「三国花火大会」は例年山の日(祝日)である8月11日に福井県坂井市の三国サンセットビーチにて開催される北陸最大の名にふさわしい大花火大会です。県内外からたくさんの方が来訪され、昨年は20万人以上の方にお越しいただきました。三国花火大会の名物といえば、水中花火。三国花火大会では船から火をつけた花火玉を花火師が直接海へ投げ込んでいます。かなり危険を伴う花火ですが、綺麗な半円を描く美しい花火を皆様にご覧いただけるよう力を尽くしています。他にも見どころたくさんの三国花火大会を場所取り不要の有料観覧席でゆっくり鑑賞し、ひと夏の思い出を作ってください。
・水中花火だけじゃない?【最新版】三国花火の楽しみ方
三国花火大会の見どころとして水中花火を挙げましたが、実は他にも様々な見どころがあるんです。
1つ目は、
「音楽スターマイン」
。音楽スターマインとは、単に花火の後ろで音楽が鳴っているものではなく、花火を音楽に合わせて打ち上げる新しいスタイルの花火です。最近では、これを楽しみに来られる方も非常に多いと聞きます。当日流れる曲を予想するのも楽しいですよね!
2つ目は
「20号玉(二尺玉)」
。三国花火大会の最大花火で、玉は上空450mまで打ち上げられ、そこから直径450mに花開きます。また、三国花火大会では錦冠(錦カムロ)と呼ばれる玉を使用し、海面までたれ落ちてくるような演出をしているため、さらに大きく見えるのが特徴です。
3つ目は「斜めスターマイン」。一般的な打ち上げ花火と異なり、斜めに打ち出す速射連発花火。見る場所によっては、観覧席に飛び込んでくると錯覚するほどの迫力があります。
4つ目はやはり圧巻の
「フィナーレ」
。三国花火の最後を飾るに相応しいプログラムで、様々な花火を惜しみなく打ち上げます。花火が打ち上がりすぎて、昼間か?と思うくらい周囲が明るくなります。花火大会は帰りが混むことを想定し、少し早めに帰りたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、このフィナーレを見ずに帰ってしまうのは後悔すると断言できるほど素晴らしいプログラムです。ぜひ、最後の最後まで席を立たずお楽しみください。
・意外と知られていない?三国花火大会を楽しむ穴場スポット!
三国花火大会は無料で観覧できますが、有料観覧席も販売しており、今年は6月29日(土)10時から販売が開始されております。
有料観覧席を購入すると、場所取り不要でゆったりと花火を観覧することができます。時間がない方や花火を満喫したい方には特におすすめです。
会場は次の2つです。
①三国サンセットビーチエリア
1人席(ガーデンチェア席) 8,000円/席 →完売
1人席(イス席) 6,000円/席
1人席(階段席) 5,000円/席
②九頭竜川ボートパーク
1人席(イス席) 4,000円/席
1人席(階段席) 3,500円/席
4人席(テーブル付きガーデンチェア席)20,000円/テーブル →完売
6月29日(土)に販売開始され、三国サンセットビーチ会場の1人席(ガーデンチェア席)と、九頭竜川ボートパークの4人席は既に
完売
となってしまいました。やはり、三国サンセットビーチ会場は人気ですね。
しかし、ここでオススメしたいのは②
九頭竜川ボートパーク会場
です!
大きなメリットとしては以下の3つ
。
・三国サンセットビーチ会場に比べると有料観覧席料金が安いこと。
・三国サンセットビーチ会場に比べると比較的空いていること。
・専用の臨時駐車場(2つ)が広く、シャトルバスが出ていること。
料金が安いことはもちろん、サンセットビーチ会場に比べて空いていることは、人混みが苦手な方には大きなメリットとなります。また、花火大会といえば駐車場探しも大変ですよね。その点、九頭竜川ボートパーク会場はかなり広い臨時駐車場が2つあるだけなので、駐車場を見つけたが満車で次の駐車場はどこ?のような事態が起こりにくく、さらに臨時駐車場からシャトルバスに乗れるため歩く距離もそこまで長くありません。(徒歩約20分)
ここまで九頭竜川ボートパーク会場のメリットを説明しましたが、もちろんデメリットもあります。
それは、場所によっては一部水中花火が見えづらいことと、屋台の数が少ないこと。
九頭竜川ボートパーク会場も公式の会場のため、九頭竜川ボートパーク会場に向けた花火ももちろん上がりますが、会場に奥行きがあるため後ろの方で観覧する際は、一部の水中花火が見えづらいというデメリットがあります。屋台ももちろん出ますが、会場の人数に応じて屋台も多くなるため、サンセットビーチ会場より少ないことが予想されます。
メリット、デメリットを考慮して今年の三国花火大会はどこの会場で見るか考えてみましょう!
●まとめ
(九頭竜川ボートパーク会場がおすすめの方)
・有料観覧席で見てみたいけど、費用は安く抑えたい。
・花火は見たいけど人混みは嫌。
・駐車場探しで疲れたくない。
三国花火大会有料観覧席購入はコチラ
http://www.mikuni.org/hanabi/contents/travel.php
三国花火大会HP
https://www.mikuni.org/hanabi/
【参考情報】
坂井市には、他にも福井県が誇る観光地や食が多数あります。その一部を下記にてご紹介いたします。
<自然>
越前加賀海岸国定公園に含まれる越前松島などの美しい海岸線、九頭竜川や竹田川、市東部の森林地域、福井県一の米どころを支える広大な田園など、豊かで美しい「海・山・川」の自然に恵まれています。
東尋坊
断崖に日本海の荒波が打ち寄せる景色で知られる国の天然記念物・名勝東尋坊。約1キロメートルにわたり豪快な岩壁が広がっています。このような輝石安山岩の柱状節理が広範囲にあるのは、世界に3ヵ所ともいわれ、地質学的にも大変貴重な場所です。初夏のまばゆいばかりに広がる青い空と日本海、秋の頃の日本海に太陽が沈み行く夕景、雪が舞う頃の荒々しい波と吹きつける寒風。どれも東尋坊と日本海の大自然が見せてくれる、四季折々の素晴らしい風景です。
越前松島
東尋坊と同じ柱状節理の岩が織り成す景観の中、一風変わった岩が点在するほか、散策路を辿ると小島に渡ることができたり洞穴を覗くこともできます。越前松島水族館や宿泊施設が隣接し、家族連れや遠足でにぎわう観光地となっています。
<観光地>
日本屈指の景勝地である東尋坊、三国サンセットビーチを中心とする海岸、北前船交易で栄えた三国湊、現存12天守の丸岡城をはじめとする歴史資源があります。
三国湊
三國湊は、福井県一の大河「九頭竜川」の河口に位置します。千年以上昔の文献にも「三国」という地名の記述があるほど昔から栄え、歴史がある町です。北前船が残していった歴史・文化はもちろんのこと、格子戸が連なる町家、豪商の面影が残る歴史的建造物など、情緒ある町並みが残ります。
丸岡城
丸岡城は別名霞ヶ城とも呼ばれ、平野の独立丘陵を利用してつくられた平山城です。春の満開の桜の中に浮かぶ姿は幻想的で、ひときわ美しいものとなっています。戦国時代の天正4年(1576年)一向一揆の備えとして、織田信長の命を受けて柴田勝家の甥・勝豊が築きました。標高27mの独立丘陵を本丸として天守を築き、その周囲に二の丸と内堀、その外側に三の丸と外堀を巡らせていました。丸岡城天守は、江戸時代以前に建てられ当時の姿で現在まで残っている現存12天守の1つです。昭和23年の福井地震により石垣もろとも完全に倒壊しましたが、天守の材料や石垣などの主要部材の多くを再利用して昭和30年に修復修理されました。現存12天守の中で、完全に倒壊した状況から修復された天守は唯一丸岡城天守のみです。現在立ち続けている古式の風格のある姿は、消滅の危機という困難な道のりを経ても立ち上がり復興してきた証であり、その歴史は他にはない波乱の運命を歩んだものです。
雄島
その自然は未だかつて人の手が加えられていない神の島。伝説のある島全体は自然豊かな散策路としても親しまれています。島の奥には大湊神社がたたずみ、毎年4月20日は地区住民による大湊神社の例祭が行われます。
<食>
福井県における冬の味覚の代表である「越前がに」をはじめとする水産物、そば、らっきょうなどの農産物、山菜、油揚げ、若狭牛など、食を活かした観光が魅力です。
越前がに
毎年皇室へ献上される事でも有名な三国町の「越前がに」は、身は殻の中によく詰まっていて、甘く繊維が締まっており、数に限りがあるため、特に珍重されています。
甘えび
甘えびは、越前がにと並んで人気の高い日本海の珍味。三国漁港にも透き通るような紅色をした、たくさんの新鮮な甘えびが並んでいます。
丸岡産おろしそば
坂井市は県内1・2を誇るそばの産地で、特に丸岡産のそば粉で作ったおろしそばは香り高く、風味が強い飽きない仕上がりとなっています。
<文化・伝統>
ファッションなどのブランドネームや品質表示などの織ネーム、国内第1位のシェアを占めるマジックテープなど伝統的な技術産業が盛んです。
越前織:ネームタグ
丸岡は織物の一大産地で、ワッペンやスポーツ用ネームとして用いられる「織ネーム」は需要が高まっており、また、コンピュータで図柄処理し織物として描画する「越前織」も観光の土産等向けに作っています。主要製品は洋服に施すネームタグで、国内シェア7割を誇ります。
一筆啓上 日本一短い手紙の館
丸岡町ゆかりの徳川家康の忠臣本多作左衛門重次が陣中から妻に宛てた短い手紙「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」(「お仙」とは後の越前丸岡城主 本多成重(幼名 仙千代))の碑が丸岡城にあります。この碑をヒントに日本で一番短い手紙文を再現し、手紙文化の復権を目指そうということで、平成5年から毎年テーマを定めて「一筆啓上賞」として作品を募集し、平成15年から「新一筆啓上賞」として、日本全国、海外から応募が寄せられています。