■策定の趣旨
アナツバメの巣は、古くから食品や漢方、化粧品の材料等として珍重されており、市場において高値で取引されるため乱獲が後を絶たず、偽物も蔓延しています。また、アナツバメは養殖により自然な状態とは異なる環境における生息を余儀なくされ、本来の生態系を変えてしまう恐れが生じています。そこで、天然表示の基準を制定することにより、養殖などとの違いを明確にしてお客様に正しい情報を提供するとともに、天然表示の基準に賛同する生産者を増やすことで、市場において養殖を減らすことに貢献します。さらに養殖や乱獲の低減は、アナツバメの原産地における環境の保護につながり、現状の自然環境の持続のみならず、これを再生・回生(リジェネラティブ)させるための一助となることが期待できます。
※当社が製品の原料としているツバメの巣はヒナが巣立った後、二度と使用されない天然アナツバメの巣です。
■基準の内容
アナツバメの巣及びその加工製品を適用範囲とし、「養殖」、「乱獲」、「偽物」などの用語の再定義と「環境」「採取」「加工」の観点から環境やアナツバメの生態系への配慮が認められる天然表示の基準を明記しています。(下記一部)
・養殖
アナツバメの巣の採取量を増加させ、また採取作業の危険性を減少させる目的で、アナツバメが山地・海岸にある天井の高い自然洞窟内や自然断崖に営巣する習性を利用し、鉄筋コンクリート製等高層人口建造物に天然の洞窟に似せた環境を整え、営巣させること。
・乱獲
アナツバメが営巣したのち、卵が孵る前や、ヒナが巣立つ前に巣を採取すること。アナツバメは一度子育てに使った巣は放棄し、繰り返し使うことはないため、ヒナが確実に巣立ったと確認された巣の採取は乱獲にならない。
・偽物
アナツバメの巣の形状や触感を真似て、アナツバメの巣ではない原材料もしくはアナツバメの巣を原材料の一部のみに用い、木型やプラスティック型等を利用して人工的に作られたもの。
本基準の策定にあたっては、一般財団法人日本品質保証機構に助言・監督をいただきました。
天然表示の基準:アナツバメの巣及びその加工製品:全文
https://mstyle-j.co.jp/wp-content/uploads/2023/06/f68735cd790b0999b5873d97301bda0c.pdf
■基準マーク
■ 会社概要
エムスタイルホールディングス株式会社は、ヒナが巣立った後、二度と使用されない100%天然アナツバメの巣を活用し、ツバメの巣のライフスタイルブランド「BI-SU(ビース)」(エムスタイルジャパン株式会社)とペットケアブランド「MIRANEST(ミラネスト)」(ミラネスト株式会社)を展開しています。原料となるアナツバメの巣は代表の稲冨自らがマレーシアにて採取し、偽物や養殖物の多いツバメの巣市場において、安心・安心の天然物にこだわっています。2017年には研究開発部門として、ツバメの巣研究所を設立。天然アナツバメの巣及びシアル酸(N-アセチルノイラミン酸)に関する研究を先導的・独創的かつ総合的に行っています。2021 年からは国立大学との共同研究を実施しています。また、2022 年 に開催した「研究報告会」には、マレーシアの元首相マハティール氏も出席されました。2024年2月には、ツバメの巣によるミトコンドリア増強の知見を得られ、特許出願に至りました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000083751.html
会社名:エムスタイルホールディングス株式会社
代表者:稲冨幹也
所在地:福岡県福岡市中央区今泉1-20-2 天神MENTビル 9F
公式コーポレートサイト:
https://mstyle-j.co.jp/
BI-SU公式ブランドサイト:
https://www.bi-su.jp/
BI-SU公式Instagram :
https://www.instagram.com/bi_su_official/
MIRANEST公式ブランドサイト:
https://miranest.jp/
MIRANEST公式Instagram :
https://www.instagram.com/miranest_official/