トルエバ x マリスカル x ゴールドブラムのトリオが紡ぐブラジリアン音楽へのラブレター!
この度、『ベルエポック』(92)でアカデミー賞®外国語映画賞を受賞したフェルナンド・トルエバと、ハビエル・マリスカルの共同監督作品『ボサノヴァ~撃たれたピアニスト』が、4 月11 日(金)より劇場公開されることが決定いたしました!
■『ボサノヴァ~撃たれたピアニスト』イントロダクション
キューバ革命前後のニューヨークを舞台にシンガーとピアニストの悲恋を描いた『チコとリタ』(10)が、第84 回アカデミー賞®長編アニメーション部門にノミネートされてから13 年。稀代のジャズ通でグラミー賞受賞歴もある映像の魔術師と現代スペインアートを代表する巨匠が、映画の舞台をリオデジャネイロに移して再びタッグを組んだ本作は、「ドキュメンタリーではなくアニメーションでテノーリオの活躍を表現したかった」とトルエバ監督が語るとおり、ラテンアメリカの痛ましい歴史を浮き彫りにしながら、ブラジル音楽の伝説をスクリーンに蘇らせることに成功しています。奇しくも2025 年は日本とブラジルの修好130 周年を迎える節目の年、音楽ファン、歴史好き、まだ知られていない物語を発見したい映画ファンのみならず、ブラジルやラテン文化を愛する全ての人の心に響くこと間違いない意欲作です。既に日本とブラジルを熟知するアーティストからメッセージが届いています。
■小野リサ コメント
Tenorio Junior さんは親しい友人の尊敬するピアニストでした。
アニメーションで綴られていますRio de Janeiro、New York の風景は、時折流れる素敵な生演奏のサウンドとともに特別な雰囲気を醸し出しています。音楽に耳を傾けると、不思議と見覚えのある家の佇まいと街並みに私を連れて行ってくれ、懐かしい気持ちになりました。生きていたらきっとお会いすることの出来たTenorio さんのご冥福を心からお祈り致します。
―小野リサ
■當間ローズ コメント
MPB やボッサ、ブラジリアン音楽を作って来たレジェンド達の「生」の肉声がアニメーションに合わせて聴ける事に鳥肌!レジェンド達は才能に満ち溢れた1 人の天才ピアニストの生き様と彼の音楽への一途な想いを語ります。この映画は、胸が熱くなる程の敬意を込めたブラジリアン音楽へのラブレターです。貴重な歴史の一部を是非ご覧ください!
―當間ローズ(歌手 俳優 華道家)
■『ボサノヴァ~撃たれたピアニスト』ストーリー
1959 年、ブラジルのボサノヴァが音楽の歴史を変えた。エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、さらにはフランク・シナトラまで、世界中がブラジル音楽を歌い踊り始めた。ニューヨークの音楽ジャーナリスト、ジェフ・ハリスは、このムーブメントについて調べるため訪れたリオデジャネイロで、ボサノヴァの爆発的なヒットで重要な役割を果たした一人のピアニスト、テノーリオ・ジュニオルの存在を知る。その足跡を辿ると、繊細なタッチで聴衆を魅了した天才はブエノスアイレスでのツアー中に謎の失踪を遂げていた。創造的な自由が失われ、全体主義体制に飲み込まれる直前のラテンアメリカ、彼の地でジャーナリストが見た真実とは―― 。
声の出演は、ニューヨークの音楽ジャーナリスト役に『ザ・フライ』(86)から『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(22)まで、ハリウッドで幅広く活躍するジェフ·ゴールドブラム。魅惑的な低音ボイスを持つ彼は、自身も卓越したジャズピアニストであることから、物語の語り部として、本作をよりリアルな音楽作品にすることに貢献している。また、リオデジャネイロ・オリンピックの公式マスコットのモチーフにもなった、詩人ヴィ二シウス・ヂ・モライスと作曲家アントニオ・カルロス・ジョビンのコンビによる『CHEGA DE SAUDADE(想いあふれて)』や『So Danço Samba(ソ・ダンソ・サンバ)』など、スクリーンに蘇るボサノヴァ珠玉の名曲は必聴!
さらに本作の特報と日本版ポスタービジュアルも解禁!
特報では、現代ニューヨークの摩天楼から始まり、ブルックリンのアパートで60 年代のピアノソロに聴き入る音楽ジャーナリストの姿が描かれる。聞きなれないピアニストの名前はテノーリオ・ジュニオル。ボサノヴァ時代のサンバジャズで名を馳せた演奏家らしい。ジャーナリストはリオデジャネイロに旅立ち、現地でボサノヴァの歴史についてのリサ―チを始めるが、友人からテノーリオは「ある晩失踪してそれっきりだ」と告げられる。「彼のことをもっと知りたい」好奇心に駆り立てられるジャーナリスト。ボサノヴァ生誕の地、リオデジャネイロは最高の街。コパカバーナ、コルコヴァ―ド、カーニバル、人々は歌い踊る。唯一のリーダーアルバムから『Embalo』を演奏するテノーリオとバンド、音楽が最高潮に達する時、ラストで暗闇から一発の銃声が聞こえる。ジャーナリストが彼の地で見た真実は何か、スリリングな展開に目が離せない!
日本版ポスタービジュアルは、トルエバ監督が敬愛するフランソワ・トリュフォー監督『ピアニストを撃て』(60)をオマージュしている。ピアノに向き合うテノーリオ・ジュニオルの指先と眼差しは「彼の音楽は全てを包み込んだ-」というコピーとともに、他に類をみない演奏家の繊細なタッチを連想させる。また、スペイン現代アートの巨匠、マリスカルによるビビッドな色彩表現はラテン特有の光を放ち、躍動感のあるアニメーションを期待させる印象的な仕上がりとなっている。
ぜひ本情報をお取り上げいただけますよう、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。
<解禁素材>
・日本版 ポスター・特報(1 分)・場面写真・タイトルロゴ
https://drive.google.com/drive/folders/1zQTnPgsv4DbpX8hMbvTa-43gW16XYVOh?usp=sharing
特報YouTube リンク:https://youtu.be/XW6uuxTbQXQ
■『ボサノヴァ~撃たれたピアニスト』作品情報
監督・脚本:フェルナンド・トルエバ 監督:ハビエル・マリスカル
声の出演:ジェフ・ゴールドブラム
アニメーション監督:カルロス・レオン・サンチャ キャラクターデザイン:マルセロ・キンタニーリャ 編集:アルナウ・キレス サウンドエディター:エドゥアルド・カストロ
2023年/スペイン・フランス・オランダ・ポルトガル/英語・ポルトガル語・スペイン語/カラー/4Kシネスコ/5.1ch/103分
原題:THEY SHOT THE PIANO PLAYER © 2022 THEY SHOT THE PIANO PLAYER AIE – FERNANDO TRUEBA PRODUCCIONES CINEMATOGRAFICAS, S.A. – JULIÁN PIKER & FERMÍN SL – LES FILMS D’ICI MÉDITERRANÉE – SUBMARINE SUBLIME – ANIMANOSTRA CAM, LDA – PRODUCCIONES TONDERO SAC. ALL RIGHTS RESERVED.
後援:インスティトゥト・セルバンテス東京/ギマランイス・ホーザ文化院 日本語字幕:草刈かおり
配給・宣伝:2ミーターテインメント/ゴンゾ 協力:キュードーガ DCP制作:クープ
公式HP: https://bossanova.2-meter.net/
公式X: @Bossanova_anime
4 月11 日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、kino cinéma新宿ほか全国順次公開
【本リリースのお問い合わせ先】
<パブリシティ>
電波・紙・WEB: 株式会社ゴンゾ 王(オウ) liz.wang@gonzo.co.jp 070-6486-5323
<配給・宣伝>:
2ミーターテインメント合同会社 積田(つみた) sales@2-meter.net 080-5379-3874