■第58回 蛇笏賞
小澤 實(おざわ みのる)氏 句集『澤(さわ)』(2023年11月、角川文化振興財団刊)
■第58回 迢空賞
吉川 宏志(よしかわ ひろし)氏 歌集『雪の偶然』(2023年3月、現代短歌社刊)
表 彰 :賞状・記念品・副賞 100 万円
贈呈式 :2024年7月2日(火曜日)角川武蔵野ミュージアム(東所沢)
*関係者のみでの開催を予定しております。
*報道・マスコミ関係各位には、詳細改めてお知らせいたします。
選考委員選評:2024年5月25日発売、角川『俳句』『短歌』6月号
受賞者連絡先:角川文化振興財団 顕彰課「蛇笏賞・迢空賞」事務局気付(kadokawa-prize@kadokawa-zaidan.or.jp)
■第58回蛇笏賞
選考対象:2023年1月1日から同年12月31日の間に刊行された句集
選考委員:高野ムツオ、髙橋睦郎、中村和弘、正木ゆう子(敬称略/50音順)
受賞:小澤 實(おざわ みのる)氏 句集『澤(さわ)』(2023年11月、角川文化振興財団刊)
『瞬間』以後『瓦礫抄』以前(40代半ばから50代半ばに至る)の作品を収めた第4句集。
【著者略歴】
1956年8月29日、長野県長野市生まれ。信州大学在学中、信大連句会参加、東明雅の指導を受ける。1977年、宮坂静生のてほどきで俳句を始める。同年、「鷹」入会、藤田湘子師事。1979年、成城大学大学院で尾形仂に師事。1985年、「鷹」編集長就任(99年、退会)。2000年、「澤」創刊主宰。現在、俳人協会常務理事。「讀賣新聞」「東京新聞」俳壇選者。角川俳句賞選考委員。
【句集】
受賞作のほか、『砧』『立像』『瞬間』『瓦礫抄 俳句日記 2012』。
【著書】
『万太郎の一句』『俳句のはじまる場所―実力俳人への道』『名句の所以』『芭蕉の風景
上・下』など。
【受賞歴】
1998年 第21回俳人協会新人賞(『立像』)
2006年 第57回読売文学賞[詩歌俳句賞](『瞬間』)
2008年 第22回俳人協会評論賞(『俳句のはじまる場所―実力俳人への道』)
2022年 第73回読売文学賞[随筆・紀行賞](『芭蕉の風景 上・下』)
第58回 迢空賞
選考対象:2023年1月1日から同年12月31日の間に刊行された歌集
選考委員:佐佐木幸綱、高野公彦、永田和宏、馬場あき子(敬称略/50音順)
受賞:吉川 宏志(よしかわ ひろし)氏 歌集『雪の偶然』(2023年3月、現代短歌社刊)
第9歌集。2015年から2022年夏までの555首。
【著者略歴】
1969年1月15日、宮崎県東郷町生まれ。(55歳)
京都大学文学部国文科卒業。高校教諭の志垣澄幸の紹介で「塔」入会。2015年1月、「塔」主宰就任。現在、塔短歌会主宰。「京都新聞」歌壇選者。
【歌集】
受賞作のほか、『青蟬』『夜光』『海雨』『曳舟』『西行の肺』『燕麦』『鳥の見しもの』『石蓮花』。
【著書】
『いま、社会詠は』『風景と実感』『読みと他者』ほか。
【受賞歴】
1994年 第12回現代短歌評論賞(「妊娠・出産をめぐる人間関係の変容―男性歌人を中心に」)
1996年 第40回現代歌人協会賞(『青蟬』)
2001年 第9回ながらみ現代短歌賞(『夜光』)
2005年 第41回短歌研究賞(「死と塩」)
2006年 第11回寺山修司短歌賞・第7回山本健吉文学賞(『海雨』)
2013年 第11回前川佐美雄賞(『燕麦』)
2016年 第21回若山牧水賞(『鳥の見しもの』)
2017年 第9回小野市詩歌文学賞(『鳥の見しもの』)
2020年 第70回芸術選奨文部科学大臣賞・第31回斎藤茂吉短歌文学賞(『石蓮花』)
■角川文化振興財団について
角川文化振興財団は「わが国の文化の振興に寄与する」という財団の設立目的実現のために、文芸の成果に対する授賞、文芸に関する出版、文芸の研究や著述の刊行への助成、映画芸術振興に関する助成、また文芸・映画資料の収集・保存・展示等、様々な事業を行っております。
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