\西洋・東洋、どっちも使うたらええんやん!/
西洋医学と東洋医学の専門家が、両方の視点から、私たちのからだ・病気・健康について徹底対談!
対談を繰り広げるのは、病理学の専門家で大阪大学大学院名誉教授・仲野徹さんと、『ペットボトル温灸』や『気のはなし』などの著書でも話題の鍼灸師・若林理砂さん。
東洋医学は怪しい…? 西洋医学ならなんでも解明できる?
じつは似ているところ、歩み寄ってきた部分も?
いまを楽しく生きるための医学雑学を、「漫才(!?)」のごとく楽しめる一冊。
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仲野「西洋医学を専門にしてきたわけですけど、東洋医学は勉強したこともなく、まったく未知の存在なんです。(中略)
もっと正直に言うと、ちょっと怪しいんとちゃうか?とすら思ってます(笑)。東洋医学の治療で使うのは、鍼とお灸、それに漢方薬ですよね。
手術とかもしないですよね。なんで鍼とお灸で治んねん!って。
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若林「現代日本で主流なのは西洋医学だから、圧倒的な少数派としては、ちょっと上から目線で語るくらいの意気込みがないとね!」
ーー「第1章 歴史篇 科学としての西洋医学、哲学としての東洋医学」より
■著者紹介
仲野徹(なかの・とおる)
1957年大阪・千林生まれ。大阪大学医学部医学科卒業後、内科医から研究の道へ。ドイツ留学、京都大学医学部講師、大阪大学微生物病研究所教授を経て、2004年から大阪大学大学院医学系研究科病理学の教授。2022 年に退官し、隠居の道へ。2012年日本医師会医学賞を受賞。著書に、『エピジェネティクス』(岩波新書)、『こわいもの知らずの病理学講義』(晶文社)、『考える、書く、伝える 生きぬくための科学的思考法』(講談社+α新書)、『仲野教授の 笑う門には病なし!』『仲野教授の この座右の銘が効きまっせ!』 (ともにミシマ社) など多数。
若林理砂(わかばやし・りさ)
臨床家・鍼灸師。1976年生まれ。高校卒業後に鍼灸免許を取得。早稲田大学第二文学部卒(思想宗教系専修)。2004年にアシル治療室を開院。予約のとれない人気治療室となる。古武術を学び、現在の趣味はカポエイラとブラジリアン柔術。著書に『絶対に死ぬ私たちがこれだけは知っておきたい健康の話』『気のはなし 科学と神秘のはざまを解く』『謎の症状 心身の不思議を東洋医学からみると?』(いずれもミシマ社)、『安心のペットボトル温灸』(夜間飛行)、『決定版 からだの教養12ヵ月―食とからだの養生訓』(晶文社)など多数。
■書誌情報
『医学問答 西洋と東洋から考えるからだと病気と健康のこと』
著者:仲野徹、若林理砂
定価:1,800円+税
ISBN:978-4-86528-414-0
装幀:鈴木千佳子
イラスト:日隈みさき
発行・販売:株式会社左右社
左右社HP:https://sayusha.com/books/-/isbn9784865284140
■特典情報
★初版限定! 特典ポストカード「西と東の健康三箇条」封入
★オンライン書店・VALUE BOOKS限定特典
①「こぼれ話」小冊子……本書未収録の内容をまとめた小冊子です。
②「西と東と●●の医学問答」鼎談音声
スペシャルゲストを招いて収録した鼎談を、音声形式でお送りします。ゲストは決定次第VALUE BOOKS『医学問答』予約ページにてお知らせいたします。
※特典ポストカードはVALUE BOOKSでのご購入にも封入されています。
VALUE BOOKS『医学問答』予約ページ:https://www.valuebooks.jp/bp/VS0058903975
■目次
まえがき
第1章 歴史篇 科学としての西洋医学、哲学としての東洋医学
第2章 からだ篇 見えないものは、ないのでは?
第3章 病気篇 健康神話はけっこう危ない
第4章 治療篇 効きゃあいい、治りゃあいい
第5章 くすり・前篇 摩訶不思議な漢方薬の世界
第6章 くすり・後篇 知ってるつもりの西洋薬の知らない話
第7章 未来篇 医学のこれからはどうなる?
あとがき
コラム
・冷え性の話
・健康に生きるために
・漢方エキス剤というステキなモノ
・薬のお名前
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