2021年4月に開学した叡啓大学(学長:有信睦弘、所在地:広島市中区)は、今年度4学年がそろい、1期生が卒業年次を迎えました。
1期生は、集大成科目である卒業プロジェクトや卒業後の進路・キャリアデザインの実現に向けて、忙しいながらも充実した日々を送っているようです。
6月12日から3日間の集中講義で、4年次配当科目「持続可能な世界と私たち~SDGsの達成に向けて~」を初めて開講しました。
この科目は、これまでの学修や学内外での活動を基に、改めてSDGsの達成に向けて考える機会であり、有信睦弘学長や保井俊之学部長による講義のほか、国際機関、証券会社、研究機関など様々な業界からゲストスピーカーをお招きしました。
ゲストスピーカー UNITAR広島事務所長 三上知佐様
1日目は、国連訓練調査研究所(UNITAR)広島事務所長の三上知佐様をお迎えし、講義いただきました。
UNITARで行っている訓練・研修の紹介に、学生からは「国境のない世界を構築するために必要なトレーニングは?」といった質問が寄せられました。
ワールドカフェ「持続可能な未来を創るためにわれわれができること」
4~5名のグループに分かれ、ワールドカフェ形式で意見を交換しました。
第1セッションは「地球と社会と人に優しいこと」をテーマに進められ、次のような意見が出ました。
・「ありがとう」という言葉を相手に伝えられるだけでも、お互いにとって優しいことだと思う。
・物を大切に長く使うことやリサイクルへの意識、ゴミの分別など、いわゆる環境への配慮も優しいことのひとつと思うが、CO2の削減から自然環境の改善や保全につながり、人の暮らしやすさへと循環していくので、必要な行動だと思う。
・地球や社会というとすごく大きいものに感じるが、一人一人が相手を想って行動する小さな優しいことの積み重ねが、社会や地球という大きなシステムをより良く変えていくと思う。
5限目での開催でしたが、リラックスした雰囲気の中で、活発に意見交換がなされました。
学生のプレゼンテーション
2日目の午後は、履修者がSDGsに関するテーマで自ら課題解決に取り組もうとしていることを選び、その問題意識の概略に関する個人プレゼンテーションを行いました。
この回の目的は、本学でこれまでの知識の修得と実践の往復を通じて学んできた成果に基づき、自ら立てた社会課題の「問い」に対するソリューション提案を行うことです。
日本語クラスと英語クラス合同で、プレゼンテーションは一人3分間の制限時間をもって行われました。
SDGs目標の中で自身が選んだ目標と理由を発表し、プレゼン後には、聴講者が気付きなどをメモした付箋紙を渡してフィードバックしました。
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