2025年は日本と韓国が「日韓基本条約」を締結し、国交正常化してから60周年の節目となります。
公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団(以下、東京フィル/所在地:東京都新宿区/理事長:三木谷浩史)は、2025年3月にこの節目を記念し、韓国を代表するオーケストラKBS交響楽団と両国を代表する若き才能をソリストに迎え、東京とソウルの2都市で合同オーケストラによる特別演奏会を開催します(特別協賛:株式会社ロッテホールディングス)。
本公演を発案し、指揮をつとめるのは韓国出身の世界的指揮者で東京フィル名誉音楽監督/KBS響桂冠指揮者、マエストロ チョン・ミョンフン。アジアが生んだ世界的マエストロの指揮のもと、日韓二つのオーケストラのメンバーが一つのオーケストラとして結集し、音楽を通じた二つの国のコラボレーションを実現します。前半のモーツァルト「2台のピアノのための協奏曲」は日韓両国の若きピアニストソヌ・イェゴンと五十嵐薫子をソリストに迎えての演奏。メインプログラムは世界のクラシック・ファンから高い人気を誇るマーラー「交響曲第1番『巨人』」です。
社会の縮図といわれるオーケストラ。二つの”社会”がマエストロの指揮のもと一つになって音楽を創る――その感動は、両国の友好関係をより力強いものへと結びつける、代えがたい体験となることでしょう。
公演情報
日時・会場
2025年3月2日(日)14:00開演(13:15開場) 東京オペラシティ コンサートホール
https://www.tpo.or.jp/concert/20250302-01.php
※韓国公演は2025年3月3日(月)19:30開演 ロッテ・コンサートホール(ソウル)にて、同キャスト・同演目で開催します。東京フィルチケットサービスでは韓国公演のお取り扱いはございません。
https://www.kbssymphony.org/eng/concerts/concerts_view.php?number=28824
出演
指揮:チョン・ミョンフン(東京フィル 名誉音楽監督/KBS響 桂冠指揮者)
ピアノ:ソヌ・イェゴン*、五十嵐薫子*
管弦楽:KBS交響楽団&東京フィルハーモニー交響楽団 合同オーケストラ
プログラム
モーツァルト/2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K365
(ピアノ:ソヌ・イェゴン、五十嵐薫子)*
マーラー/交響曲第1番『巨人』ニ長調
主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団、KBS交響楽団
特別協賛:株式会社ロッテホールディングス
後援:外務省、日本政府観光局(JNTO)、駐日韓国大使館 韓国文化院
チケット情報(3/2東京公演について)
◆料金(税込・全席指定)
定価 SS席¥15,000 S席¥10,000 A席¥8,500 B席¥7,000 C席¥5,500
東京フィルフレンズ料金 SS席¥15,000(割引なし) S席¥9,000 A席¥7,650 B席¥6,300 C席¥4,950
※東京フィルフレンズ会員様は10%割引でご購⼊いただけます(SS席を除く/受付はお電話のみ)
https://www.tpo.or.jp/tickets/friends.php
◆チケット発売日
最優先発売日(東京フィル賛助会員・定期会員様対象) 12月14日(土)10:00~ ※東京フィルチケットサービスへのお電話のみ
優先発売(東京フィルフレンズ会員対象) 12月21日(土)10:00~ ※東京フィルチケットサービスへのお電話のみ
WEB優先発売 12月21日(土)10:00~2025/1/6(月)23:59 ※東京フィルWEBチケットサービスからの購入でどなたでも1割引き
一般発売日 2025/1/7(火)10:00~ ※東京フィルチケットサービス、各種プレイガイドで一斉発売
◆チケット問合せ・申込み
[最優先/優先発売日以降]
東京フィルチケットサービス 03-5353-9522(平日10:00~18:00/土日祝・年末年始休み/発売日12/14(土),12/21(土)のみ10:00~16:00営業)
[WEB優先発売日以降]
東京フィルWEBチケットサービス https://www.tpo.or.jp/ (24時間対応・座席選択可)
[一般発売日以降]
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
チケットぴあ https://t.pia.jp/【Pコード: 285-791】
イープラス http//eplus.jp
◆ご来場の皆様へ
・全席指定です。入場券指定の座席にご着席ください。演奏開始間際の入場の際にはスタッフの案内で入場券記載とは異なるお席への着席をお願いすることがございます。
・演奏中のご入場は固くお断りいたします。楽章間のご入場は楽曲の進行によりスタッフがご案内いたします。ご入場いただけない場合もございますのでご了承ください。
・未就学児のご入場はお断りしております。
・やむを得ない事情により、出演者・曲目などが変更になる場合がございます。
・公演中止の場合を除き、お求めいただいたチケットの払戻・変更等はいたしません。
出演者について
チョン・ミョンフン 指揮 Myung-Whun Chung, conductor
東京フィルハーモニー交響楽団 名誉音楽監督/KBS交響楽団 桂冠指揮者
韓国ソウル⽣まれ。マンネス⾳楽学校、ジュリアード⾳楽院でピアノと指揮法を学ぶ。1974年チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部⾨第2位。その後ロスアンジェルス・フィルにてジュリーニのアシスタントとなり、後に副指揮者。ザールブリュッケン放送響⾳楽監督および⾸席指揮者(1984〜1989)、パリ・オペラ座バスティーユ⾳楽監督(1989〜1994)、ローマ・サンタチェチーリア管⾸席指揮者(1997〜2005)、フランス国⽴放送フィル⾳楽監督(2000〜2015。現在は名誉⾳楽監督)、ソウル・フィル⾳楽監督(2006〜2015)、シュターツカペレ・ドレスデンの⾸席客演指揮者(2012〜)など歴任。1997年に本⼈が創設したアジア・フィルの⾳楽監督も務める。2022年6⽉、イタリア共和国功績勲章であるグランドオフィサーの称号を⻑年にわたるイタリアの⽂化発展への貢献に対して受勲。2023年3⽉、イタリア・ミラノのスカラ・フィルハーモニー管弦楽団として初めての名誉指揮者に就任した。
2001年に東京フィルハーモニー交響楽団のスペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーに就任、2010年より桂冠名誉指揮者、2016年9⽉に名誉⾳楽監督に就任。ピアニストとして室内楽公演に出演するほか、アジアの若い演奏家への⽀援、ユニセフ親善⼤使、アジアの平和を願う活動など多岐にわたり活躍している。
ソヌ・イェゴン ピアノ Yekwon Sunwoo, piano
「クリーンで、エネルギッシュで、恍惚としていた」 -ニューヨーク・タイムズ
「技術的な素晴らしさと芸術的な感性で観客を圧倒」 -ワシントン・ポスト
第15回ヴァン・クライバーン国際コンクールの優勝者、1989年韓国生まれのソヌ・イェゴンは、“楽器を意のままに操る技術と表現力”(サンフランシスコ・エグザミナー紙)と、ヴィルトゥオーゾとして高く評価されており、自身は「音楽の真実と純粋な美しさを追求し、深い感情を聴衆に伝えたい」と語っている。
ソリストとして、これまでミュンヘン・フィル(ゲルギエフ指揮)、ベルギー国立管、デンマーク王立管(トマス・セナゴー指揮)、フォートワース響(レナード・スラットキン指揮)、ボルティモア響(マリン・オールソップ指揮)らと共演の他、KBS交響楽団(ヨエル・レヴィ指揮)とのヨーロッパツアー、パリ室内管弦楽団(J. P. ヴァレーズ指揮)、KBS交響楽団(J.v.ズヴェーデン指揮)の韓国公演にも出演。
日本では、2013年の仙台国際音楽コンクール優勝を機に、仙台フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団等と共演。
リサイタルでは、カーネギーホール(ワイルホール)、ウィグモア・ホール、サル・コルトー、ゲヴァントハウス、エルプフィルハーモニー他、韓国、ヨーロッパ、アメリカ全土、クモ・アシアナ財団主催によるコスタリカ、グアテマラ、パナマツアー等各地で演奏をしている。室内楽におけるアンサンブル能力も高く評価されており、エルサレム弦楽四重奏団、ブレンターノ弦楽四重奏、ニューヨークフィル四重奏団等と共演。リンカーンセンターの室内楽講演会、サミット音楽祭、ボウドウィン国際音楽祭、トロント夏の音楽祭にも多数招かれている。
韓国アニャン出身。8歳の時にピアノを始める。2005年にアメリカのカーティス音楽院に留学、その後ジュリアード音楽院、マネス音楽院にてセイモア・リプキン、ロバート・マクドナルド、リチャード・グードに師事。現在はハノーヴァーにてベルント・ゲツケ教授に師事している。ヴァン・クライバーン国際コンクールでの優勝(金メダル)の他、2012年ウィリアム・カペル国際ピアノコンクール、2013年仙台国際音楽コンクール優勝、ヴェルビエ音楽祭のヴァンドーム賞、2015年ドイツ国際ピアノ賞(フランクフルト)等受賞歴多数。2024年江原道冬季ユースオリンピックと韓国・ドイツの外交関係樹立140周年の広報大使に任命された。
五十嵐薫子 ピアノ Kaoruko Igarashi, piano
2022年に第76回ジュネーヴ国際音楽コンクールのピアノ部門で第3位およびRose Marie Huguenin Prizeを受賞。
6歳から、桐朋学園子どものための音楽教室でピアノを学び、桐朋学園大学を首席で卒業。皇居内の桃華楽堂での御前演奏会に出演し、また同年のベルギー王妃来日の際にも、御前演奏を行った。桐朋学園在学中は、第84回日本音楽コンクール第3位、併せて最も印象的な演奏に贈られる三宅賞を受賞するほか、ピティナ・ピアノコンペティションB級金賞、特級銅賞、ショパン国際ピアノコンクールin ASIA全国大会金賞、アジア大会銀賞、日本ショパン・ピアノコンクール第3位ほか受賞多数。これまでに東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団などと共演。
室内楽では、ワディム・レーピン、徳永二男、長谷川陽子らと共演しているほか、2020年の第89回日本音楽コンクールで、チェロ部門の共演者として審査員特別賞を受賞。NHK-FM『リサイタル・パッシオ』『ブラボー・オーケストラ』などに出演。これまで今泉紀子、山田富士子、村上弦一郎、横山幸雄、岡本美智子の各氏に師事。2010年桐朋学園高等学校奨学生、14年桐朋学園特別奨学生、14〜15年明治安田クオリティオブライフ文化財団奨学生、16年にはライプツィヒのメンデルスゾーン・アカデミー奨学生、17~18年桐朋学園仙川キャンパス特待生、18年~19年度ロームミュージックファンデーション奨学生。
KBS交響楽団 KBS Symphony Orchestra
1956年韓国放送公社(KBS)によって設立。その高水準の演奏で韓国のクラシック音楽界の成長を牽引してきた。チョン・ミョンフン(第5代首席指揮者)をはじめ、数十年にわたり世界的指揮者が同楽団を率い、2022年にはピエタリ・インキネンが音楽監督に就任。世界トップクラスのオーケストラへと更なる飛躍が期待されている。2018年、ドイツ・グラモフォンからマーラー「交響曲第9番」ライヴCDをリリース。テレビ・ラジオの放送演奏に加え、「デジタル・Kホール」を開設し、高品質の音楽コンテンツを無償で広く提供している。比類ないパフォーマンスと革新的なイベントを通じて、韓国のクラシック音楽の顔およびリーダーとしての役割を果たし続けている。
東京フィルハーモニー交響楽団 Tokyo Philharmonic Orchestra
1911年創立。日本で最も古い歴史と伝統を誇るオーケストラ。約160名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督にチョン・ミョンフン、首席指揮者にアンドレア・バッティストーニ、桂冠指揮者に尾高忠明、大野和士、ダン・エッティンガー、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフ、アソシエイト・コンダクターにチョン・ミンを擁する。
Bunkamuraオーチャードホール、東京オペラシティ コンサートホール、サントリーホールでの定期演奏会や「渋谷/平日/休日の午後のコンサート」「ハートフルコンサート」「ニューイヤーコンサート」「第九特別演奏会」など、クラシック音楽を広く普及させる自主公演の他、新国立劇場のレギュラーオーケストラとしてオペラ・バレエ演奏、『NHKニューイヤーオペラコンサート』『ブラボー!オーケストラ』『名曲アルバム』『クラシックTV』『題名のない音楽会』『東急ジルベスターコンサート』『NHK紅白歌合戦』『いないいないばあっ!』などの放送演奏により、全国の音楽ファンに親しまれる存在として高水準の演奏活動と様々な教育的活動を展開。2020~21年のコロナ禍における取り組みはMBS『情熱大陸』、NHK BS1『BS1スペシャル 必ずよみがえる~魂のオーケストラ 1年半の闘い』などのドキュメンタリー番組で取り上げられた。
1989年にBunkamuraオーチャードホールとプロのオーケストラとして日本で初めてフランチャイズ契約を締結。また、東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。
海外公演も積極的に行い、2014年3月には創立100周年記念事業としてアジア・欧米6か国を巡るワールド・ツアーを開催。2015年12月に日韓国交正常化50周年を記念してチョン・ミョンフン指揮のもとソウルと東京の2都市で「日韓友情『歓喜の第九』」演奏会を、2017年12月には上海における日中国交正常化45周年記念演奏会、2024年5月にチョン・ミョンフン指揮のもと韓国3都市4公演でのツアーを行い国内外の注目を集めた。受賞歴も数多く、昭和62年度芸術祭賞、平成7年度芸術祭大賞、平成16年度芸術祭優秀賞、三善晃管弦楽作品ライヴCD「三善晃の音楽」が平成20年度芸術祭優秀賞を受賞した。他に、昭和59年度に第8回音楽之友社賞と第8回ゆとりすと賞(味の素社)、平成13年度ミュージック・ペンクラブ賞(クラシック部門/日本人アーティスト)、2021年「OPUS KLASSIK 2021」交響曲部門(20-21世紀)、2022年「第20回三菱UFJ信託音楽賞 奨励賞」(指揮:チョン・ミョンフン/2022年10月定期演奏会におけるヴェルディ歌劇『ファルスタッフ』演奏会形式上演)などを受賞。
2024年5月の韓国ツアーレポートはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000053202.html
In 2024, the Tokyo Philharmonic Orchestra celebrated its 113th anniversary as Japanʼs first symphony orchestra. With about 160 musicians, TPO performs both symphonies and operas regularly. TPO is proud to have appointed Maestro Myung-Whun Chung, who has been conducting TPO since 2001, as Honorary Music Director, Maestro Andrea Battistoni as Chief Conductor and Maestro Mikhail Pletnev as Special Guest Conductor.
TPO has established its world-class reputation through its subscription concert series, regular opera and ballet as signments at the New National Theatre Tokyo, and a full, ever in-demand agenda around Japan and the world, including broadcasting with NHK Broadcasting Corporation, various educational programs, and tours abroad. In March, 2014, TPO became a global sensation in its centennial world tour of six major cities: New York, Madrid, Paris, London, Singapore and Bangkok. In December 2015, TPO held Beethovenʼs 9th symphony concerts in Seoul and Tokyo with Mastro Myung-Whun Chung, with Seoul Philharmonic Orchestra combined into one orchestra. TPO has partnerships with Bunkamura Orchard Hall, the Bunkyo Ward in Tokyo, Chiba City, Karuizawa Cho in Nagano and Nagaoka City in Niigata.
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