2022年。衝撃的なニュースが流れました。通常の学級に在籍する小中学生のうち、8.8%に学習や行動に困難のある発達障害の可能性があるという結果が、文部科学省から発表されたのです。多様な子どもたちとどのように向き合うのか。日本最大級の木育体験施設「福岡おもちゃ美術館」を運営する認定NPO法人芸術と遊び創造協会(理事長:多田千尋)は、この夏、
「おもちゃ」「遊び」「造形活動」
を通して、多様な子どもたちとの「関わり力」を身につける実践的な講座を開講いたします。
夏の芸術教育学校とは
半世紀以上にわたって行われている「夏の芸術教育学校」。
新人からベテランまで、明日の保育にすぐに活かせるこの講座は、毎夏、全国で5000人の保育関係者や子育て支援、介護等に関わる方々が受講しています。
講義では、最新の保育の潮流やトレンドへの理解を深め、実技では実際の体験を通して実践力を身につけます。
今年は福岡を含め、東京、大阪の3会場に加え、WEBでの講座も充実。
全150講座の中から、自分の関心や困りごとについて、学ぶことができます。
講座の概要
①乳幼児の成長発達に寄り添う手づくりおもちゃ
日時:2024年7月30日(火)
10:30~15:45
会場:福岡おもちゃ美術館
定員:23名
受講料:8,800円
講師:杉本綾子 /造形教室講師 / おもちゃコンサルタント
【内容】子供とともに楽しむ遊び
目の前の子どもの育ちに合わせた「手づくりおもちゃ」を身近な材料で、配慮とポイントを押さえつつ、作り方と遊び方を学びます。手指をよく使い、様々な感覚を使った遊びで乳幼児期の子どもたちを育てましょう。
②先の不器用さをもつ子供の困り感と発達を促す遊びアイデア
日時:2024年7月27日(土)
10:30~15:45
会場:福岡おもちゃ美術館
定員:30名
受講料:8,800円
講師:太田 篤志 / プレイジム代表 / 作業療法士・特別支援教育師SV
【内容】器用さの発達的土台を育む
手先の不器用さに対して、その背景にある感覚-運動の特性や姿勢保持などの粗大運動から手先の運動に至る発達のプロセスを学び、遊びを通して楽しく育んでいくアイデアを体験的に学びます。
«参加者の声»
・講話もとても分かりやすく、保育の中で困っていた事に答えてもらえた。
・座学だけでなく、実践もあり、楽しく学べました。
・日頃、疑問に思っている事を、直接講義を聞く事で、 理解することができ、頭の中を整理する事が出来た。
③発達が気になる子どもとの関わり方とおもちゃ
日時:2024年8月1日(木)
10:30~15:45
会場:福岡おもちゃ美術館
定員:30名
受講料:8,800円
講師:木原 有紀 / おもちゃコンサルタントマスター / 「うーたん おもちゃの森」店主
【内容】おもちゃで支える子どもの育ち
園では様々な乳幼児、障がい児への「関わり力」が求められています。手作りおもちゃや遊びを通してこどもと関わる知恵や、遊びの展開を考え合いながら学びます。
«参加者の声»
・発達が気になる子どもたちの目線に立って物事を考えるようにして行きたいと思った。
・1つのおもちゃでも様々な遊び方があることを知り、勉強になった。
・保育に活かせる内容で、講座は楽しくあっという間に終わった。
「保育あそび発達サポーター養成講座」
上記の3つの講座に加え、自宅から学べるEラーニングとして
発達の多様性とあそびサポートの専門性を高める資格認定講座の受講生も募集しています。
こんな状況や子どもの様子に疑問を感じたことはありませんか?
・なんでいつも水を触り続けるの?
・話しかけているのに目線があわない
・呼びかけても反応してくれない
・くるくる回る動きを飽きずに30分以上みている!
このような発達の悩みをあそびで解決する「保育あそび発達サポーター養成講座」は、
子どもの多様な発達特性を学び、特性に応じたあそび・おもちゃを専門的視点から提供することで、発達が気になる子どもにしっかりと寄り添う存在になれる資格です。
その他講座の詳細情報やお申し込みは、当社の認定NPO法人芸術と遊び創造協会が運営する「芸術と遊びらぼ」サイトにてご確認いただけます。ぜひ、ご覧ください。
ウェブサイト
:
https://artplaylab.jp/nursing/school.html
会場:福岡おもちゃ美術館
〒812-8627
福岡市博多区那珂6-23-1
ららぽーと福岡オーバルパーク
■JR鹿児島本線「竹下」駅から徒歩9分
担当者コメント
「これらの講座を通じて、子どもたちの成長発達を支えるための具体的な方法を学び、日常の育児や教育に役立てていただければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。」
福岡おもちゃ美術館公式ホームページはこちら