金融機関向け教材・研修企画等を手掛ける合同会社つむぐ人たち(品川区北品川5−5−15、代表社員 猿樂昌之、以下つむぐ人たち)は、株式会社 経済法令研究会(新宿区市谷本村町3-21、代表取締役 髙𣘺春久、以下経済法令研究会)が提供する動画教材「金利交渉のポイント」と題した、臨場感あるロールプレイ中心の動画教材を提供開始致しました。また、これにあわせ、各金融機関向けのアウトプット主体の研修も提供します。
動画ダイジェスト
80秒で本教材のダイジェストをご覧いただけます。
下のボタンよりご視聴ください。
「金利交渉のポイント」教材開発の背景
令和6年3月の日本銀行金融政策決定会合における、長短金利操作付き質的・量的金融緩和政策の解除を受け、じつに十余年振りに
「金利ある世界」
が到来しつつあります。
(参考)日本銀行:
金融市場調節方針に関する公表文 2024年
この経済動向を受け、各金融機関(主に銀行・信用金庫等の貸付業務を実施する機関、以下、金融機関)においては預金金利の引上げ、住宅ローン金利の引上げに着手しはじめております。
今後は、
企業向け貸付金利においても同様の引上げが予測される
状況ではありますが、中小企業を中心に、いまだ新型コロナウイルス感染症の影響による業績悪化から立ち直れていない状況も多々見受けられます。
そうした状況において、企業の財務諸表に対して直接的に影響を与える、貸付金利の引上げ(利息の増大)を実施していくにあたっては、より
きめ細やかな配慮
が求められます。
万が一、債権者の地位を振りかざして、一方的に、または高圧的に、中小企業に対する貸出金利の引上げを強く要求する事象が発生すれば、金融機関としての信頼を大きく損なう事態にもなりかねません。
そこで、経済法令研究会においては、お客様本位を中心に据えた金利交渉に関する教材制作が企画され、つむぐ人たちはそのパートナーとして開発に取り組みました。
本動画教材の特長
臨場感のあるロールプレイ
きめ細やかな対応をしようとすると、金利交渉の面談では様々なパターンが考えられます。しかしながら、何よりまず「どのような雰囲気なのか」といった大枠をつかんでもらうことが重要と考え、臨場感のあるロールプレイ動画を中心に据えて制作致しました。
ロールプレイ内では、担当者役はあらかじめ立てた骨子に沿って進めようとしますが、
お客様役は素直に応じてはくれません
。そうしたやり取りの中、答えに詰まりそうなポイントでの応酬や、最後のまとめ方や終わり方など、短い時間で見どころが随所に盛り込まれています。
実際の現場のようなロールプレイを視聴することで、自然と「自分だったらどうするか」を考えながら視聴いただくことができ、実践に結びつきます。
シチュエーションを3つに分類
数あるパターンを分類し、交渉機会が多いと考えられる3つのシチュエーション(例えば、基準金利の改定による利上げ、など)にまとめ、3つのロールプレイを制作しています。
これらはそれぞれで交渉の骨子・留意点から解説しており、それぞれの違いを認識して交渉に臨むことができます。
動画とアウトプット研修の相乗効果
いつでも繰り返せるインプット(動画教材)と、アウトプット(研修)を適切に組み合わせることで、理解が深まり、実践力が向上します。
研修 「金利交渉のポイント」概要
ロールプレイや講師による実演を中心とした実践型の講座で、応酬話法や、上司との連携による交渉も含みます。
金利に関連する基本的な知識(貸出金利の仕組み、経済ファクターとのつながり、等)のインプットも行いますが、あくまで「分かりやすい表現で取引先に話す」ということをゴールにします。
組み合わせにより期待される効果
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動画で概要や面談の雰囲気をつかみ、研修によるアウトプットで体験し、スキルの定着を図ります。
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研修では参加者同士のロールプレイもみることができたり、自分のロールプレイに客観的意見をもらうことができます。その過程を経たうえで、実際の交渉前に再度動画を視聴して学習することで、実際の交渉におけるパフォーマンスが高まります
本件に関するお問合せ先
合同会社つむぐ人たち
https://tsumugu-hit.org
代表社員 猿樂昌之 cs@tsumugu-hit.org
株式会社経済法令研究会
https://www.khk.co.jp/
営業推進部 冨田直秀 tomita@khk.co.jp