パルシステム連合会(本部:新宿区大久保、理事長:大信政一)とグリーンコープ連合会(本部:福岡市博多区、日高容子会長)、生活クラブ連合会(本部:新宿区新宿、村上彰一会長)、東都生活協同組合(本部:世田谷区船橋、風間与司治理事長)、コープ自然派事業連合(本部:神戸市西区、岸健二理事長)が参加するびん再使用ネットワークは6月29日(土)13時から16時10分まで、連合会館(千代田区神田駿河台)で設立30周年記念イベントを開催します。ごみ収集会社の清掃員として働くお笑いコンビマシンガンズの滝沢さんなどがエコにまつわる話をします。講演のようすは、オンラインでも配信します。
「捨てる」概念を捨てる
記念スピーチに登壇するのは、Loop Japan合同会社 アジア太平洋統括責任者のエリック・カワバタさんです。Loopは、世界中のメーカーや小売店、サービス業やNGOが協業して構築した、容器の再使用による循環型消費の仕組みです。商品製造の段階で耐久性のある容器を採用し、消費者が使用後に店舗に持参するか宅配便業者を介して回収し、専門業者による洗浄後、再度製造者の元に戻ります。使い捨て文化からの脱却を目指す多様な企業による連携事例など、エリックさんが紹介します。
スペシャルゲストとして登壇するのは、お笑いコンビマシンガンズの滝沢秀一さんです。滝沢さんは、芸能活動のかたわらゴミ収集会社の清掃員として勤務します。収集するごみから見えてくる、食品ロスや環境負荷などの社会課題を自身の体験を通して問題提起します。
そのほか、びん再使用ネットワークの参加団体などからリユースびん利用普及をめぐる社会情勢なども紹介し、「捨てる」からの脱却を参加者とともに考えます。
生協間連携で年間1,000万本回収
びん再使用ネットワークは、パルシステムはじめ4つの生協グループにより、1994年に設立されました。容器使い捨てで生まれる、大量廃棄物の課題を消費者の立場から解決したいという、共通の目的による連携です。4つの生協グループがそれぞれ取り扱う商品のびんの規格を統一して販売し、使用後に回収して再使用する仕組みを構築しました。
宅配で届いた商品であれば、利用者は配達時に担当者に託すだけなので、持参する手間もありません。現在はコープ自然派事業連合もこの仕組みに参加し、5グループ合同で使用するリユースびんは年間1,300万本にのぼります。このうち1,000万本が、利用者から回収されています。
商品の作り手と消費者のより近い距離の関係性構築をめざす5つの生協グループのネットワークとして、これからも利用者に回収を呼びかけていきます。
パルシステムはこれからも、商品の作り手や生協同士、さまざまな団体との協力で持続可能な環境と社会づくりを目指します。
「リユースびんの社会普及をめざして」開催概要
【開催日時】2024年6月29日(土)13時~16時10分(開場12時30分)
【会場】連合会館2階大会議室(東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
もしくはオンラインで視聴(アーカイブ視聴可)
【アクセス】千代田線「新御茶ノ水駅」、丸ノ内線「淡路町駅」、都営地下鉄新宿線「小川町駅」いずれもB3出口から徒歩0分、JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」聖橋口から徒歩5分
【会場定員】270人
【申込フォーム】
https://forms.gle/CiT9gJGNFqHP5r818
【申込締切】6月25日(火)17時
【参加費】無料
チラシPDFはこちら
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【登壇者】
エリック・カワバタさん
東京大学大学院法学部研究室研究員、金融機関法律顧問、投資銀行役員を歴任後、環境及びサステナビリティ分野に従事。2013年米テラサイクル入社。現在、テラサイクルおよびLoopのアジア太平洋統括責任者と日本代表を務める。
滝沢秀一さん
1998年に西堀亮さんとお笑いコンビのマシンガンズを結成。2012年より芸人の傍ら、ゴミ収集会社で清掃員として勤務する。
【主催】びん再使用ネットワーク
【協力】びんリユース推進全国協議会
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,530.9億円/組合員総数171.4万人(2023年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:
https://www.pal-system.co.jp/