株式会社スキルアップNeXt(以下スキルアップNeXt、東京都千代田区神田三崎町3丁目3-20、代表取締役 田原 眞一、旧社名 スキルアップAI株式会社)は、当社CRO(Chief Research Officer) 斉藤 翔汰による2本の共著論文
・「CatCMA : Stochastic Optimization for Mixed-Category Problems」
・「CMA-ES for Safe Optimization」
が進化計算分野における国際会議『Genetic and Evolutionary Computation Conference (GECCO) 2024』の本会議に採択されたことをお知らせいたします。
GECCO 2024 は、最適化における重要領域のひとつである進化計算分野で国際的に権威のあるトップカンファレンスであり、2024年7月にオーストラリアのメルボルンにて、オフラインとオンラインでのハイブリッド形式で開催されます。
斉藤は当社にてCROを務める傍ら、横浜国立大学大学院博士課程に在籍し、研究活動を行っています。この度採択された2本の論文は株式会社サイバーエージェント「AI Lab」所属 濱野 椋希氏、野村 将寛氏、横浜国立大学 教育推進機構 内田 絢斗氏、横浜国立大学 総合学術高等研究院 白川 真一氏との共同研究の成果をまとめた共著論文となっています。なお、GECCOへの論文採択は3年連続となります ※1, ※2。
※1 スキルアップAI講師 斉藤 進化計算分野のトップカンファレンス「GECCO2022」にて論文採択、実務への応用期待
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000035215.html
※2 スキルアップAI講師 斉藤 進化計算分野のトップカンファレンス「GECCO2023」にて昨年に続き2年連続で論文採択
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000035215.html
採択された 共著論文について
「CatCMA : Stochastic Optimization for Mixed-Category Problems」
<研究概要>
本研究では、対象問題が連続的な変数に加えて、離散的な変数の一種であるカテゴリ変数を含む場合でも効率的に最適化できる手法「CatCMA」を提案しました。カテゴリ変数は複数の選択肢から一つを選ぶような変数のことを指します。CatCMA は、材料開発における製造方法と温度・圧力パラメータの同時最適化や機械学習のハイパーパラメータ最適化など、連続変数とカテゴリ変数を含む数多くの実世界の最適化問題に適用することが期待されます。
<論文リンク>
論文サイトarXiv(運営元:コーネル大学図書館)でご覧になれます。
本論文掲載URL:
https://arxiv.org/abs/2405.09962
「CMA-ES for Safe Optimization」
<研究概要>
本研究では、評価によって機器の損傷などのリスクが生じうる解の評価回数を削減する最適化手法を提案しました。これにより、ドローンの自動操縦における制御パラメータの最適化などの評価に実機の利用が伴う実世界の最適化問題を、安全に解決することが期待されます。
<論文リンク>
論文サイトarXiv(運営元:コーネル大学図書館)でご覧になれます。
本論文掲載URL:
https://arxiv.org/abs/2405.10534
スキルアップNeXtについて
スキルアップNeXtは先端領域の学びと、組織作りを支援するサービスを提供しています。創業から展開しているDX/AI人材育成プログラムは、大手企業を中心として800社以上、延べ8万人以上の社会人や大学生などに教育を提供してきました。また最近ではGX(グリーントランスフォーメーション)人材育成プログラムを立ち上げ、企業のGX推進支援にも力を入れています。加えて、量子・Web3といった先端領域にも焦点をあて、人材育成の取り組みを始めています。今後も一層早まる技術革新のスピードや社会課題に合わせ、先端領域の知識をいち早く体系化し、日本企業の成長に貢献してまいります。
◆設立 :2018年5月
◆代表取締役:田原 眞一
◆所在地 :東京都千代田区神田三崎町3丁目3-20
◆事業内容 :
DX・AIを中心としたデジタル人材育成事業
データ分析・AI開発に関わるコンサルティング、システム開発事業
GX(Green Transformation)人材育成事業
DX・AIを中心としたデジタル人材特化型 採用支援事業
Webサービス開発事業
◆URL :
https://skillup-next.co.jp/