ビジネス書の世界的ベストセラー『ザ・ゴール』の著者エリヤフ・ゴールドラット博士の愛弟子である著者が、経営改革の現場で使われている問題解決の思考法「思考プロセス」を子供向けに解説します。
新版では表紙を刷新、読者である子どもたちが成し遂げたさまざまな問題解決の事例を新たに追加しました。また「思考プロセス」を学ぶ子どもイノベーター塾の受講生(小学生)が、京都市の抱える社会課題に挑んだリアル特別授業、さらに子どもたち自らが考えた解決策を京都市役所に提案した模様を掲載。大人も解けない難問に、挑戦した子どもたちの姿を紹介します。
本書は、キャラクターが子どもに寄り添いながら、楽しく論理的思考法が学べるワークブックです。ネコのキャラクターである「にゃんと探偵」が、考える力をつける3つの道具「ハコ」「矢印」「バナナ」を解説し、日常で直面する悩みを、解決へと導く方法を教えます。各章ごとに、4つの質問で構成される「ふりかえりドリル」で学びを深め、実行する力を育みます。
出版社 : ナツメ社 (2024/12/16)
発売日 : 2024/12/16
言語 : 日本語
https://www.natsume.co.jp/np/isbn/9784816376450/
目次
プロローグ ようこそ、にゃんと探偵団へ
第一章 勉強ぎらいのにゃんじのお悩み解決!
・宿題しないとどうなるの?宿題をすると成績がよくなるの?
宿題をするか、ゲームをするか対立解消
・応用問題:相手の立場になって考えるには?
・よい子ののろい「パート1」
第2章 失敗ばかりのにゃんたのお悩み解決!にゃんたの失敗!
第3章 夢見るにゃんこのお悩み解決!
・にゃんこの夢をかなえよう
・応用問題:まだ夢がないときはどうするの?
第4章 にゃんと先生のお悩み解決!
・ダークサイドにゃんと先生のお悩み
・エピローグ にゃんと探偵団4つのちかい
・よい子ののろい「パート2」
・にゃんと先生からのお手紙
■思考プロセスとは
『ザ・ゴール』の著者であり、物理学者でもあるエリヤフ・ゴールドラット博士が開発した全体最適の問題解決手法。問題をバラバラに分解するのではなく、全ての事象を原因と結果の論理関係(因果関係)でつなげて考え、問題の全体像を把握し、その中から根本的な原因を特定し、それを解消することで、すべての望ましくない現象を解消するアプローチ。
【著者プロフィール】
岸良 裕司(きしら ゆうじ)
Goldratt Japan CEO。全体最適のマネジメント理論TOC(Theory Of Constraint:制約理論)をあらゆる産業界で実践し、目覚ましい成果の数々は、国際的に高い評価を得ている。東京大学MMRC非常勤講師。おもな著書に『考える力をつける3つの道具』(ダイヤモンド社)、『職場の理不尽 -めげないヒント45-』(新潮社)など。
【イラストレータープロフィール】
きしら まゆこ(きしら まゆこ)
絵本作家・イラストレーター。おもな作品に『3びきのこぶたと4ひきめのこぶた』他、1冊で名作と新作が2通り楽しめるしかけ絵本「2WAYおはなしブック」シリーズ(教育画劇)、『はーいばーい』(フレーベル館)、『サンタのいちねんトナカイのいちねん』(ひさかたチャイルド)、『おとなりさん』(BL出版)など。
■子どもイノベーター塾について
https://www.kodomo-innovator.com
株式会社Goldratt Japan(ゴールドラットジャパン)は、2024年3月より子どもイノベーター塾通年コースを開講。小学校高学年を中心に、全国各地から約30名が参加しています。 ゲームのように楽しみながら、考え方を学ぶオンライン講座です。本書は、「子どもイノベーター塾」の”教科書”として利用されています。
■Goldratt Group(ゴールドラットグループ)について
Goldratt Groupは、世界で1000万人が読んだベストセラー『ザ・ゴール』の著者エリヤフ・ゴールドラット博士が創業した企業グループです。全体最適のマネジメント理論「TOC(制約理論)」を活用して、お客様の経営改革を支援しています。日々進化するTOCの知識体系を駆使して、世界中のお客様にブレークスルーをもたらしています。ゴールドラット博士が提唱した「月曜日が楽しみな会社にしよう!」を合い言葉に企業活動を展開しています。