【モルテーニ】2023コレクションの国内販売を開始。

株式会社アルフレックスジャパン（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：保科卓）は、イタリア家具ブランドMolteni&C（モルテーニ）の2023コレクションを国内発表発売しました。

2023年4月ミラノサローネで発表された本コレクションは、ベルギー人建築家ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンのクリエイティブディレクションのもと、室内と屋外、親密さとシェアすること、そしてプライベートとパブリックスペースのつながりが表現されました。古代ローマのドムスの居住空間がインスピレーションの源となり、サローネ会場でも屋根のない中庭を囲むように、個室やパブリックルームが配置されるドムスを再現した空間が設えられました。

自然光が入り、屋外とのつながりが感じられる心地よい住まいは、家庭空間におけるくつろぎを大切にするヴァン・ドゥイセン自身の暮らし方を反映しています。ほどよくプライバシーが保たれる安心感とモダンライフにおける洗練された表現の絶妙なバランス感を追求した多彩な家具たち。一つひとつの製品に精巧なディテールが見られ、モルテーニの高いクラフツマンシップによる品質、情熱、伝統を感じさせる、アイコニックなコレクションとなりました。

今回発表した12製品のうち、この記事では4製品をご紹介します。

深澤直人「CINNAMON」

モルテーニがこのたび日本人で初めてコラボレーションした、国際的に活躍するデザイナー深澤直人によるアームチェア CINNAMON（シナモン） は、フォーム、機能、快適さをシームレスに融合させた傑作です。包み込むような形状は温かさと静けさを醸し出し、見るからにくつろぎたいと思わせます。  

「シナモンのインスピレーションは、柔らかい抱擁に包まれる感覚でした。まるで浮き輪に浮かんでいるかのような、水面を指でなぞるような感覚。シンプルで居心地の良い形状で、体が快適に受け入れられます」と、深澤直人は自身の創造プロセスを語っています。

Herzog & de Meuron「PORTA VOLTA」

国際的な建築事務所Herzog & de Meuron（ヘルツォーク＆ド・ムーロン）とモルテーニの初めてのコラボレーションで発表された PORTA VOLTA（ポルタ・ボルタ）は、ミラノに建設されたフェルトリネッリ財団のオフィス用の特注チェアで、建設された地区名 Porta volta から名付けられています。その後、イスラエル国立図書館の閲覧用のチェアに採用されるにあたり、Molteni&Cのコレクションに追加されました 。

U字型に湾曲した無垢材のフレームは、背もたれからアーム、アームから座面、脚部とそれぞれの箇所に応じて曲げ木、フィンガージョイントなどで構成されており、人間工学に基づく設計により包み込まれるような快適な掛け心地を実現しています。

Vincent Van Duysen「MATEO」

モダンなダイニングルームに新たな個性を添えるテーブルとしてVincent Van Duysen（ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン）が提案するMATEO（マテオ）。エレガントでミニマルなイタリア風のおもてなしの雰囲気と、居心地の良いダイニングスペースを追求する中で、ヴァン・ドゥイセンの建築的概念がテーブルの安定性と構造美、洗練されたデザインに表現されました。ゆるやかに広がる円錐型の脚部は垂直な15mmのスリットで2分割され、予想外で新鮮なデザイン要素となっています。

Rodolfo Doldoni「OLD FORD」

Rodolfo Doldoni（ロドルフォ・ドルドーニ）デザインのテーブル OLD FORD（オルドフォード）は、イギリスの特別区タワーハムレットにある、過去にはロンドンへの流通拠点となっていたエリアが名前の由来となっています。

天板から脚部まで緩やかなカーブの丸いエッジで構成され、重厚感とダイナミックさを兼ね備えたデザインが特徴的です。脚部フレームは自動車産業で一般的に使用されている成形工法「ハイドロフォーミング」によって作り出され、軽量ながら最大幅3400mmまである大型の天板を支える強度と耐久性を兼ね備えています。

1934年にイタリアで創業したモルテー二は、収納を中心とした最高峰の技術を誇るイタリア屈指の総合家具ブランドです。ベルギー人建築家ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンによるクリエイティブディレクションで、素材の美しさを際立たせた演出性の高い屋内外家具と収納、キッチンのあるハイエンド空間を提供しています。