本日、文庫『こいごころ』が発売されたことで、畠中恵さんの大人気「しゃばけ」シリーズの累計発行部数が1000万部を突破しました。これを記念し、「特製レトロボトル入り鳴家飴」を抽選で300名にプレゼント。また、2025年には、「しゃばけ」シリーズがアニメ化されることも決定しており、さらなる盛り上がりを見せています。
病弱な若だんなと妖たちがお江戸の難事件を解決していく「しゃばけ」シリーズ。本日発売の文庫最新刊『こいごころ』は第21弾にあたる作品で、妖狐や化け狸が登場する表題作「こいごころ」など、心あたたまる5つの物語が収められています。文庫解説を執筆したのは、俳優の南沢奈央さん。南沢さんはある作品を掘り下げ〝「しゃばけ」シリーズにまた新たな名作の誕生である〟と書いています。
累計1000万部突破を記念し、しゃばけシリーズに欠くことのできない妖である鳴家(やなり)をモチーフにした金太郎飴を作りました。東京・三ノ輪の金太郎飴本店とのコラボによって実現した特製飴を、今回は抽選で300名にプレゼントします。
今回の文庫最新刊の発売と合わせ、待望の「しゃばけ」シリーズのアニメ化も発表されました。
アニメーション制作は「アイカツ!シリーズ」や「銀魂」シリーズなどを手掛けるBN Pictures、そして主人公の若だんな役は「僕のヒーローアカデミア」緑谷出久役の山下大輝さんに決定。放送は2025年の予定です。
2001年にシリーズ第1作『しゃばけ』が発売されてから23年。「しゃばけ」シリーズは、さらになる盛り上がりを見せています。
■内容紹介
寝込んでいた若だんなのもとに、妖狐の老々丸と笹丸が訪ねてきた。老々丸は、力の尽きかけている笹丸を、若だんなの祖母・大妖おぎんのいる神の庭で暮らせるようにしてほしいという。だが、おぎんに知らせる術はない。
困った三人は、名僧・寛朝の力を借りようと広徳寺に向かうが、そこには化け狸にまつわる思いもかけぬ事件が待っていた! そして、笹丸に隠された秘密とは⁉(表題作「こいごころ」)
ほかに、若だんなの生まれた日を祝おうとしてとんでもない騒動が巻き起こる「せいぞろい」や、謎の医者・火幻が登場する「遠方より来たる」など5編を収録。優しさと切なさにあふれるシリーズ第21弾。
■著者紹介・畠中恵(はたけなか めぐみ)
高知県生れ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学卒。漫画家アシスタント、書店員を経て漫画家デビュー。その後、都筑道夫の小説講座に通って作家を目指し、『しゃばけ』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。また2016(平成28)年、「しゃばけ」シリーズで第 1 回吉川英治文庫賞を受賞する。他に「まんまこと」シリーズ、「若様組」シリーズ、「つくもがみ」シリーズ、「佐倉聖の事件簿」シリーズ、「まことの華姫」シリーズ、『けさくしゃ』『うずら大名』『わが殿』『猫君』『御坊日々』『忍びの副業』などの作品がある。また、エッセイ集に『つくも神さん、お茶ください』がある。
■書籍データ
【タイトル】こいごころ
【著者名】畠中恵
【発売日】2024年11月28日
【造本】文庫
【定価】737円(税込)
【ISBN】978-4-10-146143-4