※本プレスリリースはレイ・フロンティアが運営する「Rei Frontier Tech Blog」の転載となります。
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1. キャンプシーズン到来
大自然や非日常感を味わうことが醍醐味のキャンプ。
コロナ禍でキャンプブームが加速し、新規参入者も増えたと言われています。
筆者も、まさにコロナ禍で三密を避けるレジャーとしてキャンプデビューを果たした1人です。
真冬の雪中キャンプも焚火や薪ストーブを楽しむ絶好の機会ですが、キャンプ場によっては10月頃から冬季閉鎖をするところが多く、3月から5月に営業再開するキャンプ場もあります。
そこで今回は、人気のキャンプ場7か所をピックアップし、弊社独自に収集している人流データを使って、キャンプ場周辺の滞在傾向を見てみました!
これからキャンプをはじめる方や、どのキャンプ場へ行こうか迷っている方もぜひご覧ください。
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2. 調査元データ
データは弊社アプリ「SilentLog」から匿名化されたものであり、推定情報に基づいています。
※データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます
<データ概要>
【調査対象期間】
2023/4/1 − 2023/11/30
【調査対象エリア】
・菖蒲ヶ浜キャンプ村(栃木県)
・浩庵キャンプ場(山梨県)
・ほったらかしキャンプ場(山梨県)
・戸隠キャンプ場(長野県)
・ふもとっぱら(静岡県)
・朝霧ジャンボリーオートキャンプ場(静岡県)
・マキノ高原キャンプ場(滋賀県)
【滞在者数】
2023/4/1 − 2023/11/30にマップに表示された滞在者合計数を100とした時の比率
【推定居住地】
弊社アプリSilentLogより収集したデータに当社独自の機械学習推定処理を利用
【結果まとめ】
・調査したキャンプ場の中で「ふもとっぱら」キャンプ場の滞在データが最も多い
・居住地からアクセスの良いキャンプ場が選ばれる傾向が強い
・キャンプ場によって景観や広さ、利便性など様々なスタイルに合わせたプランがある
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3. キャンプ場の滞在データ
弊社で取集したデータはAI(機械学習)を用いて各種移動方法を自動で判別して記録しております。この技術はスマートフォンのGPSとセンサーから元となるデータを細かく取得しているので、どういった手段で移動しているか、移動距離や速度、経路をもとにユーザーの行動種別を推測するものです。
マップ上の黄色い点は「自転車」、オレンジの点は「車」、緑の点は「徒歩」、白い点は「滞在」を示しています。
※データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます
【調査対象キャンプ場の滞在データ】
・菖蒲ヶ浜キャンプ村(栃木県)
「菖蒲ヶ浜キャンプ村」はサイト内に車の乗り入れができず、荷物の運び出しは駐車場とキャンプ場間をリアカーなどで移動することになります。車の乗り入れがない分、大自然に集中することができ、中禅寺湖を眺めることもできます。
・浩庵キャンプ場(山梨県)
「浩庵キャンプ場」は本栖湖半北岸の湖畔に面したところにテントサイトがあります。富士山を真正面に見ることができる最高のロケーションで人気のキャンプ場です。キャビンもありますが、フリーサイトは区画分けしていないのでお好きな場所でテントを張ることができます。
・ほったらかしキャンプ場(山梨県)
「ほったらかしキャンプ場」は、有名なほったらかし温泉のすぐ奥にあるキャンプ場で、日の出を見ながら入浴するのが目当てのキャンパーもいるそうです。様々なサイトがありますが区画サイトとなっており、車の乗り入れ台数に制限があります。
・戸隠キャンプ場(長野県)
「戸隠キャンプ場」は妙高戸隠連山国立公園内に位置する標高1,200mのキャンプ場で、広大なフリーサイトになっています。その他にも区画サイトや電源水道付きサイトなど、手持ちのギアやキャンプスタイルに合わせてキャンプサイトを選ぶことができ、こちらも全面車の乗り入れが可能です。また、場内に併設されている戸隠牧場は牛や馬が放牧されファミリーキャンプにもおすすめです。
・ふもとっぱら(静岡県)
「ふもとっぱら」は広大な草原サイトでどこからでも富士山と毛無山を眺めることができる有名なキャンプ場です。全面フリーサイトで車両を乗り入れてテントに横付けできる利便性からも多くのキャンパーから愛されています。
・朝霧ジャンボリーオートキャンプ場(静岡県)
「朝霧ジャンボリーオートキャンプ場」は広大な風景に富士山という絶景が楽しめる全面芝地のオートキャンプ場。370キロ平方メートルにわたる高原型のフリーサイトでテントの真横に車を乗り入れられるのでファミリーキャンプにもおすすめです。
・マキノ高原キャンプ場(滋賀県)
「マキノ高原キャンプ場」は広大な土地に6つのキャンプサイトがあり、林間や川辺、芝生の上や森の中などお好みのスタイルに合わせてサイトを選ぶことができます。森の隠れ家サイト以外はフリーサイトとなっており、お好きな場所でテントを張ることができます。
マップ上の滞在を見ると各キャンプ場で徒歩や車での移動が多く見られました。
オートサイトではなくても荷物の積み下ろしのためサイト付近まで車の乗り入れが可能なキャンプ場もあります。車(オレンジの点)が見られず、徒歩(緑の点)と滞在(白い点)のみが密集しているエリアは車の乗り入れが少ない、もしくはできないエリアなのだと推測できます。
【調査対象キャンプ場の滞在割合】
今回調査したそれぞれのキャンプ場の滞在数を合計したものを100とした場合、各キャンプ場の滞在割合を出してみました。
※データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます
敷地面積が東京ドーム5個分とも言われる広大な草原にある「ふもとっぱら」キャンプ場は、フリーサイトでテントやタープを自由に張ることができます。ベテランキャンパーはもちろん、絶景を愛するキャンパーにとってもたまらないキャンプ場でしょう。収容人数も多く、今回調査したキャンプ場の合計滞在数の約1/4を占めていました。
【キャンプ場における「サイト」とは】
キャンプ場には様々なサイト(テントを張って宿泊などができるエリアや区画)があり、一般的には以下のようなキャンプサイトがあります。
・フリーサイト 区画が明確に定められておらず、広いエリアの中で自由に場所を選んでテントを張る形式。自然をより身近に感じられ、大きなテントやタープを設営しやすい。
・区画サイト あらかじめ区画が決められているキャンプサイト。サイトごとに予約が必要なことが多い。区画分けされているのでプライバシーが確保しやすいメリットがある。
・グランピングサイト 豪華な設備や快適な宿泊環境が整ったサイト。テントやコテージにはベッドや家具が備え付けられていることが多く、初心者やちょっと贅沢な体験をしたい方にぴったり。
・オートキャンプサイト 車をキャンプサイト内に直接乗り入れて駐車できるエリアや区画。荷物の搬入が楽で、ファミリーや初心者に人気。
・ドッグランサイト 区画に柵が設置されていることが多く、サイト内であればノーリードで愛犬とキャンプを楽しむことができる。 |
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4.キャンプ場利用者の属性
弊社で取集したデータはAI(機械学習)を用いて、推定居住地や推定年齢を出すことができます。この技術によって、どの地域からどのような人が目的地に来ているかなど、人物のペルソナ像を浮かび上がらせることができます。どの地域から各キャンプ場に来ているか見てみましょう。
※データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます
・菖蒲ヶ浜キャンプ村(栃木県)
・浩庵キャンプ場(山梨県)
・ほったらかしキャンプ場(山梨県)
・戸隠キャンプ場(長野県)
・ふもとっぱら(静岡県)
・朝霧ジャンボリーオートキャンプ場(静岡県)
・マキノ高原キャンプ場(滋賀県)
推定居住地が東京のSilentLogユーザーが多いこともありますが、関東圏のキャンプ場では東京、神奈川、埼玉からのユーザーが多く見られました。
一方、滋賀県にある「マキノ高原キャンプ場」では、滋賀県近隣地域からのデータが多く見られました。
ここで、今回の調査対象キャンプ場の中で滞在割合が最も多かった「ふもとっぱら」キャンプ場の最新(2024年4月1日~6月9日)滞在状況を見てみましょう。
すでに多くの滞在データが見られました。
現時点での推定居住地データによると、『ふもとっぱら』キャンプ場へのアクセスが良い近郊の県からの利用者が多くの割合を占めています。これから夏休みなどの長期連休に入ると、遠方から訪れるキャンパーの滞在が増えるのかもしれません。年単位で推移を見てみるのも面白そうですね。
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5.今回のまとめと今後の展望
今回の調査結果を通じて、キャンプ場の利用状況やユーザーの傾向を見ていきましたが、「ふもとっぱら」キャンプ場が最も滞在データが多く、非常に人気が高いキャンプ場ということがデータからも分かりました。広大な敷地や豊かな自然環境、富士山の眺望などが多くのキャンパーにとって魅力的な要素なのかもしれません。
遠征して他の地域のキャンプ場を訪れるキャンパーも多く存在しますが、全体としてはアクセスの良いキャンプ場が選ばれる傾向が確認されました。これにより、キャンプ場の立地や交通の便が利用者数に影響を与えていると考えられます。
このように弊社独自で収集した人流データを使って、キャンプ場の運営者は主要都市からのアクセス改善や特定地域向けのプロモーション活動を強化するなど、効果的なマーケティング戦略を立てることができます。キャンパーにとっても、自分の住んでいる地域からアクセスしやすいキャンプ場の情報を事前に調べることが、快適で楽しいキャンプ体験をするための重要なポイントとなるでしょう。
今後も位置情報データを活用して、各種施設の利用傾向や地域の特性を探ることで、より効果的な施策やサービスの提供に努めていきます。レイ・フロンティアは、最新の技術を駆使し、地域社会と連携しながら、より良い未来の構築に取り組んで参ります。
本プレスリリースに関するお問い合わせやメディアの取材依頼については、下記の連絡先までお気軽にご連絡ください。
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◾️レイ・フロンティア株式会社
「現実と仮想をつなぐ世界一のサービスを創る」をミッションとして、2008年に事業を開始し、現在は人工知能による位置情報分析プラットフォーム事業、行動分析支援、アプリ開発、新規サービス開発、実証実験支援の提供(OEM提供も含む)も手掛けております。
所在地:東京都台東区台東2-26-8 KSビル 3階
代 表 者:代表取締役 田村建士
設立:2008年
事業内容:
■人工知能による位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」の開発・運営
1. スマートフォンアプリ向け 移動分析特化型のSDKの提供(データ分析、情報配信)
2. 移動データの分析ツールの提供(ペルソナ分析、移動情報の可視化)
3. クライアント向けスマートフォンアプリケーション企画・開発・運用
4. 自社アプリケーションの開発運営(SilentLog)
5. スマートフォンアプリおよびシステム導入に関わるコンサルティング事業