・著名なアーティストから新進気鋭のアーティストまでの重要な作品が一堂に会するアートイベント
・20カ国から73ものギャラリーを迎え入れ、テーマ別セクターで展示
・世界有数のギャラリーであるPace GalleryやBLUM、Sadie Coles HQ、Perrotinが出展
国内外の著名ギャラリーが一堂に会する世界水準のアートフェアTokyo Gendai(東京現代)が、2024年7月5日 (金) から7日(日)まで、横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)にて開催されることが決定しました。初開催にして約2万1千人もの来場者を記録した昨年に続いて、第2回の開催となる今回は、初出展となるギャラリー24軒を含む、73ものギャラリーが世界20カ国から集結します。また、昨年に続き、株式会社三井住友フィナンシャルグループ(以下、「SMBCグループ」)がプリンシパルパートナーに就任することも決定しました。
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世界有数の現代アートギャラリーが一堂に会するアートイベント
Tokyo Gendaiは、アート界のキーパーソンで編成されたセレクションコミッティにより厳選された、国内外の著名なアーティストから新進気鋭のアーティストまでの作品が展示・販売される現代アートに特化した国際アートフェアです。2023年7月に初開催され、来場者は約2万1千人を記録しました。日本のコレクターやオーディエンスにはハイクオリティーな海外のアート作品を日本で鑑賞できる機会を提供し、海外に向けては日本特有の文化や優れた現代アート作品を紹介しており、第2回となる今回も、ギャラリーや作家、コレクター、オーディエンスを含むアートコミュニティの交流拠点として、新たな視点やアイデアを共有する機会を創出し、日本アート界の振興に貢献します。
今回は、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、スペイン、韓国を含む20カ国から73に及ぶギャラリーが参加します。世界のトップギャラリー Galerie EIGEN + ART(ライプツィヒ、ベルリン)、Gallery EXIT(香港)、Kwai Fung Hin Art(香港)が初出展となるほか、Almine Rech(パリ、ブリュッセル、ロンドン、ニューヨーク、上海、モナコ)、BLUM(ロサンゼルス、ニューヨーク、東京)、Perrotin(東京、パリ、香港、ニューヨーク、ソウル、上海、ロサンゼルス)、Sadie Coles HQ(ロンドン)、Taka Ishii Gallery(東京、京都、前橋)、SCAI THE BATHHOUSE(東京)などのギャラリーが再出展となります。ギャラリー展示は以下の3つのセクターに分かれ、テーマごとに作品をお楽しみいただける構成となります。
1.Galleries(ギャラリーズ)
Robert Longo “Untitled
(The Ecstasy of Saint Teresa, 1647–1652; After Bernini and White Peonies (detail)”
(Pace Gallery)
日本と海外のギャラリー作品を展示します。今年、都内にギャラリーをオープンする大手グローバルギャラリーのPace GalleryがRobert Longoの個展で出展する他、今秋に世界8拠点目でアジア初拠点となるギャラリーを都内にオープンするフランスのCeysson & Bénétièreの出展も決定しました。さらに、中国の伝統文化と現代文化のつながりを探求する、コンセプチュアル作品で知られるAi Weiweiのブロンズ彫刻を展示するのは、アジアに4拠点あるTang Contemporary。また、北京のSPURS Galleryは、ドイツを代表する現代アーティストの一人で、大規模で精巧な抽象絵画、彫刻、ネオンを用いたインスタレーションで知られるAnselm Reyleを含む6人のアーティストによるグループ展を行います。そのほか、台北のEach Modernは「Writings as the Universe」と題したグループ展を開催し、重層的でダイナミック、複雑に進化し続ける作品を紹介します。
2.Hana ‘Flower’
淺井裕介 “Bird memories 9”
(ANOMALY)
24ものギャラリーが、若手~中堅アーティスト1、2人による作品を展示するセクターです。注目作品としては、ロンドンのAlison Jacquesが本フェアのためにキュレーションした英国人アーティストSophie Barberの新作の個展を行うほか、MISAKO&ROSEN(東京)とThe Green Gallery(アメリカ合衆国・ミルウォーキー)は共同展示にて、Trevor Shimizuの作品を展示します。東京を拠点にするANOMALYは、「More Than Human」をテーマに、2人の日本人アーティスト淺井裕介と田中圭介による生命と自然の関係性を探求する作品を展示します。さらに、初めてナイジェリア・アブジャから出展するRetro Africaは、ナイジェリア人アーティストYusuff Ainaの作品を展示し、人間のもろさと強さ、そして自己成長の追求の複雑さを表現します。
3.Eda ‘Branch’
Manuel Ocampo “Untitled”
(VETA by Fer Francés)
アジア出身の有名アーティストや、注目の若手アーティストの作品を展示するセクターで、今回は9つのギャラリーが参加します。ソウルのPYO Galleryは、水滴の抽象画で知られる韓国人アーティスト Kim Tschang-yeulの作品を展示します。また、マドリードのVETA by Fer Francésは、フィリピン人アーティスト Manuel Ocampoのダイナミックな絵画作品を通じて、植民地時代の図像、ユダヤ教やキリスト教の伝統や、民俗芸術、スペインのカトリシズム、マニラのアンダーグラウンド・カルチャー、漫画、グラフィティなどを組み合わせ、挑戦的な手法で芸術の歴史を再考します。
多角的に現代アートを楽しめるパブリックプログラムも予定
ギャラリー展示に加えて、現代の社会課題に焦点を当てた特設展覧会 Tsubomi ‘Flower Bud’が開催されます。他にも、さまざまな分野のプロフェッショナルがアートを軸に対話するアートトークや、現代アートの新たなテーマに焦点を当てた大型インスタレーション Sato ‘Meadow’、国内の芸術文化財団とのコラボレーションによる特別なショーケース Ne ‘Root’を含むパブリックプログラムや、招待客向けの独自プログラムも併催予定です。
本フェアは、アジア太平洋地域のメジャーなアートフェア Taipei Dangdai(台湾)や ART SG(シンガポール)を運営する The Art Assembly が主催します。また、プリンシパルパートナーには、前回と同様にSMBCグループが就任することが決定しました。
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主催者および関係者からのコメント
Tokyo Gendai共同創業者 マグナス・レンフリュー(Magnus Renfrew)のコメント:
「日本のアートシーンの新たな幕開けとなった昨年の初開催に続き、第2回のTokyo Gendaiを開催できることを大変楽しみにしています。本フェアが、日本のダイナミックな現代アートシーンを世界につなぐ拠点となり、ギャラリーや来場者の皆様が、アートトークやイベントといった充実のプログラムを通じて、新たな視点を得る機会となることを期待します」
Tokyo Gendai フェアディレクター 高根枝里のコメント:
「2023年の第1回ではTokyo Gendaiの土台を作り上げることができました。今年はパワーアップした第2回のTokyo Gendaiの開催を発表できることを大変うれしく思います。今年のラインアップには、新しく迎え入れる魅力的なギャラリーに加え、再度ご出展いただくギャラリーも国内外問わず多くあります。世界中からアートに関心を持つ人々が集うTokyo Gendai。テーマ別のセクターや幅広いプログラムを今年もたくさん用意しています。この機会を日本文化の新たな発見や、多様なアイデアを交換する場にできればと心より願っております」
SMBCグループ 執行役社長グループCEO 中島達氏のコメント:
「注目を集める日本のアートシーンにおいて、昨年に続きTokyo Gendaiのプリンシパルパートナーを務められることを、とても光栄に思います。Tokyo Gendaiが、幅広い世代を対象に世界と日本のアートの架け橋となり、文化と経済をつなぎ、日本のアートマーケットがさらなる発展を遂げることを祈念しています」
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Tokyo Gendai(東京現代)について
Tokyo Gendaiは、国際的に著名な現代アートギャラリーが一堂に会して、アート作品の展示・販売を行う世界レベルのフェアで、2023年7月に初開催されました。アート作品の販売だけでなく、日本と世界のアートシーンをつなぎ、ギャラリーやアーティスト、コレクターやオーディエンスといった幅広いアートコミュニティが集うプラットフォームとして、新たな視点やアイデアの共有を促進します。本フェアでは、ギャラリーによる展示だけでなく、特設の展覧会やアートトーク、インスタレーションといったパブリックプログラム、そして日本各地の美術館と連携したオープニングイベントやアーティストスタジオ訪問などの招待客向けプログラムも併催され、多角的なアート体験を提供します。
【Tokyo Gendai 開催概要】
開催日時:2024年7月5日(金)- 7日(日)
※招待客向けプレビューおよびヴェルニサージュは7月4日(木)に開催
開催場所 :横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)ホールC/D
チケット販売:2024年4月25日(木)より ArtStickerにて販売開始
主催 :The Art Assembly
公式ウェブサイト:https://tokyogendai.com/ja/
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The Art Assembly について
The Art Assemblyは、アジア太平洋地域のメジャーなアートフェア Tokyo Gendai(日本)、Taipei Dangdai(台湾)、ART SG(シンガポール)を運営する英国の団体です。アートフェアの主催者として世界の第一線で活躍する、サンディ・アンガス(Sandy Angus)、ティム・エッチェルズ(Tim Etchells)、マグナス・レンフリュー(Magnus Renfrew)の3人により創設されました。アートフェアの開催を通じて、地域性を生かしつつ、世界レベルのアート体験をコミュニティに提供するとともに、美術関係者やコレクター、オーディエンスなど、アートコミュニティのさまざまなステークホルダーをつなぐ場を創出し、長期的な関係構築に寄与します。
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SMBCグループについて
SMBCグループには、時代とともに芸術活動を支えてきた長い歴史があり、これまでも各種イベントへの協賛や、本部ビルを活用したアート作品の展示などを通じて、アーティストの表現活動支援や、身近に作品を感じていただける機会の提供に努めてまいりました。また、現在の中期経営計画においても「幸せな成長への貢献」を掲げ、社会的価値の創出に注力しております。SMBCグループは、これからもアートの魅力を広くお伝えし、社会全体の幸せな成長の実現に貢献してまいります。
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Appendix: 参加ギャラリー一覧(2024年4月15日時点)※1 ※2
【Galleries】
A Lighthouse called Kanata(東京)、Almine Rech(パリ、ブリュッセル、ロンドン、ニューヨーク、上海、モナコ)、Art Front Gallery(東京)、BLUM(ロサンゼルス、ニューヨーク、東京)、Ceysson & Bénétière(サンテティエンヌ、パリ、リヨン、ルクセンブルク、ジュネーブ、ニューヨーク、パネリ、東京)、◎Chalk Horse(シドニー)、Each Modern(台北)、◎Galerie EIGEN + ART(ライプツィヒ、ベルリン)、galerie frank elbaz(パリ)、◎Gallery EXIT(香港)、◎Gallery Rosenfeld(ロンドン)、GALLERY SIDE 2(東京)、◎imura art gallery(京都)、iPRECIATION(シンガポール、香港)、Kaikai Kiki Gallery(東京)、Kamakura Gallery(鎌倉)、KOSAKU KANECHIKA(東京)、KOTARO NUKAGA(東京)、◎Kwai Fung Hin Art Gallery(香港)、MAHO KUBOTA GALLERY(東京)、MAKI Gallery (東京)、MISA SHIN GALLERY(東京)、Mizuma Art Gallery(東京、シンガポール)、NANZUKA(東京)、nca | nichido contemporary art(東京、名古屋、福岡、パリ)、Over the Influence(香港、ロサンゼルス、バンコク)、◎Pace Gallery(ニューヨーク、ロンドン、ソウル、ジュネーブ、香港、ロサンゼルス、東京)、Perrotin(東京、パリ、香港、ニューヨーク、ソウル、上海、ロサンゼルス)、Polígrafa Obra Gràfica (バルセロナ)、Sadie Coles HQ(ロンドン)、SCAI THE BATHHOUSE(東京)、ShugoArts(東京)、SPURS Gallery(北京)、Sundaram Tagore Gallery(ニューヨーク、シンガポール、ロンドン)、Taka Ishii Gallery(東京、京都、前橋)、Takuro Someya Contemporary Art(東京)、Tang Contemporary Art(北京、香港、ソウル、バンコク)、TARO NASU(東京)、Wada Fine Arts Y++(東京)
【Hana】
◎Alison Jacques(ロンドン)、ANOMALY(東京)、◎BLANKgallery(上海、東京)、Gallery 38(東京)、◎Gallery Nosco(ブリュッセル)、GALLERY TARGET(東京)、◎HARUKAITO by ISLAND(東京、熱海)、HILLSIDE GALLERY(東京)、MISAKO&ROSEN(東京)/The Green Gallery(アメリカ合衆国・ミルウォーキー)、◎MOU PROJECTS(香港)、◎MtK Contemporary Art(京都)、◎Nan Ke Gallery(上海)、PARCEL(東京)、Phillida Reid(ロンドン)、◎Retro Africa(ナイジェリア – アブジャ)、rin art association(群馬)、◎SAC Gallery(バンコク)、◎SAPAR Contemporary Gallery + Incubator(ニューヨーク)、The Drawing Room(フィリピン – マカティ)、◎THE PILL®(イスタンブール、パリ)、Tomio Koyama Gallery(東京)、◎Unit 17(バンクーバー)、◎VIN VIN Vienna / Naples(ウィーン、ナポリ)、◎Yutaka Kikutake Gallery (東京)
【Eda】
◎193 Gallery(パリ)、◎Althuis Hofland Fine Arts(アムステルダム)、◎Hunsand Space(北京、石家荘、杭州)、◎Keteleer Gallery(アントワープ)、◎LEE&BAE(釜山)、◎PYO Gallery(ソウル)、The Columns Gallery(韓国 – 城南市)、◎The Page Gallery(ソウル)、◎VETA by Fer Francés(マドリード)
※1:出展ギャラリーはアルファベット順で記載
※2:◎=初出展
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Appendix: リリース掲載アート作品 クレジット一覧
●Robert Longo “Untitled (The Ecstasy of Saint Teresa, 1647–1652; After Bernini and White Peonies (detail)” 2024年
© Robert Longo / Artists Rights Society (ARS), New York.
画像提供:Pace Gallery
●淺井裕介 “Bird memories 9” 2024年
Coloured pencil, acrylic and watercolour on paper. H29.7xW21cm.
© Osamu Sakamoto
画像提供:ANOMALY
●Manuel Ocampo “Untitled” 2023年
Work on paper.
画像提供:VETA by Fer Francés
※2:出典は掲載順で記載
関連URL : https://tokyogendai.com