舞台芸術創造事業、人財開発研修事業を行う株式会社ヒューマンデザイン（本社：東京都千代田区六番町、代表取締役：相川タロー、以下ヒューマンデザイン）はこのたび、体感型・参加型の「ミュージカルシアターラーニング」をバリアフリー版として、障害のある人もともに楽しめる形で演出。2024年12月18日（水）に福島県の須賀川市文化センターではじめての公演を行いました（主催：公益財団法人福島県文化振興財団、共催：須賀川市）。
今回のプログラムは、公益財団法人福島県文化振興財団が、これまで取り組んできたバリアフリー演劇を一歩進め、ワークショップ形式のプログラムをともに作れないかとの依頼を受けて誕生したもの。目が見えない人たち、耳が聞こえない人たちも一緒に舞台を楽しめるよう、様々な鑑賞サポートを一緒に検討しながら、演出や脚本にも工夫を加えて構成しました。
ベースとなる「ミュージカルシアターラーニング」は音楽座ミュージカルの芸術鑑賞プログラムの中でも人気の演目のひとつ。音楽座ミュージカル「リトルプリンス」の内容をもとに、会場全体を巻き込みながら体感型・参加型で上演していくプログラムです。今回のバリアフリー公演では、特に客席に降りるシーンを中心にこのプログラムを進めていくファシリテーターや、物語の登場人物である王子やキツネなどのそばで同時に手話通訳を行い、舞台上でのパフォーマンスには字幕でフォロー。また同時解説やヒアリングループなどの鑑賞サポートを導入して公演を行いました。支援学校の児童・生徒をはじめとする430名の参加者からは「なかなかミュージカルの鑑賞機会がないから、ぜひまたこういう取り組みをしてほしい」などの声があがりました。
本企画は、今後各地の劇場や学校などでも開催を予定しています。
＜バリアフリー公演／写真撮影：間野真由美＞
バリアフリー公演 「ミュージカルシアターラーニング〜大切なことは目には見えない〜」
日時 2024年12月18日（水）10:00
会場 須賀川市文化センター
料金 無料（要申込）
主催 公益財団法人福島県文化振興財団
共催 須賀川市
◎トレーナー：8名 手話通訳：2名 所要時間：1時間50分（途中休憩20分）
プログラムについてのお問合せは （株）ヒューマンデザイン 03-3222-1177
■音楽座ミュージカルについて
Webサイト：https://www.ongakuza-musical.com
1987年の旗揚げから現在に至るまで、一貫したテーマのオリジナルミュージカルを創り続けています。それぞれの作品は「生きる」ことの根源を問いかける精神性とオリジナリティを高く評価され、文化庁芸術祭賞、紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞など多くの演劇賞を受賞しています。