株式会社Quest Research(本社:東京都港区、代表取締役:南健太)は、酒類メーカー各社が近年掲げている「スマートドリンキング」「スロードリンク」「DRINK SMART」等の施策(所謂ソバーキュリアス文化の啓発や提案)について、生活者がどのように感じているかを飲酒習慣の実態と合わせて調査しました。
今回の調査では忘年会/新年会シーズンに先立つ2024年11月下旬に、飲酒習慣や性別年代の異なる9名の対象者への定性インタビューを実施しています。この際、生成AIが回答者それぞれと直接対話を行うAIインタビュー方式を採用し、聴収結果の分析にもAIを用いることで、調査設計から報告書作成まで実働2~3営業日程度での超高速進行を実現しています。(インタビューは1人1時間程度×9名分を実施)
※これら「生成AIインタビュー」や「生成AI分析」は、Quest Researchのインタビューサービス「qork(コルク)」に搭載されている機能です。
qork公式ウェブサイト:https://qork.jp/product
目次
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インタビュー回答者の一覧と聴収結果サマリー
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インタビュー回答者例:(40代男性・飲酒習慣あり)
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「適正/適量な飲酒」の課題および改善の方向性
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qorkによるAIインタビューとAI分析
■インタビュー回答者の一覧と聴収結果サマリー
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20代~40代の男女9名にオンラインデプスインタビューを実施(飲酒習慣あり5名、なし4名)
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飲酒習慣とスマドリ等のメーカー啓発施策について深掘りヒアリング
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「適正/適量な飲酒」に対しては、総じて飲酒習慣あり層の方が肯定的に受け止めている
■インタビュー回答者例:(40代男性・飲酒習慣あり)
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スマドリ・ソバーキュリアス等の知識があり、日常生活でも実践している
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夜の読書や翌日の仕事への影響を考慮し、低ノンアルコール飲料を選択
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各社の啓発には賛同するも、味の種類の少なさや年配/中年層における受容度の低さに課題感
発言内容抜粋:
【AI分析による考察(例)】
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週3、4回程度の飲酒で一人での晩酌や飲み会を楽しんでいるが二日酔いや周囲への迷惑、他の活動への支障を懸念
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一人での晩酌が最も多く、次いで会社の同僚や友人との飲み会で飲酒しており、主にビールや缶酎ハイ、ワインを選択
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食事を美味しくするためやコミュニケーションの手段として飲酒するが、仕事が忙しい時は二日酔い回避で飲酒せず
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スマドリ等はテレビCMで認知しており、飲みすぎを防ぎ健康や周囲への配慮につながる取り組みとして認識している
■「適正/適量な飲酒」の課題および改善の方向性
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商品面:通常のアルコール飲料と比べて、種類の少なさや味の物足りなさが指摘されている
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流通面:認知度の低さ、通常のアルコール飲料より高価なことへの違和感などが語られている
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文化面:低アルコール文脈への軽視が一部で存在し、従来の飲酒文化との融和は未成熟
■qorkによるAIインタビューとAI分析
今回の調査では人間のモデレーターではなくAIインタビュアーが、回答者との対話役を担当しています。AIインタビューには、モデレーターとの日程調整が不要になることで回答者自身がインタビュー実施日時を自由に決められるなどのメリットがあります。
加えて、回答内容の取りまとめや分析においてもAIがサポート役を担当しています。これら生成AIによる貢献によって、今回の自主調査では一般的な定性インタビュー調査に比べて、極めて短期間・低負荷・高効率でのレポート作成を実現しています。レポート品質についても、弊社のリサーチャー・マーケッターによる標準的なアウトプットと遜色のない水準のものです。
このようなAI機能は、Quest Researchが自社開発をした定性調査サービス「qork(コルク)」に搭載されているものです。qorkは定性調査の全ての工程において業務負荷と所要時間を劇的に減らし、リサーチャーが調査の本質的な課題に向き合う時間を作ることで、持てる力を最大限に発揮できるよう設計されています。
※qorkでは人間のモデレーターによる従来型のインタビュー実施や、分析AIと弊社ベテランリサーチャーの知見を組み合わせたレポート作成も可能です。
■操作画面イメージ
今後の展開
Quest Researchでは今後、クライアント企業様の調査ご担当者にもqorkをご利用いただける仕組みの検討などを含め、qorkをさらに頼もしい「リサーチャーの相棒」として開発してまいります。
qork公式ウェブサイト:https://qork.jp/product
Quest Researchについて
【会社概要】
会社名 :株式会社Quest Research
所在地 :東京都港区南青山1-12-3
設立 :2018年11月1日
代表者 :代表取締役 南 健太
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社Quest Research PR担当
MAIL: pr@quest-research.co.jp