Ⅰ.バイオメディカル・カリキュラム(BMC)とは
バイオメディカル・カリキュラム(BMC)は、東京女子医科大学先端生命医科学研究所で提供している1年間の公開講座です。理工学系や薬学系の技術者を対象に、医学全般についての正しい知識をダイジェストで学べるように工夫しています。最新トピックスのみを紹介するセミナー形式ではなく、医療産業に携わる人たちが、系統的な医学知識を学ぶ講義に加え、体験型の実習・見学により基礎医学と医療の実地に触れることができます。また、医学と理工学が融合した最新の先端医学、バイオメディカルエンジニアリングを取り入れた最新カリキュラムも提供しています。このようなBMCのユニークな特長のもと、先端医療産業への貢献や異分野の交流を通じて、バイオメディカルの未来を切り拓く人材を育成しています。
(学)東京女子医科大学先端生命医科学研究所(所長 清水達也)では、第56期バイオメディカル・カリキュラムの受講を受け付けております。
■開講期間:2024年10月~2025年9月 ■募集人数:60名
■受講料:140万円(税込) ■申込受付期間:2024年7月末日
Ⅱ カリキュラムの内容(年間スケジュール)
このカリキュラムは1年間です。まず、医学の基本を学ぶ講義と実習から始まり、次第に専門的な臨床医学を学べるようになっています。
また、最新の医療技術やバイオメディカルエンジニアリングの動向も学びます。さらに、受講生自身が未来医療を考える実践的な「未来医学セミナー」を設け、未来医療を創造するマインドの習得のサポートも行っています。
□講義時間について
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1時限80分の講義・実習を、木曜日午後に3時限、土曜日に4時限行います。
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年間授業日数は講義約192時限、実習・見学は約43時限、未来医学セミナー(自主研究)は約20時限で
合計255時限です(第55期2023年10月~2024年9月の場合)。
□講義内容について
講義内容① 基礎医学(医学部1~2年の学習内容に相当)
講義内容② 臨床医学(医学部3~4年の学習内容に相当)
講義内容③ バイオメディカルエンジニアリング
講義内容④ 実習
講義内容⑤ 未来医学セミナー(文献調査とグループ討論)
Ⅲ カリキュラムの特長
「系統的な医学教育」受講生は仕事を続けながら、医療全般の知識を体系的に学べます。医療業界の人々が正確な医学知識を身につけつつ、実際の医療現場を体験します。
「先端医療産業への貢献」再生医療や先端工学外科学の講義と実習を通じて、未来医療を創造する人材を育成します。
「異分野の交流」著名な講師陣や専門家との交流に加え、異分野・競合企業の受講生同士の人材ネットワークの構築をサポートします。
このカリキュラムは、医療技術の進歩と社会のニーズに応えるため、重要な学習機会となります。
受講生は、医薬や医療用具関連産業だけでなく、金融や出版、翻訳業などの非医療分野からも集まります。近年では毎年約40名の受講生が参加し、これまでに2,200名以上が修了しています。講義や実習は東京女子医科大学と早稲田大学の連携施設「TWIns」で行われます。ここでは、医学や生命科学と理工学を融合した最先端の医療技術を学び、実践することを目指しています。
【お問い合わせ先】
<バイオメディカル・カリキュラム(BMC)に関すること>
〒162-8666
東京都新宿区河田町8-1 TWIns 2階
東京女子医科大学
先端生命医科学研究所 BMC事務局
TEL:03-3353-8112(ext.26401,26411)
E-mail:bmc.aa@twmu.ac.jp
ホームページ:
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