「水辺の安全体験講習」は海と川はそれぞれ特性やリスクが異なるため、「海編」と「川編」の2つのパートに分けて講習を行います。
各分野で長年、安全啓発活動を行っている公益財団法人日本ライフセービング協会とNPO法人川に学ぶ体験活動協議会の専門家が講師として指導します。
また、日本で唯一の人工カヌーコースとして、整備された環境を生かし、海の離岸流や自然河川に似た水流を再現しました。安全な体験を通じて、実践的に習得頂ける機会となります。
■開催概要
・開催日:2024年7月21日(日)
① 9時00分~12時15分 ②13時30分~16時45分 各回定員90名
※天候状況によってイベントを中止する場合がございます。
・場所:カヌー・スラロームセンター(東京都江戸川区臨海町6丁目1番1号)
・参加対象:小学4年生以上
・参加費:800円
・参加方法:事前予約制、カヌー・スラロームセンター予約サイトにて先着順で受付
カヌー・スラロームセンター公式HP 〈
https://canoe-slalom.tokyo/
〉
■内容
1: 水辺の安全体験講習
「海」「川」の2エリアに分かれ、ライフジャケットの着用方法やリスクの対処法等を体験して学びます。
◆海エリア:日本ライフセービング協会(JLA)協力
海を熟知したライフセーバーによる直接指導のもと、「離岸流」の疑似体験いただきます。潮の流れにつかまったとしても、慌てず落ち着いて流れから抜け出せる方法を学び、流れる水の中でライフジャケットの必要性を身体で感じていただきます。
【日本ライフセービング協会のコメント】
本イベントを通じ、自らの命を守る技術を学ぶ中で自然への畏敬の念と人の命の尊さを実感し、人の命を助けるための活動に関心を持ってもらいたいと思います。また、我が国の水難事故件数が少しでも減少することをこころから願います。
◆川エリア:NPO法人川に学ぶ体験活動協議会(RAC)協力
ライフジャケットを着用して川の流れを疑似体験し、実際に流れに逆らうことの難しさや、万が一の際、安全に流される方法を体感することで川の特性を学びます。
【NPO法人川に学ぶ体験活動協議会のコメント】
私達は川という魅力的なフィールドで多くの人が素晴らしい体験を享受できるために、そしてかけがえのない命が川で失われないように、指導者の育成や安全講習をおこなっています。
このイベントでは楽しく学んで、今年の夏はよりアクティブに水辺を満喫してほしいと思います
2:カヌー体験
カヌー・スラロームセンターによるガイドのもとで「カヌー体験」をおこないます。様々な種類のカヌーを自由に選んでもらい、通常初心者の方がカヌーで入ることができない競技コースを漕ぐ貴重な体験ができます。水辺で遊ぶ楽しさを全身で体感頂ける、この日限定の特別プログラムです。
【世界溺水防止デーとは】
WHOでは溺水事故によって失われる人的・資源的被害の甚大さを懸念し、2021年4月の国連総会を通じ7月25日を「世界溺水防止デー」と宣言し、毎年7月25日と定めた。予防可能であるはずの水難事故に対して、世界で予防に対する認識を高めていく・発信していくことを目的としています。
日本では日本ライフセービング協会が積極的に発信しており、2023年では「Going Blue」とテーマを掲げ、青い小物や装飾を身に着け、SNSで発信するように呼びかけました。
【夏に増加する海・河川での水難事故】
日本国内で令和5年度は1,392件の水難事故が発生し、死者・行方不明者は743人でした。
水難事故の8割以上は「海」または「河川」で発生し、3割以上が夏季(7~8月)に集中していました。
▶令和5年度 全国の水難事故概況
●全国の発生状況(カッコ内は中学生以下)
発生件数 1,392(492)件 /夏季 453(49)件
水難者 1,667(177)人 /夏季 568(106)人
うち死者・行方不明者 743(27)人 /夏季 236(16)人
●死者・行方不明者743人について発生場所別
海 368人・49.5%
河川 248人・33.4%
その他 127人・17.1%
(警視庁『令和5年における水難の概況等』
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/sounan.html
より)
□実施体制
主催:カヌー・スラロームセンター(指定管理者 株式会社協栄)
協力:公益財団法人日本ライフセービング協会、NPO法人川に学ぶ体験活動協議会、公益財団法人河川財団、株式会社キヌガワ
□問い合わせ先
カヌー・スラロームセンター(指定管理者 株式会社協栄) 佐藤・乾宛て
電話:03-6808-6100(9:00~17:00)
メール:canoeslalom-centre.info@k-bm.co.jp