新潟県胎内市で毎年春に開催される「シャングシャング馬」は、地域の歴史と文化が息づく伝統行事です。この祭りの名前は、馬の装飾に取り付けられた鈴が奏でる「シャングシャング」という軽やかな音色からきています。
祭りでは、華やかに飾り付けられた馬たちが街を練り歩き、観客を魅了します。馬の装飾には、五穀豊穣や無病息災への願いが込められており、長年にわたり地域の人々に大切に受け継がれてきました。また、馬を引く人々の掛け声や太鼓の音が加わり、祭り全体を活気あふれる雰囲気に包み込みます。
しかし農機具の目ざましい発展により今から約60年前に伝統芸能は衰退し、一度は伝統が途切れてしまいました。
2015年4月18日、「伝統の復活！」というテーマで、下赤谷集落の皆さま、松原ステーブルス（代表：松原正文さん）、ボランティアスタッフのご協力のもと、3頭の練り歩きから現代風にアレンジしてスタートしました。この伝統の復活は2025年で11年目を迎えます。
歴史と成長
2018年: 黒川小学校の新3年生、新発田農業高校の学生など、約600人が参加。
2019年: 新発田警察署胎内分庁舎の指導のもと、市道下赤谷線を2時間通行止めにして開催。1,200名を超える見学者が訪れました。
コロナ禍の影響
2020年: 新型コロナウイルス感染症の影響で完全中止。
2021年: 社会情勢を考慮し、関係者のみで安全祈願。
2022年: ウイルスとの共存を目指し、注意喚起のアナウンスと自己防衛を基に開催。
最近の活動
2024年: 感染対策を講じながら、久しぶりにオープン開催。午前約1,000人、午後約650人が参加。地元の保育園や学校の生徒も参加しました。
祭りの詳細
鳥坂神社（旧馬頭観音）にて、毎年4月18日に「牛・馬の祈願」や「厄除け」が行われます。
綺麗に装飾された鞍をつけた馬が鈴を鳴らしながら進む「シャングシャング馬」は、春の訪れと農作業開始を告げる祭りです。
【シャングシャング馬 2025】
出発前には「シャングシャング馬」の経緯やこれまでの活動を紹介する予定です。
進行：石濱里奈さん（新潟競馬場にてJRA主催の ビギナーズセミナー講師として活動、式典やトークショーなどのイベントで、新潟を中心に東京でも活躍）
ゲスト参加：姫野みなみさん（ウィナーズレディ※中山馬主協会 は、松原ステーブルスにて馬主となっています）
日 時 ： 2025年４月18日（金曜日） 10:00～14:00（予定）
＊市道下赤谷線午前９時～午後12時30分まで 通行止め
ところ ： 〒959-2806新潟県胎内市下赤谷387-1 道の駅「胎内」
一般社団法人 胎内市観光協会
行 路 ： 道の駅「胎内」・河川公園～市道下赤谷線▶鳥坂神社（旧：馬頭観音）
帰 路 ： 鳥坂神社（旧：馬頭観音）下山▶樽ケ橋遊園裏（胎内川沿い）▶河川公園
主 催 ： 松原ステーブルス／下赤谷集落／一般社団法人 胎内市観光協会
後 援 ： BSN新潟放送／UX新潟テレビ21／TeNYテレビ新潟／NST新潟総合テレビ／
NHK新潟放送局／新潟日報社