BL界で独自の世界観を描く作家・市梨きみは、現在、ihr HertZ(奇数月末日発売)にて、本格BLファンタジー『お伽話は地獄の果て、』を連載している。
武の大国ヒライスの王宮を舞台に、主人公に16歳の魔術を使えない魔術師・レヴィ、不幸を呼ぶ“死神王子”と忌まれる6歳の第13王子・サフィールの運命を描く異世界王宮ファンタジーだ。
ハッピーエンドが多くの支持を得ることが多い中、『心中するまで、待っててね』(リブレ刊)などで、いわゆるメリバ的な世界観を描き、人気を得ている稀有な魅力を持つ著者・市梨きみが、満を持して丹念に、純度の高い死と暴力と愛を描こうとしているのが、本作『お伽話は地獄の果て、』になる。
■3巻あらすじ
憎悪と裏切りと暴力が蔓延している王宮で、
“死神王子”と疎まれる第13王子サフィールは、
宮廷魔術師のレヴィとふたり、生き抜くことを決意していた。
そんな時、サフィールを憎む姉王女と兄王子から
お茶会に招待され、悪辣な行為で命を弄ばれる。
そこにサフィールを狙う刺客ばかりか、
王妃陛下の護衛まで現れ、凄惨な闘いが始まってしまう。
サフィールの幸せだけを願うレヴィは、
苛烈な王太子イルドラードと対峙することになり!?
自分の唯一を守るため、闘いの火蓋は切られた!!
【既刊情報】
■1巻あらすじ
ようやく見つけた、世界で一番大切な宝物
武の大国ヒライスには四つの魔術師団がある。
王族警護の精鋭である第一魔術師団。
実戦魔術部隊である第二魔術師団。
魔術や魔道具の開発・研究機関である第三魔術師団。
そして、それ以外の一芸ある者が集められた第四魔術師団。
その中でも魔術師でありながら魔術が使えず、
やりたいこともない、変わり者がレヴィだった。
ただ生きてるだけの絶望しかない日々の中、
レヴィが出会ったのは、死にぞこないの末王子と呼ばれる、
第13王子サフィールだった。
レヴィ、16歳。サフィール、6歳。運命の出会いだった!
悪意だらけの王宮で、ふたりは初めて人の温もりを知り……
■2巻あらすじ
弱くては生き残れない
武の大国ヒライスの王宮で、第13王子サフィールは、
周囲の人間に不幸を呼ぶ“死神王子”と呼ばれ、忌まれている。
しかし、実際は常に命を狙われ、自分のせいで
周囲の人が死ぬことを恐れる、心優しい王子だった。
そんなサフィールを守るため、宮廷魔術師のレヴィは
サフィール付きの魔術師になる。
サフィールもまた、初めて純粋な好意をくれたレヴィを守るため、
強くなることを誓った。
悪意と敵だらけの宮廷で、ふたりの闘いが始まる!!
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