キリスト教の教会をはじめとする建築物の窓の装飾に使われるなど、長い歴史を持つステンドグラス。
ガラスの透明感と、ガラスを透過する光の幻想的な美しさが人々を魅了し続けてきました。
ステンドグラスの技法には、これらの建造物で用いられてきた、ケイム(H型の鉛線)にガラスをはめ込んで組み上げるケイム工法と、19世紀に開発された、カッパー(銅製)テープでガラスのピースを巻き、ハンダでつなぎ合わせていくカッパーテープ工法があります。
『ガラス工芸の基本技法』シリーズ第3弾となる本書では、ケイム工法に比べて手軽で、自由度が高く、立体的なフォルムをきれいに表現することに適しているカッパーテープ工法を用いた作品づくりを紹介しています。
著者の青木健氏は、さまざまな公共施設やテーマパークでステンドグラス作品を手がけるなど活躍中のステンドグラス作家であり、全国各地の教室で指導も行ってきました。
本書では、アクセサリー、時計、テラリウムなど実用的な作品11点を、豊富な手順写真とともに丁寧に解説。
作り手によってさまざまな方法があるステンドグラスですが、本書は青木氏のノウハウが惜しみなく盛り込まれた決定版です。
オリジナルのモールド(型)から作るランプスタンドも紹介しているので、初心者の方から、もう少し手の込んだ作品にチャレンジしてみたい方にも楽しんでいただけます。
\「ガラス工芸の基本技法」シリーズ『パート・ド・ヴェール』プレスリリースはこちら/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001172.000012109.html
\「ガラス工芸の基本技法」シリーズ『ガラスフュージング』プレスリリースはこちら/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001130.000012109.html
【目次抜粋】
第1章 基本編
本書で紹介するステンドグラスの技法/安全にステンドグラス制作を楽しむために/ステンドグラスに使用するガラス
Ⅰ 型紙を作る/Ⅱ ガラスをカットする/Ⅲ ガラスを調整する/Ⅳ カッパーテープを巻く/Ⅴ ハンダ付けする/Ⅵ 仕上げる
第2章 ステンドグラスの小物編
アクセサリー スクエア・ペンダントトップ/アクセサリー トライアングル・ペンダントトップ/サンキャッチャー/フォトスタンド/リース/テラリウム/ユリの紋章の吊り下げランプ/壁掛け時計/宝箱/スマホスピーカー
第3章 オリジナルモールド編
オリジナルモールドで作るランプスタンド/オリジナルモールドの型紙の作り方/バラのランプスタンド
作品の図案/ガラス工芸材料・機材取り扱い店他
【著者プロフィール】
青木 健(あおき・けん)
グリーンアカデミア・オブ・ステンドグラス(全国38教室)代表。工房グラス・ギア 代表。ステンドグラス作家。武蔵野美術大学卒、公共施設・アミューズメントパーク・教会などの建築物に収めるパネルからランプまで、ステンドグラスを中心にオブジェなどの創作活動に取り組んでいる。
【書籍概要】
シリーズ名:ガラス工芸の基本技法
副書名:カラフルな板ガラスをハンダで組み立てて作る アクセサリー・インテリア・ランプスタンド
書 名:ステンドグラス
著 者:青木 健
仕 様:B5判、176ページ
定 価:3,520円(税込)
発売日:2024年6月7日(金)
ISBN:978-4-416-52308-7
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