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白雪真咲、生瀬むぎ、甘木ジュリ、笑原はな、森山遥夏、桜衣もえのが加入し、9月から新体制となったびっくえんじぇる。11月29日、彼女たちが「池袋・サンシャインシティ噴水広場」にて、この日配信リリースした新曲「生憎！いい肉！ミートデイ♡」のリリースイベントを開催した。

11月29日が“いい肉の日”ということで、曲名に合わせてこの日の配信リリース＆イベント開催となったようだが、「池袋・サンシャインシティ噴水広場」といえば、アイドルイベントのメッカとも言える場所。そんな聖地で彼女たちが行う初めてのイベントとあって、会場には多くのファンが詰めかけ、開場時にはすでにステージ前はすしづめ状態。1階、2階もファンが列をなしており、彼女たちへの期待度がうかがわれた。

客層は老若男女という言葉がぴったりで、制服を着た学生たちから親子連れ、メンバーの両親世代を思しき人たちまで、びっくえんじぇるが幅広い層に愛されていることが改めて認識できた。

SEが鳴り響き、ステージ後方で噴水が上がったのをきっかけに手拍子が巻き起こり、サイリュームが打ち振られる中、びっくえんじぇるが登場し、観客からは大きな歓声が上がった。この日は、オリジナルメンバーの多田えりと新メンバー6人による7人体制でパフォーマンス（大橋ミチ子は産休中）。彼女たちはいきなり新曲「生憎！いい肉！ミートデイ♡」を歌い踊る。軽快でポップなダンスナンバーという趣のこの曲は、新体制となって初めてリリースするもの。楽しげな曲調と、美味しい肉料理の魅力を存分に歌い込んだ楽しい歌詞は彼女たちにぴったり。そんな新曲を7人は、早口のラップやコミカルな芝居風のシーンなども交えてはつらつと歌い踊る。その表情は満開の笑顔で、ここでライブができるのが楽しくてたまらない……そんな気持ちがあふれ出ているようだった。

MCで自己紹介をすますと全員で「いただきま～す！」と声をそろえて挨拶。メンバーは「初めての噴水広場でのリリースイベントにたくさんの人が来てくれて嬉しい」と口々に感謝の気持ちを伝えていた。すると、甘木が「タオルが気になる」と笑原に視線を向ける。なんと彼女のタオルは肉模様！「意識が高いから肉のタオルを持ってきた！」と会場を和ませると、森山が「え～、お肉を食べたら元気になるという曲です」と話を引き継ぎ、新曲を改めて解説して締めくくった。

「デリシャスDays」からライブを再開。7人はやはりコミカルな動きを交えながら弾むようにパフォーマンスを繰り広げていく。「いただきます！」と声をそろえるパートでは、観客も一緒になって声を上げ、一体感もどんどん高まっていった。続く「愛をありがとう」では、大きなコールが生まれて、さらにライブは盛り上がっていく。多田が「恋をしよう」、桜衣が「アイ・ラヴ・ユー」の台詞をかわいらしくきめると、会場からはさらなる大歓声が上がった。

ステージの後方にあるモニターに映し出された大橋の写真を見上げながら多田が「今日はお休みですけど、後ろにちゃんといるんで8人のびっくえんじぇるです」と前置きしてスタートした「ダイエット始めなきゃ」では、「オイ！オイ！」という大コールに乗って、メンバーがフロアの後方、1階、2階へと会場中に視線を送りながらライブを盛り上げていく。「びっくえんじぇる最高！」を全員で叫ぶと、会場は大きな拍手に包まれた。

ここで来年2月23日にタワーレコード渋谷店で無料ライブを開催することが発表された。タワーレコードのイベントも、噴水広場でのイベントと並ぶ音楽業界の定番行事。こちらも大いに盛り上がることだろう。さて、ライブもいよいよ佳境。ラストを前に白雪が「終わりたくない！」とこぼすと、メンバーも「終わりたくない～」を連発して名残を惜しんだ。しかし、生瀬が意を決したように「最後の曲です」と宣言。会場からは「ええ～」という声が上がったが、お約束の展開が楽しかったようで、再度「最後の曲です」「ええ～」を繰り返し、会場を笑わせた。

気を取り直して最後は再びの「生憎！いい肉！ミートデイ♡」。冒頭よりもさらにダイナミックに、そしてこれまで以上に楽しそうにパフォーマンスを繰り広げて、ライブを締めくくった。

びっくえんじぇるのライブは終始笑顔にあふれており、彼女たちがライブを楽しんでいることがひしひしと伝わってくるものだった。観客も一緒になって声を上げてライブを盛り上げる。また、一心不乱にサイリウムを振り続けるファンや、ひたすら振りコピを続けるファンもおり、メンバーと一緒になってライブを盛り上げつつも、それぞれ思い思いのやり方でライブを楽しんでいる姿も印象的だった。