株式会社フィラディス(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:石田大八朗)は、2024年6月18日(火)より、ニュージーランド、セントラル・オタゴ地区バノックバーンの生産者 Terra Sancta (テラ・サンクタ)の正規代理店として、ワインの取り扱いを開始いたします。
▼セントラル・オタゴの優位性
世界最南端のピノノワール産地であり、ニュージーランド唯一の半大陸性気候であるセントラル・オタゴ。国内で最も標高が高いワイン産地であり、年間を通して雨が少なく非常に乾燥していることが特徴です。夏は日中は非常に暑く乾燥しますが、夜は厳しい寒さとなり昼夜の寒暖差が大きいため、果皮が厚く凝縮度の高いブドウが育ちます。そのため、セントラル・オタゴのワインは全体的に香り高く、力強い味わいになるのが特徴です。
その中でも、サブリージョンであるバノックバーンは一際素晴らしい産地として知られています。セントラル・オタゴの中では比較的暖かく乾燥しているのが特徴で、強さとエレガンスを併せ持つ味わいとなります。
2022年にセントラル・オタゴの他のサブリージョンに先駆けて、初めてのGI(原産地呼称)登録がされており、国際的な評価を獲得している産地だと言えます。
▼バノックバーンの歴史を築いた偉大なる生産者
テラ・サンクタは、1991年にバノックバーンで最初にブドウを植えたワイナリーであり、セントラル・オタゴで4番目に設立された長い歴史のある造り手として知られています。
現在の当主のマーク&サラ・ウェルドン夫妻は、ワイナリーを購入するためニュージーランド全土を探し回りました。たくさんの人々と話をする中で何度も受けたアドバイスが「ブドウ畑の品質をワインが上回ることは出来ないから、出来るだけ良い畑を手に入れること」が重要であるとのことでした。
そして彼らが最終的にたどり着き、ニュージーランドで最も偉大なテロワールとなる可能性があると信じたのがバノック・バーンであり、その中でもこの地のリーダー達が特別な場所としたのが「テラ・サンクタ(神聖な大地、特別な場所という意味)」でした。
▼テラ・サンクタの魅力
テラ・サンクタはバックバーンの中心的なエリアに多数畑を所有しており、その一部にはブルゴーニュのシャンベルタンの畑の挿し木を植えたこともあり、ブルゴーニュ好きも納得できる繊細な味わいのワインを産出しています。
2022年には、ソノマのRombauerVineyardでキャリアをスタートし、バノックバーンのAkarua Wineryで13年醸造責任者を担当したアンドリュー・キーンリーサイドがテラ・サンクタに加わり、ワイナリーの更なる進化が期待されています。
<テクニカルデータ>
オーナー:
Sarah Eliott & Mark Weldon
醸造責任者:
Andrew Keenlyside
所有畑面積:
36ha
土 壌:
シスト(変成片岩)
栽培方法:
収穫は手摘み
醸造方法:
全キュヴェ100%除梗。ステンレスタンクでの発酵後樽熟成。
野生酵母を使用し、無濾過・無清澄
<ワインリスト>
ワイン名 : 2021 Jackson’s Block Pinot Noir
(カナ) :
ジャクソンズ・ブロック ピノ・ノワール
産 地 :
セントラル・オタゴ バノックバーン
ブドウ品種:
ピノ・ノワール100%
熟 成 :
フレンチオーク12カ月(新樽30%)
希望小売価格:
7,600円
テイスティングコメント:
ストロベリータルトとバラの花びらの繊細なアロマに、黒鉛、火薬のヒントの複雑な香り。フルボディだが重くなく、浮遊感のある味わいは多くの個性を持ちながらも、常にしなやか。繊細なタンニンがフレッシュさ酸と一体化している。知的で興味をそそられるピノ・ノワール。今飲んでも良いし、待って美しく熟成させるのも良し。
ワイン名 : 2022 Estate Pinot Noir
(カナ) :
エステート ピノ・ノワール
産 地 :
セントラル・オタゴ バノックバーン
ブドウ品種:
ピノ・ノワール100%
熟 成 :
バリック&大樽12カ月(新樽30%)
希望小売価格:
6,000円
テイスティングコメント:
スミレ、新鮮なタイム、オレガノ、クリスマス・スパイスの香り。口に含むと、プラム、ダークベリー、ハーブ、アニスの風味が調和し、ヴェルヴェットのような舌触りと繊細なタンニンが感じられる。繊細な力強さが余韻に残るピノ・ノワールは、テラ・サンクタ・エステートの美しい特徴である。
ワイン名 : 2022 Shingle Beach Pinot Noir
(カナ) :
シングル・ビーチ ピノ・ノワール
産 地 :
セントラル・オタゴ バノックバーン
ブドウ品種:
ピノ・ノワール100%
熟 成 :
500L樽12カ月(新樽25%)
希望小売価格:
6,900円
テイスティングコメント:
スミレやバラの花の香り、新鮮なハーブ、甘草、青い果実の魅惑的な香り。口に含むと、複雑で層があり、プラム、レッドカラント、スターアニスや甘草などのスパイスの風味が広がる。ミネラルと森林の土のような特徴がより深みを与える。その際立ったテクスチャーは素晴らしく、美しい口当たりを生み出している。繊細なタンニンが口中をシームレスに流れる。フィニッシュは長く、ピュアで記憶に残り、スパイスと果実味が余韻に残る。
ワイン名 : 2022 First Vines Pinot Noir
(カナ) :
ファースト・ヴァインズ ピノ・ノワール
産 地 :
セントラル・オタゴ バノックバーン
ブドウ品種:
ピノ・ノワール100%
熟 成 :
フレンチオーク16カ月(新樽30%)
希望小売価格:
13,800円
テイスティングコメント:
オレンジピール、イチゴ、杉の魅力的なアロマに続き、ベルベットのようなジューシーな口当たりと、香ばしい風味。後半にスモークとスパイスが感じられる。美味しく熟成するだろう。
ワイン名 : 2022 Mysterious Diggings Pinot Noir
(カナ) :
ミステリアス・ディギングス ピノ・ノワール
産 地 :
セントラル・オタゴ バノックバーン
ブドウ品種:
ピノ・ノワール100%
熟 成 :
フレンチオーク古樽11カ月
希望小売価格:
4,500円
テイスティングコメント:
新鮮な花、熟したイチゴ、タンジェリンの花の華やかなアロマ。果実味と酸味のバランスが素晴らしい。
クリーミーなテクスチャーは開放的でカシミアのよう。素晴らしいフィニッシュ。
※価格は税抜です。
フィラディスの理念
株式会社フィラディスは、2003年の創業以来、稀少性の高いオールドヴィンテージワインを日本に輸入するとともに、150を超える世界各地の優良ワイナリーの正規代理店として、選び抜かれた価格以上に価値のあるワインを日本にご紹介しています。更に、2019年にはオリジナルブランドである『Because, ワインシリーズ』を発売。2021年にはワインセラーブランド『フォルスタージャパン』を買収するなど、ワインライフを充実させる包括的な事業展開を目指しています。
『日本に成熟したワイン文化を根付かせる』という企業理念のもと、これまで以上に幅広い方々に美味しいワインをお届けするために、新しい時代を創るような革新的な取り組みを積極的に行ってまいります。
株式会社フィラディス Firadis Ltd.
所在地: 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-3-3 横浜コネクトスクエア11階
ホームページ:
http://firadis.co.jp/