ゼンリンミュージアム(福岡県北九州市、館長:佐藤渉)は、2025年1月11日(土)~5月25日(日)まで、山陽新幹線の全線開業50周年※を記念した企画展「影面(かげとも)の道から山陽新幹線へ」を開催します。本企画展では、「影面の道」として西日本の移動を支えた古代山陽道が、社会の変化とともに姿を変え、現在の「山陽新幹線」に至るまでの変遷と歴史を、約30点の地図と路線図から紐解きます。
※1975年3月10日、山陽新幹線 岡山~博多間が開通し、全線開業
■展示概要
今から50年前の1975年(昭和50年)3月、山陽新幹線が全線開業し、小倉の街に新幹線がやってきました。山陽新幹線の歴史は、山陽道の歴史の一部でもあります。古くは京(みやこ)と大宰府を結ぶ大路「影面(かげとも)の道」とも呼ばれた山陽道は、江戸時代になると航路や街道の整備が進み、港や宿場が栄えました。そして、これらの街に沿って建設された新幹線は、現在も西日本の大動脈となっています。
本企画展では、古くからの山陽道の歴史と、山陽新幹線が走り続けた半世紀の軌跡を地図や路線図とともに振り返ります。
■本企画展の見どころ
本企画展では、新幹線開業前から開業後、そして現在に至るまでの山陽新幹線沿線の地図や路線図を多数展示します。中でも、山陽新幹線全線の沿線(福岡市~大阪市)を掲載した縦1.8m×横12mに及ぶ現代の地図は、沿線の発展や鉄道網の変化を感じることができるほか、新幹線開通時の逸話や街並みの変化を、Zキュレーターならではの視点で地域ごとに紹介しています。
■企画展開催中の取り組み
<期間限定デザインのチケットホルダーの配布>
有料入館者全員に期間限定デザインのチケットホルダーを配布します。山陽道を表した古地図と、山陽新幹線開通後の路線図を組み合わせたデザインで、「影面の道から山陽新幹線へ」の変化を表現しました。
<記念リーフレットの配布>
本企画展の展示内容の一部を抜粋したリーフレットを有料入館者全員に配布いたします。
Zキュレーターならではの視点で沿線を紹介したリーフレットを手に、一味違う山陽新幹線の旅をお楽しみください。
<新幹線関連商品の販売>
館内の休憩スペース「Ligare」では、山陽新幹線の車内販売でおなじみのアイスクリームを本企画展中限定で取り扱います。小倉駅に発着する山陽新幹線を「Ligare」から眺めながら、企画展の余韻をお楽しみください。
■企画展開催概要
会期 |
2025年1月11日(土) ~ 5月25日(日) |
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場所 |
ゼンリンミュージアム 多目的展示室 |
■学芸員による企画展ガイドツアー※
日時 |
会期中の平日(休館日を除く)14:00~14:30 |
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参加費 |
無料 |
※ガイドツアーの事前予約は不要です。参加人数により、少人数のグループに分けて複数回実施します。
<参考資料>
■「ゼンリンミュージアム」について
(公式HP:https://www.zenrin.co.jp/museum/)
北九州市に本社を置く地図会社のゼンリンが手がける展示施設で、2020年6月に「地図文化の継承と振興」を目的に開館しました。常設展では、「歴史を映し出す地図の紹介」をコンセプトに、西洋製・日本製の日本地図を中心とした約120点の地図や資料を展示。それぞれの地図が作られた時代背景や作り手の思いとともに、地図の新たな魅力を発信しています。2024年12月7日(土)には、これまでのリバーウォーク北九州のオフィス棟14Fに加え、アクセスしやすい商業棟の4Fにエリアを拡張し、映像展示を視聴できるシアターを新設しました。
【シアター】
常設展示の理解を深めるためのコンセプトムービー「HARUKA 歴史を映し出す地図」の視聴スペース
【第1章】世界の中の日本
16世紀~19世紀に描かれた地図を中心に、キリスト教の布教による地図の進化と、鎖国体制が地図に与えた影響を紹介
【第2章】伊能図の出現と近代日本
多くの苦難を乗り越え、初の実測図として作られた伊能図が海外へ渡り、その後の日本に与えた影響を紹介
【第3章】名所図会・観光案内図・鳥瞰図の世界
正確さのもとに成り立つ、近代から現代にかけての様々な表現の地図を紹介
開館時間 |
10:00~17:00 |
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休館日 |
月曜日(ただし祝日の場合は翌平日) ※この他、年末年始等、臨時に休館することがございます。 |
入館料 |
一般1,000円(800円) ※通常の入館料で企画展もご覧いただけます。 ※保護者同伴の小学生以下は無料です。 ※かっこ内は8名以上の団体および障がい者とその同伴の方1名の料金です。 団体料金は前日までに予約いただいた場合にのみ適用します。 ※入館料には、パンフレットおよびチケットホルダーの代金を含みます。 |