THE TOKYO CLASSICSとは、クラシック音楽の技術と思考を武器に、ハイクオリティな感動体験を求める東京発のインストゥルメンタルグループである。2024年8月に株式会社サウンド東京(東京都港区)によって設立された同グループは、ことし2月3日(月)、東京都渋谷区・伝承ホール(渋谷区文化総合センター大和田)にて第2回となる定期公演を開催する。なお、第1回公演は、昨年11月1日に同じく渋谷区の会場であるSHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて行われ、反響を呼んだ。
■THE TOKYO CLASSICSとは
同グループの運営を担当するのは、全国各地で大手上場企業から数万人規模のイベントのプロデュース事業を手掛ける株式会社サウンド東京。2022年には世界でもいまだ珍しい女流オーケストラである東京女子管弦楽団を発足させ、クラシック音楽業界に大きな波紋を呼んだ。当グループ・THE TOKYO CLASSICS(略称:TTC)の目的は「クラシック音楽のタッチポイントの拡充」「若者に触れられる文化を創る」ことであり、伝統的文化芸術の存続と再現のみにフォーカスされがちな従来のクラシック音楽の常識を打破し、新たなエンターテインメントとしての立ち位置を確立することを目標としている。国内外での多彩な実績を持つ若手ミュージシャンを中心に13名が正規メンバーとして在籍しており、定期公演のほかコンサートやパーティー、式典での依頼演奏を多く引き受ける。
当グループは音楽文化の発展に寄与するためのスポンサー制度を設けており、現在、株式会社イーグロース、株式会社サーフビバレッジなどの企業が加入、資本協力を行っている。将来的には、コンサート事業や教育プログラムを通じて、企業や個人サポーターと当グループが手を取り合うことで、若手アーティストの雇用機会創出を増やし、日本から世界に向けてより活発な音楽文化を醸成させることを目指している。
■第1回公演を終えて
2024年11月1日には、同グループ初の定期コンサートが東京都渋谷区のSHIBUYA PLEASURE PLEASUREで行われ、好評を博した。当グループのテーマ音楽『Allegro』(松永悠太郎作曲)に始まり、A.ヴィヴァルディの四季より『夏』(第3楽章)、L.V.ベートーヴェンの『悲愴』ソナタ、N.パガニーニの『カプリース24番』といった、クラシック音楽では有名な曲の数々が、ノリの良いライブサウンドにアレンジされて披露された。300年前の音楽が、バックの映像や激しい照明演出の中でビートに合わせて演奏されるという異様な光景は意外にも聴衆に受け入れられ、アンケート調査では20代から60代までの来場者が「新しい試み」「世の中に挑んでほしい」と様々に好意的な反応を示した。特に注目を集めたのは、所属ヴァイオリニスト・平真里音のソロによるカプリース24番のアレンジだ。世界の40か国以上を渡り歩き、数多くの賞歴を持ち米カーネギーホールでの演奏経験ももつ彼女だが、その確かな技術に加えて圧倒的なパフォーマンスで見る人を魅了していた。
■2月3日の公演の見所とは
第2回公演では、昨年のメンバーオーディションを経て加入したTTCの正規メンバーがほぼ一同に会する公演となる。東京藝大大学院出身で現在は東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団等のプロオケに客演するフルート奏者・池田佳月、同じく東京藝大出身で第31回日本クラシック音楽コンクールにて最高位である第2位を受賞したオーボエ奏者・小松瑞季といった実力派の演奏家が並ぶ。前回の出演者でもあるヴァイオリニスト・平や、ソプラノ歌手・鈴木椎那(東京藝大卒)も引き続き出演する。演奏される楽曲は、G.ホルスト『木星』やC.ドビュッシー『月の光』といったクラシック音楽の独自のアレンジを中心に、13曲のパワフルな新曲が披露される。前回公演からわずか3か月の間に、TTCの音楽世界が止まらない。
TTCのコンサートは、クラシックらしい華やかさもありながらノリのいいライブ感も楽しめる、新感覚の公演だ。これからTTCを知る方は、若手の音楽家たちがエンターテインメントへの挑戦を続ける当グループの動向を、このコンサートから見守ってみてはどうだろうか。
■2025. 2/3 第2回公演情報リンク
https://eplus.jp/sf/detail/4199420001
■THE TOKYO CLASSICS Instagram
https://www.instagram.com/the_tokyo_classics
■THE TOKYO CLASSICS YouTube
https://www.youtube.com/@ttclassics
■THE TOKYO CLASSICS TikTok
https://www.tiktok.com/@the.tokyo.classic
■THE TOKYO CLASSICS X
■株式会社サウンド東京(リンク)