第62回「韓国出版文化賞」受賞の話題作!
はじめての育児に奮闘する「おかあさん」の姿や日常を、赤ちゃんの側から観察したユニークな絵本。
ユーモアあふれる視点で図鑑ふうにまとめられた日常の一コマは、思わず共感するシーンが満載です!
絵本に描かれているのは母の「リアル」な姿。いつも笑顔ではいられない、聖母なんかじゃない、でもその姿は限りなく愛おしい。それはきっと「おかあさんのがんばり、わたしはいつも見ているよ」という赤ちゃんからのメッセージ。
子育てまっただ中の人には寄り添いとエールを、一段落した人には思い出とねぎらいを。
そして、すべての人に自分の母が経験してきた濃密な時間を知るきっかけを。親子をつなぐ一冊です。
モデル・ヨンアさん推薦コメント
ぼさぼさの髪、疲れ切った顔、しゃれっけのない格好──
美化されていない母の姿が心に刺さりました。
「完璧でなくていいんだよ」と教えてくれた特別な一冊。
韓国カルチャーに興味がある人もぜひ注目してください。
「NetGalley」でも軒並み高評価★
完璧でなくってよいんだよ、ってこうやって文字と絵にしてもらえると幸せな気分になるのはなぜでしょう。決して美しくて、素敵で、お手本にしたいような姿がここに描かれているわけではありません。だからこそ、くすっと笑えてそして、共感の渦に巻き込まれます。そうだったそうだった、私もこんなだった。と、もう子育てがちょっと前になった人にもこれからの人にも、いろいろな立場の人が読んで頷く絵本だと思います。(教育関係者)
髪振り乱して必死で初めての育児をしていた頃のわたしがここにいました。手探りで、何が正解かもわからないことだらけ。しかも、あらゆることが待ったなしで起きる。片付かない部屋。取り込んだままのシワシワの洗濯物。へとへと。くたくた。そんなわたしを子どもはこうやって見ていてくれたんだと思うと、何やら嬉しくなりました。遠い遠い日のわたしに、がんばってたんだからそれでよかったんだよと言ってくれているみたいでした。ありがとう。読めてよかったです。(レビュアー)
お母さんの年齢は子どもの年齢と同じとよく聞くけど、そうか、あの日お母さんも生まれたのだと、なるほどなと思いました。赤ちゃんから見たらこんなに怖い顔なの?!たしかに眠くていつも半目だったと思うけど……と思い出して笑ってしまいました。懐かしくおもしろく、新鮮な1冊でした。(図書館関係者)
この絵本の面白いところは、母親の視点ではなく、子供(赤ちゃん)の視点から描かれているところ。赤ちゃんは母親のことをこんな風に見てたんだ、と感じ、なんだか嬉しくもあり、恥ずかしくもある。イラストも子育て中のお母さんのありのままを描いていて、決して「綺麗で完璧なお母さん」を描いていない。逆に、そういうイラストを見ると、ほっとしてしまう。子育ては完璧でなくていいんだよ、ということを子供の視点から教えてくれる。今、子育て中のお母さん、そして、私のように子育てを終了したお母さんにもぜひ読んでもらいたい。きっと肩の力が抜けるはずです。(メディア/ジャーナリスト)
お母さんはもちろん、パートナーにも読んでほしい「お母さん」の図鑑。赤ちゃんが生まれると同時に「お母さん」も生まれる。それまで女性として生きていた人が「お母さん」という生き物として新たに生まれる。これは乳幼児の成長と共に変化するお母さんのリアルな生態を、子どもの目線で観察して図鑑のようにした本。全ての時間を子どもの為に使い、毎日が必死だったあの頃の自分を思い出す一冊。(レビュアー)
子どもから見たお母さんのリアルで飾らない姿。こんなもので完璧さもなく微笑ましい。
韓国作家の作品だからなのか家族に対する着飾らなさフラットさがみえるものなのかな。子どもが生まれた時から子どもは年を取るけど、お母さんだってお母さんになり始めて初めてお母さんになるのですものね。(図書館関係者)
韓国発、お母さんを応援する絵本! リアルな子育てに奮闘するおかあさんを、赤ちゃん目線から観察。クスッと笑えて元気が出る。巻末の言葉「すべてのことがはじめての世界で、さびしく孤軍奮闘している生まれたてのおかあさんたちを思いながら、この本をつくりました。」に励まされる。お母さんたちの一生懸命さと苦労は、世界共通なんだ!「あー面白かった!」だけでは終わらない、「明日からもがんばろ!」と思える一冊。(レビュアー)
(NetGalley会員レビューより一部抜粋)
※「NetGalley」(ネットギャリー)とは、出版社が提供する発売前の作品をデジタルデータで読めるサービスです。
著者紹介
著者:クォン・ジョンミン
放送作家として活動後、絵本の魅力にはまり創作を開始。これまでにつくった絵本に『ふしぎのくにの絵事典』『わたしたちはあなたについてすこししっています』『かしこいイノシシになるためのマニュアル』『きえたゆうしょく』(いずれも未翻訳)がある。『きえたゆうしょく』は2023韓国絵本賞大賞受賞。
訳者:わたなべなおこ
1983年生まれ。ソウル育ち。「ことばの森ソルレム」代表。国際基督教大学教養学部卒業。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。「韓国語多読の会」や翻訳などを通して韓国の絵本を日本に紹介している。訳書に『村上春樹のせいで どこまでも自分のスタイルで生きていくこと』『ダンボール』『かたつむり』『インフルエンサーのママを告発します』などがある。
商品情報
書名:おかあさん観察図鑑
著者:クォン・ジョンミン/訳者:わたなべなおこ
出版社:NHK出版
発売日:2024年2月13日
定価:1,760円(税込)
判型:A4変型判上製
ページ数:42ページ
ISBN:978-4-14-036152-8
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4140361522
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17743546/
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