設立の背景
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2001年12月「法科学鑑定研究所」は、山崎 昭によって創設されました。今年で23年の歴史を刻んでまいりました。
当社は民間の科学捜査研究所を目指し発足しました。発足には元科学警察研究所副所長の瀬田先生、鈴木先生、元科学捜査研究所の中原先生、佐々木先生、黒川先生、木下先生、警察庁の大石先生、杉内先生など本当に多くの方たちに支えられて現在があります。
成長の軌跡
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もちろん順風満帆ではありませんでした。発足当初は当たり前ですが、まったく知名度がなくまったく依頼が来ませんでした。しかし1年、2年、3年と少しずつですが依頼が舞い込んできました。そして5年が過ぎたころやっと安定してきました。それでも西新宿の事務所は古くそして狭く、お客様がビルの前まで来ても「こんなところに発注しても大丈夫か」帰ってしまうお客様もいらっしゃいました。それほどボロボロの建物でした。
2011年の東北地震後建物が危険なため同じく西新宿内に移転、そして2021年9月に東京都下の小金井市・JR東小金井駅から徒歩2分という好立地の場所に新築の自社ビルを購入し、現在もここで多くの研究員が受任した様々な案件に取り組んでいます。
重要な出来事
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当社の大きな転機は、2011年3月にDNA解析機器群を導入したことです。それまでは、アメリカの提携ラボに検体を送り解析を行ってきました。
自社でDNA鑑定(血縁鑑定も含め)を行うことは、民間では初めてのことでした。それから13年の年月の中でDNA鑑定の精度向上、また他の鑑定でも、最先端の解析機器を導入し指紋、文書偽造、画像解析など科学的探究により主観を一切排除した鑑定にたどり着いています。それは民間では最高位級の解析と言われるようになりました。
研究成果
: これまでの主要な研究成果や技術開発の具体例。
当社の研究者たちは、科警研、科捜研、鑑識が中心となって創設された研究学会「日本法科学技術学会」において、多くの研究論文を発表しております。
DNA鑑定の学術論文一覧
2023年(妊娠中DNA親子鑑定における判定精度向上に関する検討)
2023年(二親等親族の血縁鑑定のためのSTRおよびSNPパネルの評価)
2022年(cfDNA断片長解析による妊娠中DNA親子鑑定の精度への影響)
2022年(外国人集団を対象としたアレル出現頻度の算出)
2021年(妊娠中の母体血中胎児DNAを用いた父子鑑定の検討)
2019年(PowerPlex® Y23 Systemの検出限界と男女混合DNAのSTR型)
2018年(親子鑑定における孤立否定)
2017年(親子鑑定における孤立否定とローカス数の影響 )
2016年(DNAコンタミネーション除去試薬の比較・検討)
筆跡鑑定
2022年(模倣筆跡識別法の検討<第二報>)
2021年(筆者識別における個人内変動幅の与える影響)
2020年(模倣筆跡識別法の検討)
2019年(対象筆跡の個人内変動幅を考慮した筆者識別<第三報>)
2018年(対象筆跡の個人内変動幅を考慮した筆者識別<第二報>)
2017年(対象筆跡の個人内変動幅を考慮した筆者識別)
顔画像解析
2023年(AI顔画像照合システムの開発)
未来の展望
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今後の成長戦略は、遺伝子分野における研究が鍵となると当社では考えています。
当社ではすでに遺伝子から、病気、能力・感性、ダイエットそして美容に関して検査を行ってお客様に的確な報告を行い、称賛されております。
今後は、これらの高い技術を基に、また最近のトレンドに合わせ、医療関連の遺伝子検査、リクルート関連では個々のパーソナリティ遺伝子検査も提供を始めました。
また、遺伝子検査に関しては多くの企業様からOEMの提供ができないか打診を受け、この7月から提供する運びとなりました。
当社は再来年で25周年を迎えます。これもひとえに関係者の皆さま、多くのご依頼者様のおかげと心しております。その感謝をを忘れずに、確実に一歩一歩前に進んでいく所存です。
何卒、今後とも皆様のご支援を賜りますよう、切にお願いいたします。
スタッフ一同 拝
企業名:法科学鑑定研究所
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