安藤政信写真展『MARC JACOBS THE FUTURE FLORAL憂鬱な楽園』
■会期:2024年5月18日(土)〜 6月2日(日)
■プレビューオープニング:2024年5月17日(金)18:00~20:30 ゲストDJ: KIRI
■トークイベント:2024年5月25日(土) 17:00~18:00
トークゲスト:岡沢 高宏(INQUIRINGデザイナー)
■会場:渋谷パルコ3F MARC JACOBS EVENT SPACE東京都渋谷区宇田川町15-1 ( 080-7313-5083 )
安藤政信は、「タナトス(死の欲動)」に対して極めて意識的な作家である。
それは、時には破壊衝動のようなものとして現れることもあるかもしれない。その一方で、俳優でもある安藤は、「タナトス」を演技の下で制御することに長けていているようにもみえる。
核に「タナトス」を持つ者は、この「破壊衝動」と「衝動を制御する」の二つの絶妙なバランスの中で生きるのかもしれない。恐らく映画監督・北野武も同じような人物であると思う。安藤の初主演が北野映画であることは決して偶然ではないだろう。
人は、安藤の実直さ、創作への純粋な思いに惹かれるだろうし、情熱的な振る舞いから「少年のような人」という印象を持つかもしれない。が、それは彼の一側面である。彼は「タナトス」に魅せられて、そのコントラストとしての生(エロス)の煌めきと、少しずつ朽ちていく過程、その時間軸を、横から眺めている、「老賢者」のようなところがある。
彼は「陽気さ」と「憂鬱」を同時に抱えている。「快楽の後の憂鬱」や「憂鬱の後の快楽」のような陰陽の回転ではなく、彼は常に同時に二つの矛盾する感情を抱いている。安藤の特質は、この「二つの色彩」だろう、と思う。彼の写真作品に付けるタイトル『憂鬱な楽園』が全てを示している。
安藤が常々「死生観」という言葉を使う。彼にとってその言葉は「死」と「生」であり、「孤独」と「信頼」であり、「人の禍々しさ」と「人の美しさ」であり、「時間の流れ」とその果ての「時間の終わり」である。
彼の作品には、この二つの矛盾する対比が偏在する。
同時に矛盾する想いを持つ者だけが、届くことのできる、「不明瞭な豊かさ」の深淵を見せてくれる。
■5/17(金)18:00~プレビューオープニング参加方法
プレビューオープニングはどなたでもご参加いただけます。会場満員の場合は入場制限をする場合もございます。
■店頭以外での販売方法
5/18(土) AM11:00 より、お電話・メールによる商品・展示作品の販売も承ります。
TEL: 渋谷パルコ3F MARC JACOBS EVENT SPACE 080-7313-5083 (11:00-21:00)
E-mail: t.mochida@marcjacobs.com
・送料、決済手数料お客様負担となります。地域別・国別で料金は変動致しますので予めご了承ください。
開催店舗
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〒150-8377 東京都渋谷区宇田川町15-1 3F
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