ミズノは、都内を中心に食品スーパーマーケットを展開するサミット株式会社(本部:東京都杉並区/代表取締役社長:服部哲也)と、水や油が散ったフローリングやタイルの床面でも耐滑性を発揮する、ワーク用スニーカー「FREEROAD EU 31L(フリーロード イーユー サンイチエル)」※1を共同企画しました。ミズノが、小売業で働く人向けにワーク用スニーカーを発売するのは初めてです。ミズノワーク品を取り扱う全国の作業用品専門店や、ミズノ公式オンラインなどで7月20日に発売します。
※1 硬質樹脂先芯を使用していません。(JSAA規格認定品、JIS規格認定の安全靴ではありません)
▼ワーク用スニーカー「FREEROAD EU 31L」
URL:
https://jpn.mizuno.com/working/products/shoes/freeroad
厚生労働省が公表した労働災害発生状況※2によると、令和4年の労働災害における、休業4日以上の死傷者数は前年比1,769人増(+1.3%)と、過去20年で最多でした。業種別では、小売業や清掃などの第三次産業が半数以上を占めており、労災の種類では転倒が全体の約4分の1を占めています。このような状況から、第三次産業における転倒労災は社会的にも問題視されています。
※2 出典:「令和4年の労働災害発生状況を公表」(厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33256.html
)
そこで、今回発売する「FREEROAD EU 31L」を開発するにあたり、小売業で働く人の中には、運動靴など作業用途以外の靴で業務をする人もいることに着目しました。「FREEROAD EU 31L」は、一見普通のスニーカーですが、耐滑性に優れたアウトソールや、つま先補強に耐久性のある人工皮革を採用したワーク用スニーカーです。ミズノはこのワーク用スニーカーで、小売業で働く人の足元から支え、労働環境改善をサポートします。「FREEROAD EU 31L」の販売目標は9,000足です(発売から1年間)。
ワーク用スニーカー「FREEROAD EU 31L」の特長
■滑りにくいアウトソール意匠と、つまずきに配慮したソール設計
「FREEROAD EU 31L」のアウトソールは、水や油が付着してもソールの溝にたまりにくい意匠を採用しています。また、接地面を平らにする鏡面仕上げを施すことで、地面との接地面積を増やしています。その結果、水や油が散ったフローリングやタイルの床面でも耐滑性を発揮します。また、つま先を高くしたソール設計にすることで、つまずきにも配慮しています。
■つま先の補強に、耐久性のある人工皮革を使用
「FREEROAD EU 31L」は、作業中特に傷みやすいつま先部分に、耐久性のある人工皮革を補強することで、つま先の消耗に配慮しています。さらにアッパーには、耐久性を求められる建設、物流、製造といった業種で使用されている、ミズノのプロテクティブスニーカーと同様の人工皮革を使用しています。
■クッション性に優れたソール設計で履き心地を追求
「FREEROAD EU 31L」は、踵部のクッション性を高める『セル構造』を搭載したミッドソールを採用しています。『セル構造』は複数の独立した突起状設計で各セル同士に隙間を持たせています。隙間により荷重時に各セルがたわむことで、クッション性を高めています。また、ランニングシューズに採用している柔らかいミッドソール素材、『U4icX(ユーフォリックエックス)』を搭載することでクッション性を向上しています。
ミズノのワークビジネス
ミズノは、1997年からスポーツ品開発で培った技術や知見を活用した別注の企業ユニフォームを企画・販売する専門部門を設置し、これまで約1,200社以上に納品しています。近年、企業などからの需要を受け、2016年3月からワークシューズを、2018年2月からワークアパレルを本格的に展開。2019年4月にはワークビジネス事業部を新設し、建設業、運輸業、製造業をはじめ、さまざまな業種へのさらなる拡大と商品ラインナップ拡充を進めワークビジネス強化に取り組んでいます。
2027年度には180億円の売上を目指しています。
(お客様のお問合せ先)ミズノお客様相談センター TEL:0120-320-799