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背景
日本では、約1,600万頭※2の犬や猫が家族の一員として暮らしており、今後もペットと暮らす家庭が増加することが予想されています。また、ペットの社会的価値が向上していることから大切な家族の一員として健康管理に注目が集まっています。
特に、犬の散歩は、適度な運動の役割だけでなく、ストレスをためない効果がある※3と言われています。
一方、約3割のペットオーナーが1日1回の散歩ができていないといったデータ※3があり、飼い犬の健康増進に向け、より多くのペットオーナーに散歩の頻度向上や適切な距離での散歩による行動変容が求められています。
そこで今般、ペット保険「ワンにゃんdeきゅん」を販売するあいおいニッセイ同和損保、ナビゲーションアプリ開発のノウハウを有するナビタイムジャパン、ペットの健康管理の知見を有する日本動物高度医療センターの3社は、アプリで気軽に、楽しく、適切なコースや距離で散歩ができるサービスとして「ALKOO with わんこ」を開発し、ナビタイムジャパンが提供するウォーキングアプリ「ALKOO by NAVITIME」にて提供することとしました。
※2 出典:令和6年犬猫飼育実態調査(一般社団法人ペットフード協会)
※3 出典:愛犬のおうち時間と外出時間(有限会社サイユ―インダストリー)
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「ALKOO with わんこ」の概要
(1)サービスの開発について
【名称】
ALKOO with わんこ(歩こう ウィズ ワンコ)
【開発における各社の役割】
・あいおいニッセイ同和損保:活動量・散歩量データと保険事故データなどの分析
・ナビタイムジャパン :犬種・年令・天候に応じた適切なコース検索機能や散歩の記録機能の開発・提供
・日本動物高度医療センター:散歩中を含めた1日の活動量データを提供
【機能】
・ペットの犬種・年令や天候に応じた散歩コースの提示
例)気温の高い日には「日陰優先ルート」を案内
・多頭飼育のお客さまはペットごとの散歩記録が可能
・「PLUS CYCLE」※と連動することで、散歩時における活動量の測定や、24時間の活動量を基にした
ペットの1日を通した健康管理サポートが可能
※日本動物高度医療センターが提供する犬猫用活動量計であり、
デバイス購入(有料)とアプリダウンロードが必要
<アプリの活用イメージ>
(2)提供方法について
【提供方法】
・「ワンにゃんdeきゅん」の保険契約者・被保険者(対象となるペットは犬のみ)
【提供開始】
・2024年10月
【使用料】
・基本使用料無料(プレミアムコースは月額400円)
【ダウンロードサイト】
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今後の展開
【あいおいニッセイ同和損保】
・本サービスから得られたデータを活用し、ペットごとの適切な散歩量の算出と新たな商品開発を通じて、
CSV×DXのもと「ヒトとペットの共生社会」の実現を目指していきます。
【ナビタイムジャパン】
・本サービスから得られたデータを活用し、より愛犬に最適なルート提供を目指すとともに、
愛犬との散歩をサポートするような機能拡充を行ってまいります。
【日本動物高度医療センター】
・本サービスから得られたデータを活用し、犬種・年齢のみならず活動量を基にしたペットごとに
適切なお散歩距離の算出、24時間の活動量および保険データからの異常の早期発見を目指していきます。