■ 使用素材の密度などの成形条件のうち、変更したい値だけ入力することで再計算が可能
射出成形において、金型に流し込む樹脂量の体積を「ショットボリューム」と言い、何ccやcm3にて表示します。ショットボリュームは、溶融した材料を金型へ送り込むプランジャや、スクリュの直径と射出(充填)ストロークから算出しています。成形現場では、射出径、ストローク、体積、密度、質量のいずれかの項目を変更する際に、他の項目の数値を計算で導き出すケースが頻繁にあります。この際に、「成形電卓」の「樹脂量計算」機能を使用すると、例えば、射出径16mmで計算したショットボリューム値のまま、射出径のみを22mmと設定変更することで、直ちに最適な射出ストローク値が算出されます。
「成形時間計算」機能では、生産ショット数と成形サイクルを入力するだけで、必要な運転時間と終了予定時刻を計算できるので、生産計画立案に活用できます。また、何らかの理由で機械が停止した場合には、ショット残数と成形サイクル、現在時刻から、直ちに終了時刻を再計算することも可能です。
なお、画面の下部にある「V-LINE®」のロゴをタップすると、当社の射出成形機におけるコアテクノロジーであるV-LINE®※の解説がご覧いただけます。
※ V-LINE®:射出と可塑化の工程を分離することにより、 樹脂の均一な可塑化とハイレベルな計量・射出精度を両立、高精度な安定成形を実現 ⇒
https://www.sodick.co.jp/tech/v_line.html
■ 「成形電卓」アプリの概要
対応OS:Android7.0
ダウンロード方法:Google Playで「成形電卓」を検索(iOSには対応しておりません)
*Google Play、Androidは、Google LLC.の商標または登録商標です。
*iOSは、米国およびその他の国におけるCisco社の商標または登録商標です。