることが分かりました。
映画やドラマではネイティブスピーカーの自然な会話を聴くことができるため、教科書では学べないリアルな表現が身につくと考えている人も多いのかもしれません。
スマホなどをいじらずに、映画を丸々一本観ることは「簡単」と答えた人が、「難しい」と答えた人よりも大きく上回った
SNSなどの通知等で集中できず、映画を丸々一本観ることが難しい人がいる、というニュースを見かけますが、実態を明らかにするためにこの件についても調査を行いました。
結果、「非常に簡単・簡単」と答えた人が約46%と多数派で、「難しい・不可能」と答えた18.0%よりも大きく上回っていることが分かりました。
しかし「不可能」と回答した人も4.3%存在しており、映画がより気軽に視聴できるようになったからこそ、何かの作業をしながら視聴する「ながら観」など、視聴態度も多様化しているのかもしれません。
まとめ
今回の調査から、海外作品を観る際は「字幕派」が多く、その理由としては「元々の言語のニュアンスを楽しみたい」という理由が多いことなどが分かりました。原語で視聴することで、その作品の微妙なニュアンスや文脈を読み取り、より作品本来の良さを理解することができるかもしれません。
一方で「字幕は追うのが疲れてしまう」という意見もありました。もし視聴者が海外作品の原語を聴いて理解することができれば、文字を追うことなく、オリジナルの演技や作品の良さをより楽しむことができるでしょう。
Preply(プレプリー)では、様々な言語のマンツーマンレッスンをオンラインで提供しています。英語の個人レッスンの他、韓国語の個人レッスンなども受けることができます。また英語レッスンでは、イギリス英語やアメリカ英語など、各国独自のアクセントを学ぶことも可能です。ネイティブスピーカーの講師からリアルな表現を学習することで、映画やドラマで繰り広げられる会話も理解しやすくなり、よりその国の映画を楽しむことができるかもしれません。
調査概要
調査期間:2024年10月24日
サンプル数:600
調査対象者:日本在住の20歳〜69歳
調査方法:インターネット調査
引用・転載の際のお願い
調査結果を引用・転載される際には、以下2点のご対応をお願い申し上げます。
・「オンライン英会話レッスン Preply(プレプリー)調べ」の記載
・URL https://preply.com/ja/online/english-tutors の記載
Preply(プレプリー)について
プレプリーは、世界180カ国で50カ国語を教える32,000人以上の家庭教師と、数十万人の学習者をつなぐオンライン語学学習のマーケットプレイスです。機械学習のアルゴリズムによって生徒と家庭教師をマッチングさせ、選ばれた家庭教師は、学習者の予算、スケジュール、現在の知識に合わせてカスタマイズされたレッスンプランを作成します。
プレプリーは2012年にウクライナのKirill Bigai、Serge Lukyanov、Dmytro Voloshynのチームによって設立され、現在、58カ国の国籍からなる400人以上の従業員がいます。米国を拠点に、ヨーロッパ、米国、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの30カ国に従業員がいます。
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