このたび、アイルランド政府食糧庁（以下、Bord Bia）は、去る12月4日、都内アイリッシュ・パブにて、年末の業界関係者向けのセミナーを開催し、アイルランド産ヨーロピアン乳製品の魅力と持続可能な取り組みを改めて紹介しました。
セミナーでは、Bord Bia日本マネージャーのジョー・ムーアから2024年市場活動報告が行われ、Bord Biaの調査では2024年1月から9月にかけて、アイルランド産のヨーロピアン乳製品の日本への輸出が約10,000MTを記録したこと、日ごろのパートナー企業の協力に感謝が伝えられました。「アイルランドは輸出中心の酪農生産国です。アイルランド産のヨーロピアン乳製品は品質、機能性、もちろん味においても世界トップクラスです。セミナーでは、輸出実績と酪農生産に関する最新情報をご紹介しましたが、本日お集まりいただいたパートナーの皆様と、よりいっそうコミュニケーションを促進し、欧州産乳製品の評判を高め、アイルランドで言うところの“Craic”を楽しむことができたことを嬉しく思います。日本のお客様と強力な絆と、2024年のすべてのご協力に感謝いたします。」とコメントしました。
続いて、メロス・コンサルティングの黒木彩子氏から「世界の事例から学ぶグリーンサプライチェーン」についての講演があり、日本の輸入業者にとって、持続可能なサプライヤーとESG報告の重要性が高まっていることを強調しました。
セミナーの最後には、ネットワーキング・レセプションも開催され、アイルランド産のヨーロピアン乳製品を使ったメニューを参加者の皆様に味わっていただきました。レセプションでは、アイルランド産のヨーロピアン乳製品の味と品質が紹介されただけでなく、日本の乳業関係者とアイルランドの乳業専門家との貴重な交流の場になりました。
＜ヨーロピアン乳製品 from アイルランドについて＞
欧州連合（EU）が共同出資するヨーロピアン乳製品 from アイルランド・キャンペーンは、EUとアイルランドが、高品質で持続可能な方法で生産された乳製品のサプライヤーであることの認知度を高めることを目的としています。この3年間（2022年～2025年）のキャンペーンでは、「アイルランド産のヨーロピアン乳製品、自然との共生（European Dairy – Ireland, working with nature）」のキャッチフレーズのもと、日本、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナムを対象に、潜在力の高いこれらの市場に320万ユーロを投資し、アイルランド政府食糧庁が実施する一連のプロモーション活動を展開しています。