6/21(金)より好評発売中!『みんな蛍を殺したかった』文庫版の重版が早くも決定!
ぜひこの機会に一読ください。
――みんな誰かを殺したいほど羨ましい。
美しい少女・蛍が線路に身を投じる。
儚く散った彼女の死は後悔と悲劇を生み出していく――
「女による女のためのR-18文学賞」優秀賞受賞者である著者が、原点に立ち返り、少女たちのこころの中に巣くう澱みを鮮烈な感性で抉り出す。
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内容紹介
京都の底辺高校とよばれる女子校に通うオタク女子三人、その校内でもスクールカースト底辺の扱いを受けてきた。
そんなある日、東京から息を呑むほど美しい少女・蛍が転校してきた。
生物部とは名ばかりのオタク部の部室に三人は集まり、それぞれの趣味に没頭していると、蛍が入部希望と現れ「私もね、オタクなの」と告白する。
次第に友人として絆を深める四人だったが、ある日、蛍が線路に飛び込んで死んでしまう。
蛍の死の真相がわからぬまま、やがて年月が経ち、蛍が遺した悲劇の歪みに残された者たちを絡みとられていく――
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著者紹介
■著者:木爾チレン(キナ・チレン)
京都府出身。大学在学中に応募した短編小説「溶けたらしぼんだ。」で、新潮社「第9回女による女のためのR-18文学賞」優秀賞を受賞。美しい少女の失恋と成長を描いた「静電気と、未夜子の無意識。」でデビュー。その後、少女の心の機微を大切に、多岐にわたるジャンルで執筆し、作品表現の幅を広げる。
ミステリと少女たち闇を掛け合わせた、黒歴史シリーズ「みんな蛍を殺したかった」「私はだんだん氷になった」が人気を博す。
■作品解説:けんご
小説紹介動画はバズることも多く、その多くがヒット作品となる。ピュアな物語から純文学まで、好みのストライクゾーンは広い。強いてあげるのであれば、ホラーや物騒な作品をよく読むという。伴侶は木爾チレン。
■装画:紺野真弓(コンノ・マユミ)
1987年、宮城県生まれ。画家。2014年より独学でアクリル画をはじめ、2015年から作家活動を開始する。
イラスト的な女性像を主なモチーフとして、デジタルイラストに使われるレイヤー効果のような表現をアクリル画に取り入れるなど、人工的で多層的なイメージを描く。個展等で作品を発表するほか、装画や楽曲のアートワークなども手掛けている。
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書籍概要
タイトル:『みんな蛍を殺したかった』
判型:文庫
ページ数:272ページ
価格:本体850円+税
著者:木爾チレン/けんご(解説)/紺野真弓(画)
ISBN:9784576240633
発売日:2024年6⽉21⽇
<WEBサイト>
https://www.futami.co.jp/book/6000
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