当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。 このプレスリリースは「Y&S株式会社」の夢です。
弊社は歯周病治療の特許を取得したコウヤマキエキスを配合した世界唯一の口腔ケア用品
「デンタアプローチシリーズ」を販売しております。
このデンタアプローチの開発者であり社長の竹内洋子の波乱万丈な人生をたくさんの方に知って頂き、
いつの日か本当のドラマにすることを目標として掲げました。
社長である私の母は1975年から神戸市でうどん店を経営しておりました。
もともととても小さなうどん店だったのですが、店の隣の家が売りに出されたのをきっかけに店の拡大工事を行うことになりました。
その年のお正月、毎年母に子供のようにお年玉をねだっていた祖母(母にとっては義理の母)が、
「お店を大きくできたのはあんたのおかげや。ありがとう」
そういって初めて母にお年玉を渡したのでした。
母が嫁いで以来、正直子供の目から見ても仲の良い嫁姑という感じではありませんでした。祖母は良くも悪くも子供のような人で、母はとても大変だっただろうなと感じることも多かったのですが、何事も笑い話に変えてしまうのが得意な母は祖母のとの大変なエピソードもいつも笑い話に変えて私たちに話していたため、
私にとって祖母はちょっとわがままな面白いおばあちゃんでした。
1年間お店を休業し、晴れて新しいお店が完成したのは1995年1月16日でした。
夕日に映る真新しい建物が本当にきれいで、特に近くに住んでいた祖母は大きな声で万歳三唱しておりました。
そして翌日の1月17日、阪神淡路大震災が起こりました。
私たちの住む街は特に火災がひどく、目の前まで火が襲いかかってきて、消防車が駆け付けるも水道管が壊れている為に水が出ませんでした。
みんなで必死に消火器をまき、土をかけ奇跡的に火災は免れたものの昨日完成したばかりの綺麗な新しいお店は外壁が焼け焦げてしまいました。
そして前日あんなに喜んでいた祖母は屋根の下敷きとなって、亡くなってしまいました。
店を改装するにあたり1年間仕事を休んだ為、貯金はほとんど底をつき始めていたところに、借金の返済も始まりました。お店の前は隣の駅まで見えるほどの焼け野原でこれからどうやって商売を、生活をしていけばいいのか途方に暮れておりました。
そして何より大変だったのは、祖母を失ったショックから祖父が認知症となってしまったのです。母が体をさすってあげているときは不思議と穏やかで家族の記憶もはっきりしていたことに気づき、毎日、時間がある時に母が祖父の肩揉みをすることにしました。
毎日肩揉みをしていると祖父の見事に禿げた頭部毎日目に飛び込んできて、なぜそう思ったのか私にもわかりませんが
「このツルツルの頭から毛が生えたらお義父さんは若返って元気になるのではないか。認知症もよくなるのではないか」
そんな風に思い立ち母は独学で育毛剤の研究を始めたのです。
研究といっても、身の回りにある草花を摘んできて、お酒やオリーブオイルなどに漬けたようなものを、肩を揉んであげるついでに頭に塗り込むといった程度でしたが、次はこれを試してみようと考えている時間だけは辛い現実を少し忘れることができたようです。
100種類以上の植物を試しましたが、残念ながら毛が生えてくることなく、阪神淡路大震災から4年後には祖父は亡くなってしまいました。
ちょうどその頃、母自身が重度の歯周病と診断され42歳にして入れ歯宣告をされてしまったのです。
まだ42歳、入れ歯にはなりたくないと思った母は、家中にあった育毛剤の失敗作を自分の歯に塗り込んで行きました。なんとしても入れ歯になるということを避けたかったのです。
その中で一つ、高野槙から作ったエキスを使った時に他とは違う感覚になりました。口の中が燃えるように熱く、「これはアカン!」と思ったそうですが、数日後もう一度口の中に塗り込んでみました。
そんなことを続けていくうちに、それまで毎週のように歯医者へ行き痛み止めを貰わないと生活できなかったのが、全く歯医者へいかず、気付けば2年経っておりました。
歯の詰め物が取れてしまったので、口内の様子を確認してもらおうと歯医者へ行くと、母の口内を見た主治医がびっくりして治療の手を止めました。
「入れ歯になりたくなかったから自分で薬作ったんや」と母が半分冗談で言うと
「竹内さんこれはすごい事かも知れんから、ちゃんと大学で実験してもらった方がいい。僕も力になる」と進言されました。
そこで大阪歯科大学に実験を依頼したところ歯周病菌、虫歯菌に対して殺菌効果があることが証明され特許を取得することができました。
そして2007年「デンタアプローチシリーズ」を発売いたしました。
これまでたくさんの方々に使っていただき、母と同じように悩んでいる方からお手紙やお電話などもたくさん頂き、母は変人やと思っていたけど、すごいことをしたのかもしれないと思うようになりました。
ドラマで波乱万丈なヒロインを見ても
「母のほうがもっと壮絶なこと起こったよな」
偉大な発明家の話を見ても
「母のほうがすごい発見してるしな」
と思うようになり、いつしか母のこの人生をたくさんの人に知ってほしいということが私の目標であり夢になっていきました。
現在は夢をかなえるために商品の販売活動と併用して開発エピソードも一緒にお話ししております。また母が嫁いでから現在に至るまでの半生をブログでも配信しております。
震災や商品開発のエピソードだけでなく、小さなうどん屋を4階建てのビルにするまで、
物凄い個性的な親戚と毎日悪戦苦闘していた話など。
きっと話を聞いた人がみんな人に笑顔で話したくなるようなそんな母の物語を
絶対ドラマにしてたくさんの人を笑わせたいと思います!
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこ の夢の実現を本気で目指しています。
お問い合わせ
Y&S株式会社
竹内園絵
078-631-3377
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