大雪山調査会が清水敏一氏の遺稿集を発行したんだ!この本は未発表原稿も含まれていて、彼の熱い愛情が詰まってるの。
解説
大雪山調査会が新たに出版した『大雪山調査会~大雪山研究と開発のパイオニア~』は、故・清水敏一氏の遺稿集です🏔️彼は大雪山について長年研究をし、自然の多様さや文化を広める活動を行ってきました。生前に執筆した未発表原稿も含まれ、その内容は彼の熱意で溢れています。この本は、山岳文化の伝承を目指す「大雪山文化振興基金」も活用され、今後の学生や研究者にとって、非常に価値のある資料となることを期待しています。大雪山の魅力を次世代に繋ぐ重要な一歩ですね!🌳✨
この記事のポイント!
1. 清水敏一氏の遺稿集の発行
2. 大雪山の歴史と文化を綴った本
3. 自然環境に対する深い愛情
4. 大雪山文化振興基金による出版
5. 未発表原稿を収録
清水敏一氏(享年90)は、東川町大雪山アーカイブス専門員として長年にわたり活躍し、大雪山の歴史や自然環境の研究に尽力されました。2023年3月6日に逝去されましたが、生前に執筆されていた未発表原稿が発見され、多くの方々の協力のもと、本書として出版する運びとなりました。
本書は、大雪山の調査研究と観光開発の礎を築いた組織の全貌を記録したものであり、清水氏が長年にわたって収集した貴重な資料をもとに構成されています。未発表原稿や、清水氏が最晩年に執筆した「トムラウシ山登山大会開催についての提案」などが収録されており、清水氏の探究心と大雪山への深い愛情が随所に感じられる一冊となっています。
なお、本書の発行にあたり、清水氏からの寄付をもとに設立された「大雪山文化振興基金」を活用しました。この基金は大雪山の自然と文化を未来へ継承することを目的としており、本書の出版もその一環として実現したものです。
本書が、多くの方々にとって大雪山の歴史と文化を知る貴重な資料となり、その魅力を次世代へと伝える一助となることを願っております。
【書籍概要】
著者:清水敏一
発行・編集:大雪山調査会創立100周年記念誌出版委員会
発行所:北海道出版企画センター
清水敏一氏略歴
昭和39 年(1964年)北海道岩見沢市に転住
登山家として活躍しながら、山岳史家として編著書を記す
小泉秀雄や大町桂月を研究し、大雪山に関る先人の功績に光を当てる
平成28年(2016年)北海道東川町に転住
大雪山アーカイブス専門員として企画・運営に携わる
山岳・登山文化や大雪山文化を広く世に、また後世に伝える
令和4年(2022年)東川町特別功労賞受賞
令和5年(2023年)逝去(享年90歳)
大雪山アーカイブスとは
【お問い合わせ先】
西原(TEL 090-5078-3022)、片山(TEL 01658-9-4400)
事務局:東川町役場文化交流課 文化推進室
担当:村中、南(TEL 0166-82-2111)