ニフティ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:前島 一就、以下、当社)は、当社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」にて、「友だち・グループ」に関するアンケート調査を実施し、本日6月27日(木)にレポートを公開しました。
本調査では小中学生を中心とした子どもたちを対象に、グループ内で問題が起きたことがあるか、グループチャットで気をつけていることなどについてアンケートを実施し、2,103人から回答を得ました。
今、何らかのグループに入っている人は72%でした。グループ内で問題が起きたことがある子どもたちは、中学生よりも小学生の方が多い結果となりました。問題が起きる割合をグループ別に見てみると、「3人グループ」が1位でした。グループ内の1人が孤立したり、悪口等で雰囲気が悪くなったり、喧嘩が勃発したなどのトラブルが多いようです。
クラスや部活でのグループチャットは、小学生では28%、中学生では69%が「ある」と回答しました。問題が起きないように、「あまり頻繁にチャットに参加しない」「メールを送信する前によく考える」「悪口は絶対に言わない」など、さまざまな面で気をつけていることがわかりました。
■調査概要
○アンケート実施期間
2024年4月23日(火)~5月27日(月)
○調査機関
自社調査
○調査対象
小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者
○有効回答数
2,103件
○調査方法
インターネット調査
○調査項目
1.今、グループに入っている?
2.【入っている人へ】それは何人グループか教えて!
3.【入っている人へ】グループ内で何か問題が起きたことがある?
4.【起きたことがある人へ】どんな問題が起きたのか教えて!
5.MBTIって知ってる?
6.【知っている人へ】友だちのMBTIは気になる?
7.【気になる人へ】どうして気になるのか教えて!
8.自分が所属しているクラスや部活などに、グループチャットはある?
9.【ある人へ】グループチャットの中で問題が起きたことはある?
10.【起きたことがある人へ】どんな問題が起きたのか教えて!(複数選択)
11.グループチャットで気をつけていることがあったら教えて!
■調査結果
●今、グループに入っている?
約7割の小中学生が何らかのグループに「入っている」と回答しました。
●【入っている人へ】それは何人グループか教えて!
一番多いのは「3人グループ」で、次に「4人グループ」でした。2人や5人はそれぞれ10%、14%と少ないですが、5人以上の大人数になると割合が増えています。
●【入っている人へ】グループ内で何か問題が起きたことがある?
【問題が起きた割合】
・2人グループ:7%
・3人グループ:29%
・4人グループ:23%
・5人グループ:17%
・それ以上:24%
グループに入っている人のうち、小学生は34%、中学生は27%が「ある」と回答しました。小学生は中学生に比べて精神的に未熟な部分が多く、揉め事になることが多いのかもしれません。
●【起きたことがある人へ】どんな問題が起きたのか教えて!
〈3人グループ〉
○2:1に分かれてしまったこと
○学校で二人組作ってーのときに「ボクいいよ」ってちょっとした気遣いが気まずいー!
○元々4人グループで、一人が、違うグループにいっちゃった
〈4人グループ〉
○喧嘩、仲間割れ、食い違い
○プリクラのお金問題!!
○3:1になって仲間外れしてしまったこと
〈5人グループ〉
○同じグループの中の一人が、同じグループの人の悪口を言っていたのを目撃したこと。
○わたし以外の他のみんなでもう一個グループをつくっていた。
○よく愚痴る子と空気読まない子が対立してピリピリする
〈それ以上のグループ〉
○二つのグループに分けるときにどう分けるのかなど
○7人グループなので2人ずつになるときに喧嘩が起きる
○男女混合のグループで誰と誰が付き合った、別れたが同じ時期にあったり価値観の違いが浮き彫りになった
「グループのうち1人が孤立する」という意見が多く集まりました。偶数人のグループでも「1人だけ会話に入れない」などが寄せられましたが、特に奇数人のグループで多く起こるようです。また、学校行事などで班を決める際、グループメンバーで固まりたいところ1人だけ違うグループになってしまったなどの意見もありました。
●MBTIって知ってる?
「MBTI」とは「世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた性格検査(※1)」です。近年、若者の間で注目されている「MBTI性格診断」は「16Personalities性格診断テスト」の結果をもとにしていることが多いと思われますが、日本MBTI協会は「16Personalities性格診断テストはMBTIとは全く別のもの」と注意喚起を行っています。今回は、子どもたちの間で親しまれているであろう「MBTI」という言葉を使用し、質問しました。
「知っている」人は小学生よりも中学生の方が多いことから、中学生になると自分のパーソナリティへの興味がより大きくなり、詳しく分析したくなるのかもしれません。
※1:[公式]
日本MBTI協会
より引用
参考:ダイヤモンド・オンライン
「若者が飛びつく性格診断「MBTI」とは?血液型診断にとって代わる魅惑の“あるある感”」
●【知っている人へ】友だちのMBTIは気になる?
「気になる」と回答した人は、小学生では47%、中学生では39%でした。小学生の方が、中学生よりも友だちのことが気になることがわかります。
●【気になる人へ】どうして気になるのか教えて!
○MBTIから相手の裏での性格を知ることができ、より良い人間関係を築けそうだから。
○MBTIによる相性診断とかもやってみたいから。
○その人が本当はどんなことを考えてるのか気になるから
○どんな性格なのか知りたい、気をつけなくちゃいけないこと知りたいから
○自分たちは気が合うのか。合わないなら合わせたい。
相手のMBTIが気になる理由として、主に「もっと仲良くなりたい」「自分との相性を知りたい」「相手を不快にさせたくない」の3つが多く集まりました。特に、自分と相性がいいのかどうかを気にする人が多いようです。
●自分が所属しているクラスや部活などに、グループチャットはある?
小学生では28%、中学生では69%の人が「ある」と回答しました。小学生と中学生の差が大きい理由として、まだ小学生では自分が自由に使用できるスマホやタブレットなどを持っている人が少ないことが考えられます。
●【ある人へ】グループチャットの中で問題が起きたことはある?
「ある」と回答した人は小学生の方がやや多く、41%でした。
●【起きたことがある人へ】どんな問題が起きたのか教えて!(複数選択)
小中学生ともに、「会話について」が1位となりました。2023年のアンケート(注1)でも同様の結果となっています。
●グループチャットで気をつけていることがあったら教えて!
○あまり積極的に発言しない
○言葉で伝えるよりも文字だけだと伝わりにくいから、誤解されないような文章にする!
○きつい言葉を使わない。依存しすぎない。
○なにがあっても悪口や仲間ハズレにはしない
○メールを送信する前によく考えるよう心がけている。
グループチャットでは文章でやり取りするため、言葉遣いに気をつかっている人が多く、グループチャットの雰囲気を悪くしないように気をつけている人もいるようです。
その他にも、「既読スルーだけはしないようにする」や「絵文字を使って楽しく伝える」「個人情報には気をつける」など、さまざまな工夫をしてグループチャットを使っていることがわかりました。
注1)2023年「SNSのグループチャットで問題が起きたことがある小中学生は55%、1位「会話について(悪口など)」、2位「通知で時間がとられる」」
SNSのグループチャットで問題が起きたことがある小中学生は55%、1位「会話について(悪口など)」、2位「通知で時間がとられる」
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「ニフティキッズ」
について
2002年に開始した、主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、保護者や先生に向けた情報提供も行っています。
※製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
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