キリンビール株式会社(社長 堀口英樹)は、一般社団法人日本ネーミング協会(会長 岩永 嘉弘)が特許庁の後援の下、主催する「日本ネーミング大賞2024」(https://j-naming-award.jp/)において、「キリンビール 晴れ風」が、「ルーキー部門」で優秀賞、そして、全部門で日本ネーミング大賞(最優秀賞)を受賞しました。
「日本ネーミング大賞」は、優れたネーミングを表彰することでネーミングの重要性を広く社会に発信し、生活文化を豊かにし、産業の発展に寄与することを目的に、開催されるアワードです。当アワードでは、2023年10月1日(日)から2024年9月30日(月)までの間に、日本国内で販売または提供されている「商品名」「サービス名」「社名」などのうち、商標登録されているものが対象で、応募総数762件の中から全7部門の優秀賞や審査員特別賞などが決定されました。
「キリンビール 晴れ風」は、100年以上続くキリンのビールづくりに新しい発想を取り入れ、「ビールとしてのうまみ」と「飲みやすさ」の両立を目指し、誕生した商品です。審査においては、“世の中を晴れやかにする”というネーミング由来の熱意や、新しい風が吹いてくるような言葉の心地よさが伝わるとして、高い評価をいただきました。
●商品概要
当商品は、キリンビールより今年4月に発売しました。ネーミングには、「お客様を、そして世の中を晴れやかにし、良い風を吹かせていきたい」という思いを込めました。麦芽100%の麦のうまみと、日本産希少ホップ「IBUKI」の爽やかな香りが感じられ、「ビールとしてのうまみや飲みごたえ」と「飲みやすさ」を両立させたバランスの良い味わいが特長です。ビールを飲むよろこびを広げてくれた「日本の風物詩」を守り、そこに集まる人々の笑顔を未来につなげていく取り組み「晴れ風ACTION」にも、共感を得て好評いただいています。
●受賞理由
「造語でありながら、日本人なら誰にでも伝わる爽やかさがあり、普通の言葉の組み合わせなのに新鮮な語感に惹きつけられた」、「ハレカゼ(読み)=アエアエ(母音)と母音を繰り返す語感が、人の心に残る強さもある」、「機能面や中味ではなく、情緒的なネーミングで定番や王道を狙っていこうというチャレンジ・覚悟が感じられる」など、複数の審査委員から高く評価いただきました。また、閉塞的で不安なニュースが多い中、新しい風が吹いてくるような言葉の心地よさや、ネーミングに込めた思いが伝わる事も、支持・評価された理由となりました。
日本ネーミング協会は、「ネーミングは、マーケティングの成功に寄与するだけでなく、商品やサービスに命を吹き込む、そして、時には時代の期待や希望を反映させていくもの」と考えます。その意味においても、当商品は改めて「ネーミングの重要性」を広く社会に発信できるものとして、“2024年に賞賛すべきネーミング”と評されました。
キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します。