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『第13回 桑の苗木植樹プロジェクト』で養蚕業を応援!
株式会社たちばなは、国内の養蚕農家の現状に対する支援の一環として、
群馬県前橋市小坂子町にある糸井文雄さんの畑で開催された『第13回 桑の苗木植樹プロジェクト』に参加しました。
日本蚕糸絹業開発協同組合が主催するこのプロジェクトは、低収入、高齢化、後継者不足に直面している国内の養蚕農家を支援し「絹づくり」という日本の伝統文化を未来に伝え、守ることを目的としています。
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養蚕農家の現状
現在、国内の養蚕農家は低収入、高齢化、後継者不足により年々減少しており、
このままでは日本の伝統文化「きもの」の原点である「絹」の国内生産が絶えてしまう危機に瀕しています。
蚕の繭から絹糸を生産する過程は手間と時間がかかり、養蚕農家は蚕の飼育から繭の収穫まで約1ヶ月間、小さなか弱い生き物相手の不眠不休の作業が続きます。桑の木は蚕の主食であり、植樹から餌として使用できるまでには1年以上の時間が必要で、20年に一度の頻度で改植が必要です。こうした厳しい条件下で、2017年の国内養蚕農家数は336戸、平均年齢は75歳を超えるなど、絹産業の未来は厳しい状況にあります。
この危機的的状況を乗り越えるべくして、桑の苗木植樹プロジェクトは始まりました。
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桑の苗木植樹プロジェクト 実施のようす
今年のプロジェクトは2024年2月26日~3月1日の期間の中で実施され、当日、弊社からは路面店事業部の山根部長と他社員2名が参加しました。
絹小沢株式会社内での授与式の後、桑畑にて桑の苗木を各企業ごとに約10本、畑にスコップで穴を掘り植樹をおこないました。
弊社の他にも、主催者組合の販売部門を担う、絹小沢株式会社とやり取りのある日本全国の呉服専門店関係企業30社ほどが、プロジェクトの趣旨に賛同して参加しています。
弊社では過去にも、桑の苗木植樹プロジェクトに参加をしていて、一昨年に植えた桑の木の成長を現地で視察してきました。
11回目の開催であった一昨年のプロジェクトには、
弊社の代表と、他3名の社員が参加し植樹をおこないました。
(◀︎写真左は表彰式の様子:右側が代表取締役 松本社長)
そして、12回目の昨年には
弊社商品部の橘部長と他社員4名が参加しました。
(写真右▶︎)
月日が経ち、苗木から大きく成長した桑の木が畑にずらりと並びます。
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~養蚕農家支援し、国産絹を守る~
桑の苗木を植えた1年後には、蚕が食べる葉が育ち、その蚕の繭から生糸が生まれます。
そのため、養蚕業と「きもの」は切っても切り離せない関係です。
きもの約1着分(絹織物一反)をつくるには、約98kgの桑が必要と言われています。
しかし、近年では桑畑を見ることすら少なくなり、養蚕農家も危機的状況に直面しています。
弊社としても、国産の絹づくりを守っていくために、養蚕農家をはじめとした絹産業に関わるすべての人たちと手を取り合い、共に養蚕産業・絹産業を再興させていく数ある歩みの一歩として、踏み出していく所存です。
取材をご希望の場合はお手数ですが、下記ご連絡先までお問い合わせをお願いいたします。 株式会社たちばな 坂原・石井 TEL:026-238-0561 e-mail:press-info@tachibana-group.co.jp |
■株式会社たちばなについて
戦後の1959年に現在の長野市鬼無里にて地域方の役に立つために松屋洋品店を創業。
きものの持つ素晴らしさに魅せられた、2代目経営者(現会長)の松本秀幸により、呉服の商いを本格的に始め、現在の株式会社たちばなを1979年の1月に設立。
お客様の要望の変化、また時代の変化にあわせて新たなサービスや事業を開始し、フォトスタジオやより一人で簡単にキレイに着やすく着くずれしにくい着付け教室をはじめ初のインショップの店舗事業部を立ち上げた現社長の松本亮治が経営を継ぎ、現在は呉服店21店舗とフォトスタジオ16店舗を運営する。また現在はフォトスタジオや振袖ショップなどのコンサルや支援事業も行う。
長野県:呉服店14店舗、フォトスタジオ9店舗 、 東京都:呉服店2店舗 、愛知県:呉服店1店舗、フォトスタジオ1店舗、北海道:呉服店1店舗 、 山形県:フォトスタジオ2店舗 、新潟県:呉服店4店舗、フォトスタジオ2店舗 、富山県:フォトスタジオ1店舗 、大阪府にフランチャイズのフォトスタジオ1店舗の計37店舗を運営。
【会社概要】
会社名:株式会社たちばな
所在地:長野県長野市鶴賀緑町2214
代表者:松本亮治
設立:1979年1月 (創業:1954年)
URL:https://www.tachibana-group.co.jp/
事業内容:呉服小売店・フォトスタジオ・フォトスタジオコンサル・フォトスタジオLabo事業
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