関西電力株式会社(以下、関西電力)、西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)、日本貨物鉄道株式会社(以下、JR貨物)、日本電信電話株式会社(以下、NTT)、NTTアノードエナジー株式会社(以下、NTTアノードエナジー)、パナソニック株式会社(以下、パナソニック)の6社は、兵庫県姫路エリアでのインフラを活用した国内水素輸送・利活用等に関する協業について検討してきました。
〈姫路エリアを起点とした水素輸送・利活用等に関する協業の基本合意について (
kepco.co.jp
) お知らせ済み〉
本事業は本日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (以下、NEDO)の助成事業に採択されました。関西電力、JR西日本、JR貨物、NTTアノードエナジー、パナソニックの5社は、水素需要の創出と効率的なサプライチェーンの構築に向けて取り組みます。なお、NTTは本事業の協力先として引き続き参画します。
本事業では、2024年度から2025年度にかけて、グリーン水素の大規模輸送・利活用に向けた調査、検討を行います。
各社の役割については、以下のとおりです。
・関西電力:水素供給管理システムの検討・モデル構築等
・JR西日本:線路敷パイプラインおよび水素利活用の検討等
・JR貨物:鉄道による全国への水素輸送の検討等
・NTTアノードエナジー:通信管路を活用した水素パイプラインの構築における法規制調査等
・NTT:通信管路を活用した水素パイプラインの構築における需要調査等
・パナソニック:水素を使った自社製燃料電池の活用の検討等
6社は引き続き、各分野での経験・知見を結集し、水素サプライチェーンの確立とゼロカーボン社会の実現に向けて取り組んでまいります。
姫路地区を起点としたグリーン水素の大規模輸送・利活用に向けた調査の概要
1.研究開発テーマ
姫路地区を起点としたグリーン水素の大規模輸送・利活用に向けた調査
2.NEDO公募事業名称
水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発/(イ)水素製造・利活用ポテンシャル調査
3.事業期間
2024年度から2025年度
4.調査目的
鉄道や通信用管路といった既存インフラを活用し、水素製造・貯蔵拠点を起点とした大規模で低コストかつ低炭素な水素輸送を確立することで、水素需要創出と効率的なサプライチェーン構築に貢献することを目的とする。
5.調査概要
大規模で低コストかつ低炭素な水素輸送を確立するため、鉄道や通信用管路といった既存インフラを活用した水素輸送方法等に関する調査、技術開発を行う。調査は「輸送方法」「利活用先」「法規制」の3項目に分けて実施する。
<イメージ図>
6.実施予定先
関西電力株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、日本貨物鉄道株式会社、
NTTアノードエナジー株式会社、パナソニック株式会社
7.協力先
日本電信電話株式会社